フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

自転車とリヨンの町の日常風景

避難小屋泊ハイキングが続き過ぎるので、リヨンの街角の風景で一息入れることにします。
今月は自転車が大ブームなので(^^♪ 週末などまとまった時間がある時は近郊の丘陵地へ行くこともあるし、1~2時間でリヨンの町の坂道をコースに取り入れて自転車を楽しんでいます。


最近考え付いたいいコースを紹介します。
自宅から10分ほどでまずは市内北東部に位置するテット・ドール公園の正面入り口前に。
117ヘクタールという広大な敷地内には無料の動物園やバラ園、ボート遊びもできる池などがあり、市民の憩いの場になっています。


さて、公園には今日は用がないので、橋を渡ってローヌ河の反対側にある上り坂をアタックします。長さ800mほどの坂で、平均勾配10パーセント、最大14パーセントになるのでトレーニングには最適です✨
この坂を登りきると、クロワ・ルスと呼ばれる市内北部の住宅街に到着します。大きなマルシェが月曜以外は毎日(特に週末は店が多い)出ることでも有名です。


マルシェの出る大きな通りを走り、ソーヌ河側に下りる坂道をダウンヒル!?
途中で見晴らしのいいスポットで相棒を激写。
そのまま下り続けると、中心街に到着します。


ソーヌ河岸からすぐのところにだまし絵のある観光名所にもなっている建物があります。
有名なのは、リヨン出身の著名人がずらりと描かれた一面ですが、なんかの撮影をしていたので、違う一面で撮りました。


リヨン名物の料理や食材が描かれています。
書かれている名前はすべて実在するお店や生産者の名前です。


老舗ショコラトリーの名物ガトー「プレジダン」もあります。
料理書も、ポール・ボキューズやアラン・シャペルなどリヨンやその周辺のシェフやお店のものです。


撮影がほぼ終わりかけてたので、控えめにボキューズシェフと一枚撮らせて頂きました。


この日は全体像が撮られなくて残念だったので、以前に撮ったものを載せておきます
👇うちの子(デミたん)の写真ですけど、どっちかというと(^▽^;)

「星の王子様」の著者サン・テグチュペリや映画の生みの親リュミエール兄弟など歴史に名を残したリヨン出身の著名人がバルコニーに佇んでいます。
さて、このすぐ裏にいいお店があるので寄っておきましょう。


見た目もクラシックでおしゃれなパン屋さんです。
昔からここにはパン屋さんがありましたが、時々持ち主が変わり、今のお店になったのは1年前からです。お店の名前は、この歴史あるパン屋さんをリスペクトしてるのか、常に同じ「ブーランジュリー・サン・ヴァンサン(河岸の名前)」となっています。


クラシック風なタイルが敷かれている以外はモダンで清潔感ある内装です。
お菓子はともかく、パンまでガラスケースにきっちりと入ってお客さん側と完璧にコンタクトを絶ったディスプレイはフランスでは珍しく感じましたが、コロナ渦以降にできたお店なので、それも当然かもしれません。


色々なパンがあるけど、普通のバゲットも十分においしいのでこれを一本買って帰ります。


クロワッサン類もおいしいのよね・・・


お店の前に停めていた自転車にいそいそと戻ります。
盗難防止チェーンはつけてるけど、街中ではいとも簡単に盗まれたり車輪とか部品だけ外されて持って行かれたりするので気が気じゃありません(・・;)


エスプレッソも買ったのでおやつタイムにしました。
プチ・ヒルクライムしたからお腹が空きました(^^;)


このあと橋を渡ってソーヌ河沿いに下り旧市街地に入り、先日紹介したようにフルヴィエール寺院という高台にある教会に登り(勾配11,50パーセント)下りてきて、おうちに帰る、というのが短時間で行けて適度に上り坂もある楽しいコースで、さっそく2度行ってしまいました。また別の面白いコースを考えたらご紹介したいと思います。


お読みいただいてありがとうございました。

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