フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

超久しぶりのスノーシューハイキング(後半)

1か月くらい前に、山友Cさんと避難小屋泊ハイキングをした時のお話です。
雪があまりない場所だったので、スキーではなくスノーシューを使いました。


Cさんのお気に入りの避難小屋だそうです。
それにしても小さい(^▽^;)
今まで泊った避難小屋の中でも圧倒的に小さいです。


避難小屋のドアからの景色。
先ほどは雪がちらついていたのですが、いつの間にか止んで青空さえ少し覗いています。


小屋にはノコギリがあるので、薪ストーブ用の木を切るCさん。
ここの標高は2300m台ですが、すぐ下がカラマツ林になっているのはラッキーです。
そのくらいの標高だと、森林限界を越えていて木を拾うのにだいぶ歩かないといけないことが多いのです。


薪ストーブに火を入れてお湯を沸かします。
ストーブがガス台のように使えるので、バーナーやジェットボイルは持って来ませんでした。


いつもの面々に登場してもらいました。
チーズは豪華に3種類もあります。あとはサラミとパン・・・
今日はスパゲッティも持って来ました。右上に写っている丸いケースにはCさんが自宅で作ってきた野菜の煮たものが入っています。


茹でたパスタと野菜のカレー味煮込みを混ぜあわせたものがメインになりました。
パン、サラミ、チーズ、インスタントスープくらいで満足してしまうわたしとは違って、Cさんはパスタとかジャガイモとか野菜、といったしっかりとしたものを山でも食べたいみたいです。


夕方はドン曇り(+雪)、その後も雲が多かったのですが、その後さらに晴れてきたようでお星さまがきれいに見えていました。


翌朝。まだわたしがゴロゴロしている間にCさんが薪ストーブに火を入れてくれていました。


わたしに出来ることといえば、朝ご飯の準備でしょうか(^▽^;)


この日も、みよん家で最近大ブームの手作りパン・デピス(スパイスケーキ)を持って来ました。
朝ご飯をゆっくりと食べた後は荷造り、小屋を掃除して出発しました。


小屋から稜線へ向けて歩いていきます。


薄い水色が可憐なわすれな草が小屋の近くにいっぱい咲いていました。


フワフワの糸のようなものが時々地べたに・・・。
Cさんいわく、今の時期シャモア(野生の山羊の一種)の毛が生え代わる時期でこうやってまとまって抜けた毛が落ちているんだそうです。


ゲンジアナのつぼみが。


こちらもゲンジアナの一種です。


紫や黄色のパンジーもあちこちに見られました。


アネモネの一種で、駐車場の辺りまでずっと咲いていました。


峠に到着しました。
ここからしばらくはスノーシューが活躍することになります(^^♪


この辺りの写真だけ見ると、まだまだスキーできそうな場所に見えますが、ちゃんと雪が残っていたのはここの斜面だけでした。ここをひと滑りするだけのために、重たい目をしてスキー板とスキー靴を1時間半以上担いで登ってくる元気はありません(^-^;


雪原を渡り終えた、標高の低い辺りに咲いていたお花達。
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これは、マーモットの穴です。
遠くを走っていたり、立ち止まっているのは見かけましたが、残念ながら写真に撮ることはできませんでした。


小川で飲み水を汲むCさん。


カラマツの芽・・・というんでしょうか、松ぼっくりになる前の段階のものです。
Cさんがアルコールに漬け込むと言うので、いくらか摘んで帰りました。確かに、南寄りのアルプス地方では特産品として道の駅なんかでカラマツの芽のアルコールというのを見かけます。


避難小屋から2時間くらいで、駐車場に戻ってきました。
本当なら、小屋から少し歩いて登れる辺りにも寄り道するつもりだったんですが、お天気が今一つだったので、やめておきました。


おまけの一枚
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ハイキングから帰った後、ご近所さんとカラマツの芽をアルコールに漬け込んでいるCさん。


お読みいただいてありがとうございました。

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