フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

放牧の思い出のチーズ

10月末に始まったロックダウン。現在では緩和されながらも12月15日まで延長ということで自由の制限された生活は続いています。町の中、近所を行き来するのにはだいぶ自由が出てきましたが、愛しいお山の景色の中に身を置くまでにはあとしばらくの辛抱が必要です。


この不格好なチーズ。
これがタイムトリップ、というか空間移動に効果的なのです🎵
実は、この夏から秋にかけて足しげく通っていた知人Sさんの農家のチーズなのです。
いっぱいもらってたのですが、最後のひと切れになりました。
どうやるかといいますとですね・・・


ひとくち味わって目をつぶると、熟成カーブの様子、香りまで漂ってくる気がします。

農場主のSさん。
ひとつのチーズは30kgほどあります。


さらに想像で時間を遡ります。夏にこれらのチーズが作られたシャレー(山小屋)に思いを馳せます。

昔ながらの銅鍋で搾りたての牛乳を温めているところ。
搾りたては温かいので、そう時間がかかりません。


チーズ作りのシャレーと夕日に照らされたお山。


そして、そのミルクが絞られた放牧地にワープしてみます。
シャレーの真ん前のこともあるし、真夏だと少しさらに標高の高いところで搾乳していました。

シャレーから少し離れたところの場合、四駆の荷台にミルクを積んで下りてきていました。
牧羊犬の賢いオリちゃんとミルク。


そして、そのミルクを搾乳している場面に移動してみましょう。

移動搾乳ハウスの前で行儀正しく自分の番を待つ牛さん達。


そして、美味しいミルクを出すための美味しい食事を楽しんでいる牛さん達の姿を思い浮かべます。

夏の放牧地は青々とした牧草にたくさんの種類のお花が混じっています。
初夏から毎週のように花の種類が変化していくので、その時その時のミルクの味が微妙に違うのだそうです。


・・・と、チーズひとくち(では済みませんけど😅何口も食べてる💦)でロックダウン中でも架空の旅に出掛けられてしまう、空想が得意なわたしでした( ̄▽ ̄;)



さて、ロックダウン中で書くネタも尽き気味なので(;^_^A かつて泊まったり休憩したりしたことのあるフランスの山小屋を紹介していきます。


今日書くのは、2度テラスで休憩したことがあるだけなので中の写真はゼロで、書く意味あるのか?という気もしないでもないんですけど、絶景なところに建っているので、その写真だけでもまとめて見ていただけると幸いです。


エギーユ・ダルヴ山小屋(標高2260m、アルヴ山塊)
エギーユ・ダルヴというのはフレンチアルプスではちょっと有名なお山で、3つセットの尖った山頂が遠くからでもよく見えるのです。アルピニストにしか登られない山ですが、そこに行く人が1泊する場合に前泊する宿になっています。もちろん、それ以外の人も泊まれます(^^;)


2度目に行ったとき(2018年4月)はちょっと間違えて真下から登ったので急な斜面でした:(;゙゚''ω゚''):


これは11月に行ったとき。
山肌に沿った歩きやすい登山道があります(;^_^A


いかにも、アルピニストが泊まりそうな!?高いお山にありそうな建築の山小屋に見えます(わたしには)。


でも、意外とそんなに高い場所にあるわけでもなく、標高2260m。駐車場が1700m台だったと思うので、500mほどの高低差で簡単に来ることが出来ます。


山小屋のテラス席。


絶景過ぎます。ここを目的地にしてもいいくらいですね。
この時はここからさらに1100m登った頂上に行くときの休憩に寄りました。


山小屋を後にして。
ここはアルプスの他の山小屋と同じで夏の3か月間ほどしか管理人さんはいませんが、それ以外の時期でも2階のドアが開いていて(1階は雪に埋もれている期間もあるため閉めてある)、誰でも使用料分の小切手を置いていって使えるようになっています。一度、山スキーで来てみたいという野望を持っております(≧∇≦)
リハビリ頑張るで~✨



お読みいただいてありがとうございました。

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