フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

熟練山スキーヤーふたりに鍛えられた下り

友人Dさんとそのスキー仲間Pさんは、共に山スキー歴25年以上。そのふたりに連れられてハイキングに行った時のお話です。目的地は、長くてキツくて、ポジティブなわたしでも挫けそうな気持になりました。


それでも、何とか到着した2824mの頂上。
今回初めてご一緒したPさん。
わたしがトロいせいで、もうとっくにお昼を過ぎています。帰り道も長いので、そろそろ下り始めなくていはいけません。


レッツ・ゴー✨
モン・ブラン(左奥)を眺めつつ下りていく贅沢さ😍


GoProの動画でご覧ください。
下り始めの15秒間👇

Mont du Fût 1


少し後の16秒間👇

Mont du Fût 2
その後、その裏側の斜面を下りていきます。


頭にGoPro付けて下りていくわたしをDさんが撮ってくれていました。
わたしに付き合って、Dさんはなだらか目(他の人も皆そこから下りてる)な場所を選んで下りてくれました。
こんな斜面でした👇

とはいえ、それなりに急斜面です。


見上げて。
状態の良い雪がいっぱいあったので、初心者のわたしでも特に怖くはありませんでした。

体の重心がついつい後ろにきてしまうのをDさんに注意されました。


一方、Pさんは誰も通っていない難しそうなところから下りてきました。
カッコいい😻
Pさんも、わたしの滑り方のフォームで気になったところをひとつふたつ指摘してくれ、この少し後からしばらく、もっとなだらかな斜面が続いたので、そこを利用して理想的なフォームを練習しつつ下りていきました。


この後どの辺を通って下りるのがベストか、男子二人考え中。


結構な急斜面であるばかりか、この後しばらくは雪の状態が悪く、ちょっと苦労しました。
地形や日の当たり方によって一瞬で雪の状態がガラッと変わるのが山スキーの難しいとことだと思います。急に雪の状態が変わると、バランスを崩しがちです。でも雪の色合いや、質感的な見た目からもある程度予想できるので、斜面をよく観察しながら下りていきます。


谷底まで下りてきました。
橋があってラッキー♡
行きには橋のない小川を、苦労して渡ったのでした。


川を渡った後、登りになりましたが、大した高低差ではなかったので滑り止めは貼らないで頑張って登ります。
そこを登り切った後は、とてもなだらかなところをしばらく滑りました。


そして、なんとっ・・・
その後は結構な距離、登らないといけませんでした。
写真の奥に写っている山小屋までです。
かなりなだらかなので、初めは滑り止めを貼らずにV字に歩いて登っていましたが、長くて疲れてきて、かと言ってもう少しのことだし滑り止めを貼るのは嫌なので・・・


いっそのこと板を外して、スキー靴で歩きました。
ズボズボと足がはまるのを懸念していたのですが、既に大勢の人がスキーで踏み均しているため硬くなっていて、ほとんど踏み抜くことはありませんでした。
ところでスキー板・・・


後ろを歩くDさんに持ってもらいました(≧∇≦)
奴隷ではありません・・・


行きにも前を通った山小屋まで来ました。
手前がPさん。Dさんは小屋の様子を覗きに行きましたが、鍵がかかっているようでした。
やれやれ、ここから駐車場までは下りオンリーですε-(´∀`*)ホッ


振り返って。
わたし達がいた山頂はもっと奥で、写ってもいません。遠っ💦💦


最後の数キロメートルは、除雪されていない道路です。


わたしとDさんは普通に道路をゆっくりと滑りつつ下りていきましたが、以前に一度来たことがあるPさんは、上手く村を避けて中央の斜面から下りてきました。


一部、平たくなったり、若干登りになっていたりするので、ストックで押しつつ進みます。


やれやれ、長かった・・・ようやく駐車場まで戻ってきました。
なんかまたわたしのスキーを運んでくれています(^^ゞ


つ、疲れた💦💦
この日の記録👇

距離・高低差ともかなりのキツさでした。
なんと9時間近くも雪のなかにいたことになります。


帰りに見えた、夕日を浴びるグラン・ベック(ヴァノワーズ国立公園)。
体力なくてヘロヘロなわたしに、嫌な顔一つせずに付き合ってくれ、滑り方のアドバイスもしてくれたDさんとPさんには大感謝です。


お読みいただいてありがとうございました。

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