フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

廃墟の要塞に登る

7月上旬に南仏にある峠道の国立公園エリアを出た辺りで車中泊した翌朝、ハイキングをしました。


駐車場から少し進んだ場所の看板。
前日、1ヶ月前の手術以来初めて本格的なハイキングをしたばかりでした。まあまあ歩けたのでそれよりも少し長い片道2時間、高低差550mというコースをチョイスすることにしました。もし痛くなりそうだったら途中でUターンする気満々です(⌒-⌒; )


30分ほど歩いたところから振り返って。峠が2715mと国内3番目の標高の峠道の2200m台から歩き始めています。目指す地点は峠からはだいぶ離れた稜線の少し高くなっている地点です。


登ってる斜面。難しいような場所ではありませんが、結構急なので足首の曲がる角度に限りがあるので地味にキツい…


ちょっと退屈な斜面なんですが(ついこないだまでろくに歩けなかった癖に贅沢言ってる💦)、お花がいっぱい咲いていて救われます。


ケルンも時々あります。


土&草の地面から時々石ゴロゴロ地帯になります。こういうところが手術前にはかなりきつかったのです、まあ今もちょっと痛いですけど、比じゃありません。スキーだとこういう凸凹がなくてスキー板を滑らせて登るから、足首に負担が少なく結構な高低差登れてしまうんですよね…滑り降りるのは特に歩いて下りるのより数段楽です。


ストックが岩の隙間に挟まるとか、とっても懐かしく感じられます🥺


振り返って。


サボテンっぽいジュバルブ。これがニョキニョキっと伸びて咲き始めると夏も本格的だなという気がします。


こちらは標高低いところから高いところまで見られる忘れな草。フランス語でミヨソチ・デ・ザルプと呼ばれています。


山の中腹にザーッと咲いていたのはチョウノスケソウ。夏の後半になると花びらが落ちて雄蕊がふわふわと残ります。

こちらは高山植物の花形⁈ジョンシアン(ゲンジアナ)。いくつか種類がありますが、一部を除いて夏の前半が旬の品種が多いです。


ザレ場が好きなお花、リネール・デ・ザルプ。健気に石の間から花を咲かせています。とても小さくて一見地味なのに、紫&オレンジという意外な組み合わせの色合いです。


稜線に近づいてきました。


稜線に到達✨
反対側には湖があります。


目的地まで秒読みです。


こちらもザレ場にしか咲かないるルノンキュール・デ・グラシエ。グラシエとは氷河のこと。氷河跡などのザレ場を好むからだそうです?


見えてきました…


間もなく目的地周辺です♩


着いた♩プルセット要塞跡。2757mの地点にあり、イタリアとも近いため見張りの重要な役割を果たしていたそうです。
看板にあったコースタイム2時間は長い目に書かれていたと思いますが、1時間55分で来られました。嬉しい😭


要塞の中&下山編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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