フランスで山歩き

仏中東部リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

10連勤明けはやっぱりスノーシュー!

ひとつ前のハイキング記(12月4日)から11日経った12月15日のハイキング記です。この間なんと10日間連続勤務でした(;´д`)少し疲れ気味というのは事実でしたが、そんなときこそお山にGO!です。どこが痛いというわけではありませんし、うちでゆっくりするのは体的には休まるのでしょうが、精神的には自然にどっぷりと漬かりたい気持ちでした。


行先は秋にソロキャンプで来て以来ちょっと久しぶりのボーフォータン山塊です。秋に来たエリアはとは異なる、山塊の一番南に当たる部分です。標高1200mくらいから道路わきに雪が目立ち始めました。


この日は大体どこも晴れの予報でしたが、ただ気温が低かったのですが仕方ありません。
上の画像はわたしが一番信頼しているメテオ・フランスというお天気サイトのアプリに登録している30か所ほどの😅ハイキング出発地点近くの町のいくつかです。どこもマイナス10度前後・・・しかも標高が上がるともっと寒いということですね・・・(;´・ω・)



既に3度来たことのある標高1400mの地点にある駐車場です。すぐ手前にノルディックスキーの事務所兼レストランがあるので道路が除雪されていることが確実なのが助かります。
この日は土曜日。翌日の日曜は雨の予報だったので、ハイキング客は今日に集中するかなと思ってましたが一番乗りでした😅 周辺にノルディックスキーだけでなく、山スキーやスノーシュー向けのコースもあるため林道の駐車場としてはかなり広いです。


案内板もあります。なーんもないとこから出発することも多いので、こういうのがあるということは「人が結構来る=トレースもあって歩きやすい+迷いにくい」という嬉しい予感がするものです。ここから出発するのも4回目ともなれば、駐車場付近の道の感じは把握しています。ここに初めて来たのは記念すべき初ソロスノーシューの時でした。今日は違う方面に歩いていくつもりです。


わたしが歩き始めたと同時に一台到着しました。ほんとなら挨拶くらいしたいところですがもう歩き始めていたのでそのまま進んで行きました。こんな早い時間ということは多分山スキーヤーさんだし、彼らみんな歩くの早いからどうせ抜かされるのでその時に挨拶できるでしょう。


しばらくは除雪されていない林道を歩きます。雪のない時だと車で行ける最終駐車場がこの先にあるのです。・・・するとビックリ、さっきの車が再発進してこちらまでそろそろと走ってきました(@_@)いや。。そりゃ無理だって・・すぐ坂になるし夏の最終駐車場まで停めるスペースないし~! 自分でも無理と気付いたみたいでバックで戻って行きました。でも分かります、少しでも先まで車で行きたい気分😅
結局この人達(初めに話し声も聞いたので2、3人だったと思います)、違う方向に歩いて行ったのかショートカットの仕方が違ったのか単に歩くの遅い人たちだったのか分かりませんが、出会うことはありませんでした。


日の出前の青白い空。山歩きをしていて大好きなもののひとつです。


確かこの日の前々日までお天気が良くなかったので結構新雪っぽいです。木の枝に雪が乗ってるのはビジュアル的には美しいけど、そういうときって地面が新雪ズボズボなんですよね・・・でも毎日お天気悪かったのに、たまたま休みの日が晴れてくれたので文句は言ってられません。


次の分岐は最終駐車場の地点でした。ああっ。久しぶりに見る「スノーシューの奴は低いあたりウロウロしとけや」看板ですっΣ(・ω・ノ)ノ!そしてポールが杖のように見えるという。。バカにしてんのか? 屈してなるものか・・・わたしはスノーシューでも山スキーと同じコースを行くで~~ヽ(`Д´)ノプンプン


正直・・雪はしんどくて苦手だけど、木にこんもりと積もった雪はかわいらしいです。


寒いものが・・・ブルブル💦表面が凍った小川です。この日、行きも帰りも何度となく小川を越えました。


ボーフォータンは放牧が昔から盛んで、標高の結構高いところにも放牧業の人たちが昔は使っていたシャレーがあります。1軒だけのこともあれば数軒集まってプチ集落のようになっているところも。今では放牧に使われているのは僅かで、別荘になっていることが多いようです。放牧や林業の方、シャレーの持ち主以外は車を乗り入れることができない林道が2000m近くまで続いているところがたくさんあります。


木の茂ったゾーンを出てきました。


開けたところは少し風があって、もともと気温もかなり低いので寒い~
最近買ったばかりの強盗マスク登場です。もう二つ持ってるんですが、どちらも息が苦しいのでふわっとしたやつを買ってみました✨


