新しい友人Bさんと避難小屋での夕べ
夏の終わりに知り合って山友になったBさんと先月下旬に2度目の避難小屋泊ハイキングに出かけた時のお話です。
避難小屋へと向かう山道。
今回泊まったのはサヴォワ県ベルドンヌ山塊の標高1800m台にあるラ・ぺリエール避難小屋です。わたしは以前に2度泊まりに来たことがありますが、ここからすぐ近くに住むBさんはハイキング中に何度も通りがかりはするものの、泊まろうと思ったことがなかったそうです。
避難小屋内の階段。多くの避難小屋がそうであるように、屋根裏が寝室になっています。
マットレスだけでなく、毛布もいくらかある快適な避難小屋で建付けもよく、隙間風もなくとても居心地が良いのです。しかも駐車場から遠くないこともあり、人気があるため、わたし達が到着したのは夕方で最後の二人分のマットレスが空いていたのみでした。
夕飯ピクニックを兼ねた散歩に出かけました。行き先は、小屋と同じ名前のラ・ぺリエール峠で30分弱登ることになります。
ブルーベリーがいくらか残っていますが、しぼんでシワシワです。それでも、もちろんいくつか食べました。味が凝縮されていて(ドライフルールになりかけ!?)甘く感じられました。
峠から正面の山肌にぽつんと見えている小屋があります。
レ・プラチエール避難小屋です。ここは9月に次男も一緒にBさんと一緒に泊って翌朝近くの山頂にハイキングしたのでした。その時は避難小屋で待ち合わせをしました。
わたし達は今日の駐車場とは別のところから出発しましたが、Bさんは自宅から近いこちらの駐車場から歩いたそうで、行程自体は少し長くなったみたいです。
モン・ブランが美しい姿を見せてくれていました。
峠からはほんの一部しか見えていなかったので、よく見るためにもう少し高いところまで登りました。
すぐ手前に見えるのはボージュ山塊。サヴォワ県を代表する山塊のひとつですが、一部はオート・サヴォワ県にまたがっています。
良さそうな場所を探して晩ご飯にします。
ここで悲劇が。。。パンを避難小屋に忘れてしまいました(T_T)
ポテチがあったのでこれをパンだと思い込むことにします(;^_^A チーズはアボンダンスと山羊チーズです。それにサラミとインスタントスープ。
夕日を眺めつつ、質素ながら満ち足りた晩ご飯でした。
デザートはわたしが持って来た、行きつけのお菓子屋さんの胡桃&蜂蜜タルトです。Bさんも気に入ってくれました。
夕日に照らされた真っ赤なお山をバックに。
実は明日登る予定のお山の麓になります。
日が完全に沈みつつあります。寒くなってきたので避難小屋に帰ろう…
避難小屋の煙突から煙が出ています。誰か薪ストーブに火を入れてくれたみたいです。ありがたい♩
小屋前では他の泊り客達が焚き火を囲んでいたので寄せてもらいました。
うち3、4人の方と避難小屋情報やハイキング・山スキースポットなどのお話を1時間ほどしたのち、小屋に戻りました。
2日目に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。