フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

無理やりになってきたスキー合宿

1か月くらい前のお話です。
昨秋、自転車中に知り合ったCさんは、自転車だけでなく山スキーもたしなみ、何より避難小屋に泊まるのが大好きという共通点があって親しくなりました。


南仏寄りのアルプスの麓にお住いのCさん。
10時半ごろにお家に到着したので、遅い目の朝ご飯を頂いてからお昼前に出発することになりました。わたしは出発前にも食べているので、2度目の朝ご飯ですが、早い時間に食べたので少しお腹が空いていてちょうど良かったです。


出発地点の駐車場に着いたのがお昼過ぎ。
途中のパン屋さんで買ったピザを食べてから歩き始めることにしました。


出発地点の集落の教会を振り返って。


駐車場からしばらく歩いた辺り。
とてもスキーをしに行くとは思えない景色ですよね😅


出発地点の標高は1900mほどもあるのですが、さすがに5月にもなると雪は全然残っていません。4月中くらいまでなら、この辺りも雪がしっかりあって直接スキーで歩けるんだそうです。今日は雪のあるところまで1時間半から2時間くらいは歩く覚悟なので、運動靴で歩いています。
しかし、その場合スキー靴も担がないといけないという短所があります。今回もわたしのスキー靴も担いでくれているCさん。


30分くらい歩いた地点。少しずつ残雪が目に付くようになってきました。


クロッカスがあちこちに咲いています。


さらに進むと、急な斜面になってきました。


出発地点の集落が眼下に見えています。


小川に架けられたシンプルな橋を渡ると、まとまった量の雪が残っていました。


やっとここら辺から、スキーを担がずに履いて歩ける、と思ったんですけど・・・


あちゃ~、また雪が融けてしまっています。
数日前に来ていたら、おそらく何とか滑れるだけの量が残っていただろうに😞


広い谷に出ました。
ここまで1時間半ほど歩いたでしょうか。
この地点からCさんの知っている避難小屋までは30分くらいだそうです。


春から初夏にかけて岩場に見られるサクシフラージュ・ア・フゥイユ・オポゼが。


ここでようやく・・・


やれやれ~(;^_^A
1時間半以上歩いてようやく、スキーを履いて登ることが出来ました。
今シーズン最長のスキー担ぎになりました。ちなみにスキーを担いで登ることをフランス語のスキー用語で「ポルタ―ジュ」といいます。ポルテ(持つ、担ぐ)から来ています。


スキーを履いて歩きだして15分ほどで避難小屋に到着しました。
夏の放牧シーズンは羊飼いさんが滞在するので使えないけれど、それ以外の季節には避難小屋として使えるんだそうです。


こんなにポルタ―ジュが長いコースだからスキー客は絶対にいないと思っていたら、なんと一人の先客(右)がいました。
地元の方で、ここに3泊して周りの山にスキーで登りまくるんだそうです。


夕方編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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