ズボズボは逃れられないようです。既に疲れた・・・


ボーフォータン南部のいいところは谷のすぐ向いがヴァノワーズ国立公園と接していることです。ヴァノワーズは多くの3000m級が連なるフォトジェニックな山々。正面に見えているのは北部では一番高くなっているモン・プーリ(左、3779m)とベルコット(3417m)。この日の背景の主役となります。




絵になる景色が多くてついつい振り返っては写真を撮ってしまいます、似たようなのばっかり(;^_^A 前述のヴァノワーズのベルコットと、奥にとがっているのはアリエ。


基本、シャレーを持ってる人達用の私道のような林道を歩くのでもいいのですが、大きくジグザグになっていてやたら距離がかかるのでショートカットしていきます。スキーヤーの方がショートカットした跡があっこちにあるので(みんな好き勝手なところから歩いています😅)それらの中から歩きやすそうなのをチョイスして進んでいきます。


木のある所に入ったり抜けたりしているうちに、モン・プーリとベルコットの間からお日様が上がってきました(≧∇≦)きれい・・・


雪が明るく照らされます。


いいとこにシャレー持ってる人がいるものです。うらやましい・・・


雪にオレンジの木漏れ日がきらきらと。時々さり気に小川があるのではまらないように注意です(^-^;


寒々と青白かった空が一気に濃い青色に変化します。予報通りの素晴らしいお天気です。薄暗い時から歩き始めても日の出のころには大抵まだ視界の十分に開けたところには着いていないことも多いですが、せめてこうやって空の色の変化を楽しむことはできます。


また林道に交差した地点に十字架兼集落の名前が入った看板?が。レ・マレシェ。まだ1800mか・・駐車場からちょうど400m。1時間15分かかっています。


森を抜けて広々としたところに出てきました。スキーヤーさんたちのトレースがあちこちに見られます。


登りはじめ。


もう・・ズボズボを通り越えてズルズルとラッセルする感じです(~_~;)


あちこちの方向から登っていくトレースがあるのでどれが一番いいのかよく分からないので、自分なりに見て一番無駄にアップダウンしていないところを選んで歩いていきます。


ところで・・ドンくさいのでちょっと勘違いして(@_@)上の画僧の右に写ってる山の左側の麓というか峠みたいな地形のところを目指して登りかけたのですが(そっちに行くトレースもあって)、なんかおかしいと気付いて地図を確認(遅っ💦)、この山の右側の谷を通らないといけないことが分かったのですぐに方向修正です。
ところで上の画像に人の足跡のように写っているのは、近くで見るとずっと小さくておそらくシャモアかなにかの足跡のようでした。


上の写真の左に写ってる谷をさらに左に進むのが正しいです。なのでそちらに向かいます。


さっきわざわざこっちに向かった自分のトレースに合流。ただし自分のトレースは下からきているので少しだけここを歩いて後は写真で言うと左上のほうに向かいます。


谷の反対側には2度登ったことのあるモン・ロッセ(2449m)。頂上は左奥になります。ただし、2度ともそれぞれ、こことは違うルートから登りました。
ここ西側の斜面から登るのはポピュラーではないせいか、トレースもスキーの人がひとりとスノーシューの人がひとり分あるだけです。それにしてもスノーシューの人、下りのトレースだと思うんですが、とんでもないとこ通ってるな💦ちょっと間違ってるというかベストでないとこ通ってます…でもわたしもよくやるので親近感持っちゃいます( ̄▽ ̄;)


正しいコースになっている谷間の始まる地点にやってきたところでちょっと考えます。


モン・ロッセには2度登っているので、今日は左の黄色い線のルートを歩くつもりでした。この周回コースでもモン・ロッセは通りますがが、2494mのシャルボニエール峠が最高地点になります。右の水色のモン・ロッセの周回に比べて距離が長い&アップダウンも少しはあると思います。モン・ロッセの駐車場からの高低差はアップダウンを計算しないと1050mほどです。
今日も雪が柔らかくて歩くのに体力がいることを実感しつつ目の前の景色を見て不安になってきました。日の暮れるのが1年で一番早い今の時期に、何時間かかるのか分からないコースに挑戦するのか、わたし・・・??
いつもは悩んでも割と一瞬(5秒以内くらい)で答えが出るんですがかなり迷いました。30秒くらい(^▽^;) 。結局、高低差的にはあまり変わらないけど距離的には短いモン・ロッセでお茶を濁すことに満場一致(^^;) 2回登ってるといってもルートが違うし、頂上からの眺めは最高でした。ちなみに2年前、初めて登った時は曇っていてイマイチでした💧
シャルボニエール峠周回コースは日が長くなる3月か、もし雪が十分に残っていたら4月にでもチャレンジしてみたいと思います。


