フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

スキー担ぎの最長記録が出た

日本も暖冬のようですが、この冬のフランスは雪が少ないです。
あるところにはそれなりにあるようなのですが、先週末に山友のCさんが企画してくれた2泊3日山スキー旅の地方は4月か?というくらいの雪のなさでした。


標高約1200mの村の駐車場に車を停めます。
フレンチ・アルプスの南部では今年に入って、それらしい積雪は3度くらいしかないそうです。暖冬で真冬でも気温が高く、標高1000m以上もあれば通常なら雪になるのに、今年は雨のことが多いのだとか。


歩き始め。
単にスキーを楽しみたいだけなら、もっと標高の高いところまで行ける道路は結構あるのですが、今回の目的は避難小屋で寝泊まりすることもあるので、ふたつの避難小屋に泊まって周回できる、人の多過ぎないマイナーなエリア、ということでCさんが考えてくれた行程です。わたし以上に人が多いのが苦手なCさんです。一度のハイキングで合計4~5人とすれ違おうものなら「ものすごい人出だった」と言いかねません(;^_^A


雪の「ゆ」の字もない野原を歩きます。
出発前には「1時間半くらいはスキー担いで歩くことになると思う」と言われていたので、それなりの覚悟はしています。今までで、雪のあるところまで1時間半から2時間くらいスキー板担いで歩いたことは何度かあります。避難小屋泊ハイキングの時か、シーズン初めや終わりの雪の少ない時でした。


もうスミレが咲いていました。
2月に見たのは多分初めてだったと思います。


30分くらい登って初めて残雪がありました。
今回たくさん歩くことが分かっていたので、運動靴持参です。避難小屋内でも便利ですしね・・・


1時間半くらい歩いた地点にまとまった雪がありました。
「言ったとおりだ♪スキー履けるかな」と言うと、Cさん「ちょっとまて・・・」


わわっ、カーブを曲がるとまた全然雪がありませんでした_| ̄|○


2時間ほど歩いた地点・・・
今日もロードバイクのアクセサリーメーカー「EKOI(エコイ)」のシャツとサングラスです(^▽^;)


雪原、と呼べるだけの雪が残っているところにでてきました。


ようやくスキー靴を履き、板で歩くことができます。
荷物が軽くなるのが嬉しいです(^^♪
しかし、5分も経たないうちに・・・


なんとまたまた、夏山に戻ってしまいました😭
これ、スキーしに来てるって言えるの??
というセリフがぐるぐると頭の中を回ります。


出発が11時45分ごろと遅かったのもあり、既に午後2時になりつつありお腹が減っています。とりあえずランチにすることにしました。
パスタ、ゆで卵、ボーフォール、サラミとパン、クラッカーです。写真にはないけれどオレンジもありました。


ランチ後、15分ほど歩いてようやく本格的に雪のあるところに到着しました。
2時間半近くもスキー板を担いだことになり、これは恐らく今までの最長記録でした。


振り返って。
駐車場からこんなに長く歩かないと雪にありつけないエリアというだけあって、全然誰もいないし、最後の積雪から2週間くらい経っているというのにトレースのひとつもありません。


緩やかな斜面を登っていくと、奥にいい感じの稜線が見えてきました。


わたし達は、左側の稜線のうちで一番近い部分に登ります。


頂上の十字架が見えてきました。


頂上は2430mなので、駐車場からだと1200mほど登ったことになります。
この後、避難小屋がある反対側(写真では右側)に下りていきます。
わたしはもちろん、Cさんも初めての避難小屋で楽しみです(^^♪


1日目後半に続きます。
お読みいただきありがとうございました。

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