フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

避難小屋泊ハイキングにハプニング

山友Cさんとの先週末の2泊3日山スキーハイキングで、ハプニングと言っていいのか、アクシデントと言っていいのか迷うようなことが起きてしまいました。
ただでさえ、駐車場から雪のあるとことまで2時間半近くもスキーを担いで歩くという大変な出だしだったのですが・・・


2400m台の山頂から避難小屋に向けて下りていく最中。
わたしはもちろん、避難小屋マニア!?なCさんも今回が初めてのところです。


頂上から見えていたので、大体目指して下りていった結果、無事に迷うことなく到着しました。先に着いて小屋の周りをぐるっと歩いたCさん「あかん。閉まっとる」
は???( ゚Д゚)
  
今まで何度もあちこちの山で避難小屋に泊まったことがありますが、登山客でほぼいっぱいだったり、小屋の状態が思ったよりも悪かったことはあったにしても、小屋自体が閉まっていて泊まれなかったことは一度もありません。
「どっかに鍵が隠してあるんと違うん?」
「隣の物置小屋では寝られない?」と可能性を探りますが、鍵はどこにも見つからず、物置小屋のドアは開いていたものの、地べたには水が溜まっているし、寝られるスペースもありません。


オレンジのは、Cさんのスコップ。
周辺には他に避難小屋はないので、人生初の雪山野宿をすることになりました・・・


物置き小屋から、野宿するのに使えそうなものを探すCさん。
この小屋は夏は羊飼いさんが滞在するようで、放牧に使う機材や古いマットレスなど色々なものが放り込まれています。


この時、風があって寒かったので、屋根素材っぽい物でベンチの横に風よけを設置しました。おもいっきり日本語が書かれたビニール袋の中にはパンが入っています(^-^;


板などを使ってテーブルも作りました。


少し下に川があるので、水を汲みに行くCさん。
標高2000m以上もある山では、大抵は冬の間、川は雪に埋まってしまっているので、これは雪の少ない冬の良い点とも言えるかもしれません。


ザックにいいものが入っていました。
Cさんにも分けてあげようと思いつつ、全部食べてしまいました😂


Cさんが戻ってきました。
ペッツはなかったことに😅


暖かい日でしたが、日が沈むとどんどん寒くなってきて、持って来た服すべて着込みました。全部で6枚、うち2枚はヒートテックです。
「暑すぎるかな」と思って着てきた厚めの上着、まさかの野宿には大正解でした。


ヘッドランプで夕食の準備です。
茹でジャガイモとモンドール(チーズ)🎵
こんな状況だけど、ご飯は結構豪華です😂


Cさんが汲んできてくれた水を沸かして、インスタントスープを。


焚火をしちゃいました。
とろっとしたモンドール。


鍋にジャガイモとモンドールをぶち込みます。


フォンデュみたいに融けました。


ものすごい量ありましたが、ふたりで完食(^▽^;)


寝る前に、明日の朝ご飯の飲み物用の水を汲みに行ってくれるCさん。


まずは除雪された地べたにビニールシート、その上に板とマットレス(納屋に入っていたものを活用)、その上にエマージェンシート(自分たちのもの)。


そして、その上にエアマット。
これで地べたからの冷えはかなり防ぐことができました。
真冬用のシュラフだったので、凍えることなく案外ちゃんと寝ることができました。


2日編に続きます。
お読みいただきありがとうございました。

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