道迷い解消&今日の目的地が楽なほうに変更されたことで(正直、行先決めた昨日の晩からずっと、車の中でも不安でした)安心感からかお腹が空いてきました(;'∀') ミニ・デニッシュを3つおやつにいただきました。座れるところがなかったので立ったままでした💧


既に峠周回コースに向う方の斜面を歩き始めていたので、川を越えて反対側に移らないといけません。落っこちないようにしなきゃ・・・去年の春にボーフォータンで雪の下を流れる小川に両足突っ込んで(浅い川でしたが、靴を濡らすのには十分😓)えらい冷たい思いをしたので慎重にちゃんとつながっているところを探して渡ります。


歩いて来た方向を振り返って。


谷底からズンズン登ってきました。


先ほど向かいの斜面から見えていたスキーヤーのトレースの通ってるところに合流しました。この辺りは緩やかな傾斜なのですが、やはり雪が柔らかくてそれなりに疲れます。


振り返って。標高が上がるにつれ遠くの山が見え始めました。これが嬉しくて登っているというのもありますね。


すぐお隣のカッコいい方はポワント・ド・ラ・ポルテット。右に少し見える稜線、グランド・パレにつながっています。その中腹には湖があるはずなのですが、今の時期雪に埋まって全く見えません。夏に来たら美いことでしょう。とかいいつつ、真夏は他に登っておかなければいけない😅高い山がいっぱいあるのでなかなかボーフォータンに足が向かうことはないのですが。。ほとんど冬にしか来ないのがボーフォータンです。なだらかで雪崩の危険の少ない山スキー、スノーシュー向けのコースが多いのです。逆に言うとそのなだらかさが、夏には魅力的には映らないという💦


向かいの急斜面。ほんっとうに急だけど、山スキーヤーさんが滑った跡がいっぱいあります。みんなすげぇ・・・左上の陰になってる部分とか、ほとんど垂直なんですけどね。。


と思ってると、ちょうど一人のスキーヤーさんが滑り降りてくるところでした。時折止まりつつも軽やかに滑り降りていかれました。


クレイジーなスノーシューの人のトレース(^^;)にも近づきつつあります。ほんっと、この人なんでこんな急で岩の飛び出た歩きにくいところ通ったんだろう・・・もう少し下はなだらかなのに。。謎です。まぁわたしも度々色んなところに謎のトレース残してきてると思うんで(歩く場所考えるセンスなくて)人のこと言えないんですけどね。


やれやれ。だいぶ登ってきました。北エクランの山々が奥にだいぶ見えてきました。この10日前に行った山もエクラン国立公園でしたが、もっと南部のほうでしたのでここからは見えません。


進行方向。ただし、たしか見えてるとんがったのは山頂じゃなかった気がします。なんかもっとまるかったような・・・まあいいです。方角的にはそちら(真北)を目指すのでいいので、今のところそちらに向かいます。


右側はこういう感じです。左のとんがりの低いほう、これは2400m台ですが記念すべくソロ初スノーシューの目的地でした。高低差的にも1100くらいで、今日のコースと大体同じです。ただ、他のコース(例えばこことか)に比べるとひたすら真っすぐ登るだけの部分が多くてちょっと退屈かも。でもその時は初めてひとりで歩く雪の世界で最高の青空、景色もきれくて退屈なコースだとかは全く思いませんでした。


目的地を近いところに変更したため、時間的な余裕があります。トレースのないところまで行ってみたくなり、稜線というほどでもないけど、一番高くなっているところを歩くことに。


朝っぱらから見ているけど、美しいヴァノワーズの面々。トレースのない雪とともに一枚撮りたかったのでした。


ははぁ、あちらです、頂上は。奥の高くなっているところでしょうか。


自分のトレース。相変わらずこのはまり加減で、体力消耗します。距離短いコースにして良かったと何度も実感しました。


モン・プーリの麓に見えるのはラ・プラーニュのスキー場。この辺りでは規模が大きく結構有名です。


進んでいるとなんか見えてきました。
頂上だ・・と思ってたのが偽ピークでした(-_-;)


まあいいです。きれいな景色を堪能する時間が増えたと思って喜ばなきゃ(≧∇≦)💦


そしたらまたその後ろからなんか出てきました。ちきしょ~~いくつ出てくんだよ。。


でも・・もうさすがに。。


はい、もう行き止まりです(^▽^;) 頂上の看板が立っています。
奥にそびえる特徴的な岩はボーフォータンのシンボル的存在でもあるピエール・マンタ。


行き止まり、というか最後は少し稜線の続きがありますが低くなっていきます。


モン・ロッセ頂上(2449m)\(^_^)/
右奥はボーフォータン山塊最高峰のロワニェ(2995m)。中央はエギーユ・ド・ラ・ノヴァ(2893m)。



後編に続きます。

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