鬼のコーチと知恵合戦

2020/02/21 05:52

年末に山小屋で知り合った山スキーヤーのＯさんにリハビリスキー合宿を開催してもらってすでに4回になります。これは2回目の合宿での一コマです。

この日は強風のためこの地方のスキー場ではどこもリフトが動かなくなり、自らのスラロームの訓練が中止になったＯさん。
「俺と息子はランニングだ。君は自転車でついてきなさい」
えっ。。リフトが停止になるほどの強風なのに外で何かするんですか？？

有無を言わさずわたし用の自転車を車にくくり付けるＯさん:(；ﾞﾟ''ωﾟ''):

トレーニングの前に注文していた息子さんのスキー靴を取りにスポーツ店へ。

お店から。お山が近いです。

土地柄、スキー用品コーナーは店の半分を占める勢いです。
馴染みの店員さんにわたしの怪我のについて説明しています(;^_^A　ついでに「誰かいい外科医知らんか？」とも💦

この後、Ｏさんや息子さんのスラロームの指導者Ｊさんちへ。

奥がＪさん。
手前は訓練仲間のＤさん。
Ｄさん、Ｏさん、息子さんの3人でここから町はずれの高台にある「憩いの森」的な所まで走って行って、そこでランニングや体力トレーニングをしようという試みのようです。

その場所を聞くと、距離はそこまでではないもののかなり坂を上がる必要があり、とてもわたしに付いていけるとは思えません(;´Д｀)
すると、体力的にＯさんやその息子さんよりだいぶ劣ると自覚のあるＤさんが「僕も上り坂をあなた達と同じスピードで走られるとは思えないから、みよんさんとふたりで憩いの森まで車で行きます」と提案して下さり、(´▽｀) ホッ

わたしに対してもＤさんに対しても何となく不満そうなＯさん。
「仕方ないなあ、じゃあ俺と息子が来るまでしっかりＤはランニング、みよんは自転車乗って待ってるんだぞ」と渋々了解(;^ω^)

Ｄさんとはスキー場で２、３回顔を合わせて挨拶したことがある程度で、色々お話しするの初めてです。地元のスキー場で働いていて、漫画が好きで柔道もしていたことがあるということで日本にもとても興味があり、車の中でも話が弾みました。

Ｄさんと「しかしかなりな坂道だよね。で、こんな強風なのにほんとＯさんってマゾだよね」とか言いつつ、坂になった住宅地を抜け、山道をしばらく上って憩いの森（イメージ😅）に着きました。

Ｏさんは「憩いの森のあたりは風がないはずだ」と言っていたけど、町中よりもひどい風が吹いています(@_@) しかも雨までぱらついてきました。

Ｄさん「じゃあ、始めるか・・全然やる気起こらないけど」
わたし「えっ。何言ってるの。今終わったとこやん。あなたはランニング、わたしは自転車。ほんとよく頑張ったよね！」
Ｄさん、爆笑。「・・・ほんと、僕たち根性あるよね＼(^o^)／」

自転車の括り付け方が同じだと疑われるので、ちょっと違うようにＤさんに括り付け直してもらいました(≧∇≦)

Ｄさんと車の中でぬくぬくとＯさん達を待ちます。
相変わらずの突風、雨は雪に変わってきました。
「これ・・Ｏさん達、上ってくると思う？」
「さあ、さすがにこの天気じゃ引き返してるんじゃないの」

完全に吹雪いてます(-_-;)雪も積もり始めました。
どうする？Ｊさんちに戻ろうか？もしＯさん達上ってきたとしても途中で拾えるし、とＤさんと話していると吹雪の中からＯさんと息子さんが到着しましたΣ(´∀｀；)

Ｏさん「寒い寒い！！」
Ｄさん「あの・・それで今からここでトレーニングとかするんですか？」
Ｏさん「なわけないだろ、帰るよ！」・・・(´▽｀) ホッ

車の中でＤさんが「僕は湖の回りを1周したあと腕立てを・・・みよんさんはその間、湖の回りをもう1周してました」とリアリティたっぷりにＯさんに話してくれました。
するとＯさん、わたしに「お城があったろ。見てきたかい？」と意表を突いた質問を投げかけてきました( ﾟДﾟ)
しどろもどろになりつつ「あっ💦あれね・・・結構きれいですよね。見学したりも出来るのかな」と無難な返事をひねり出しました(￣▽￣;)

Ｊさんちに戻って、最近のスラロームの世界大会だかなんだかのビデオをＪさんのコメント付きで見てから解散。

まだ日が暮れるまで時間があります。
Ｏさん「俺は坂道ランニング、君は自転車頑張ったから（罪悪感💦）今からご褒美に行こう」