フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

開通直後の峠道をロードバイクで登った

まだ2つ3つ先月のスキー記が残っていますが、今日は近況です。
この冬春のフランスは、日本とは逆で例外的に雪が少なかったので、数ある標高の高い峠道のオープンは例年よりもだいぶ早い目だと言われています。
頻繁にロードバイクに乗るようになったのが昨年の秋なので、再開通したばかりのまだ雪の残る峠道をヒルクライムする、というのは未経験で、夢見ていたことのひとつでした。


通常より2週間ほど早く再開通したサヴォワ地方のモン・スニ峠道(2083m)に、先週登ってきました。


実質的に峠道が始まるランスブールという町に車を停めました。


ランスブールから峠までは10㎞、高低差は682mです。
傾斜は全体的にきつくはなく、楽な部類の峠道とされているようです。


本当なら、もっと遠くから出発するのが理想的なんですが、欲張りのわたしは午後は周辺でスキーしようと企んでおり、お昼までには一度車に戻っておきたいので、自転車は最小限のコースにとどめておくことにしました。
ところで昨年秋に、全く同じ駐車場に車を停めて、別の峠道にチャレンジしています。
ヨーロッパ最高峰のイズラン峠(2770m)です。片道32,2㎞、高低差1461mとこの日のコースとは比べ物にならないレベルでした(^-^; 
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10月末の標高1300m台の駐車場の、朝の気温は3度。風も強くてめちゃくちゃ寒く、車から出て準備をしてるうちに「イズラン峠はやめて、もっと近くて傾斜もましなモン・スニ峠にしとこうか…」と脳裏をよぎった、というようなことを書いています。

今日はその日の妥協策になりかけた峠道に初挑戦なのです( ̄▽ ̄;)
ちなみに、イズラン峠道は現在、まだ閉鎖中。開通までしばらくかかるようです。


例によって、登ってる最中は足を付きたくないので、写真がありません。
撮れないこともないんですけど、自転車のスマホホルダーから携帯を外すのは片手でも出来ても、はめるのが片手では難しい。カメラが入ってるウエストポーチは、上着とかおやつとかぎゅうぎゅうに入ってるので、片手で出し入れはとても無理・・・
ただでさえ登るのが遅い初心者なので、せめて真面目に登るのに集中しています(^▽^;)


そういうわけで、いきなり頂上・・でなく峠です😅
モン・スニ峠、2083m。駐車場から1時間7分でした。
森の部分が8割くらいな感じで、森林限界を越えて10分ちょっとで峠に着きました。
平たい部分もない代わりに、キツい部分もなく、死にそうにならずに登りきることが出来ました。
3月半ばくらいからロードバイクで山道や町中のきつい坂を登るのを再開、この少し前には(ブログにまだ書いていないけど)もっと傾斜のきつい峠道や山道を足つきなしで登れていたので、まあ大丈夫かなとは思っていました。


カッコいい石碑があります。色んな峠に行っていますが(大抵は車で)、こんな立派なものが建ってる峠はむしろ珍しいです。


その少し先にあるこれが、ごく一般的な峠の看板です。
看板の下にあるのは自転車ホルダーでしょうか?
なんか色がちゃちい😓


ところで、周りのお山を見渡してみても、思っていたよりも雪が全然ありません。
前夜に峠周辺の山スキーのコースを調べていたのですが、斜面の雪が半分以上融けてしまっている感じなので(ここからは見えない部分もありますが)、午後にここら辺でスキーする案はなかったことに(;^_^A


その代わりに、この先にある湖の方も回ってみることにしました。


モン・スニ湖(標高1974m)。水力発電も行われている大きな湖です。
どのくらい大きいのかな、と今、ふと調べたら、琵琶湖の100分の1でした😅
でも、こういう山の中の湖としては、かなり大きいという印象を受けるんですよね・・・


午後のスキーがなくなって、いきなり時間がいっぱいできてしまったので、道路から離れてウロウロしてみます。
マウンテンバイクじゃないつーの( ̄▽ ̄;)


ところで、湖の数キロ先はイタリアになっていて、このまま進むと普通に行けちゃうんですが、その辺りは景色もここよりイマイチだし、結構下ることになるので、また登ってくるのが面倒(;^_^A イタリアまでは行きませんでした。


湖沿いの爽やかな道路👇

Lac du Mont-Cenis
車で何度も来たことのある道路だけれど、やはり自分で登ってきたという達成感と共に走るのは気持ちの良いものです。まだ10時前後だったこともあり、自動車もサイクリストさんも少な目でした。


後編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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