フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

久しぶり(2週間弱ぶり)にお山へ♪

先日やっと書き終えた年始の2泊3日ハイキング旅行の翌日から9連勤でした(^^;) 待ちに待った久々のお休みの日曜日のお天気は☟これ・・・


雪、しかも強風。。つまり吹雪いているってことですかい(T_T) 
しかし、その次の休みの水曜は晴れマーク出てますよ(^^♪このまま天気予報が変わらないことを祈る・・・


で、迎えた火曜夜。その間天気予報は何度か変わってきたものの、最終的には1日中晴れの予報\(^_^)/ しかも大体どこの山もです。そうなると逆に難しいのが行き先選び。お天気よい地方が限られてるほうが消去法で行き先を探しやすいのです・・・


下の画面、これは最近参考にしている山スキーのサイト。わたしはスノーシューですが、山スキーの初級、中級くらいのコースを歩くことが多いのです。一般的にスノーシューのコースで検索すると森の中や野原をウロウロして終わり、というのが多いので💦 スノーシューでも爪がほとんどないようなものもあり、そういうのを使う場合は斜面を登るのはキツいので平らなところを散策、ということになるのでしょうがわたしは冬でもそこそこ高いところからの景色が見たい!のでスノーシューも爪がしっかりしたものを使っています。


コースを検索するには、県または山塊名を入力、あとは高低差や難易度などを入力すると範囲が限られてきて探しやすいです。ちなみに難易度は登りと下りの難易度があります(スキーの人用なので)。最近行った人の投稿なんかも参考になります。


サヴォア県(複数の山塊があります)の高低差1200m以内、難易度は簡単、という条件で入れてみたら240くらい出てきました(*_*)お隣の県、イゼール県を調べても同じことです💦 ただ、林道から出るコースも多く、除雪具合によって300mとかの高低差が付け足されることにもなるので注意が必要です。見てたらあっという間に1時間以上経ってしまい、これ以上迷っていると寝るのが遅くなり過ぎるので結局去年1度行ってるところに決めて荷造りをして寝ました。


高速をサン・ミッシェル・ド・モリエンヌで降ります。もう何度も通ったことがあるテレグラフ峠が近づいてきました。スキー場がこの先にふたつあるので冬でもしっかり除雪されている状態の良い道路です。


テレグラフ峠の看板。Valloireヴァロワールはこの先のスキー場、Galibierガリビエはこの地方を代表する3228mの山ですが、山そのものよりツール・ド・フランスがよく通るガリビエ峠(2642m)のほうが有名でしょう。
スキーヤーの像はなんと藁葺き。1年ごとに違うモデルに作り替えられています。この前は2年連続でサイクリストの像でした。スキーとサイクリングのメッカということですね。


峠道路が近づいてくると開通しているのか閉鎖されているのかが表示されています。ガリビエ峠閉鎖、その下のガリビエトンネルは峠の手前で迂回して近道できる道路ですが、これも閉鎖。昨年10月末に閉まりました。開通するのは除雪作業の状況によりますが大体6月初めくらいが多いです。


ふたつあるスキー場のひとつ、ヴァロワールを通過。


ヴァロワール村のあとも道路沿いにスキー客向けのシャレーや滞在型アパートがしばらく並びます。そこを抜けるとのどかな普通の田舎道になります。


もうおなじみになってきた「おやすみ(Bonnenuit)村」。夏のパーキングは道路の右手にあるんですが、少し低い位置にあり除雪されていないはず。確かもっと先の別のパーキングに停めるんだったよな・・と徐行してると、夏のパーキングへ下りるあたりが微妙に除雪されており、そこに可愛いSUZUKIジムニーが雪を30センチくらい屋根にかぶって駐車してあったので「え、そこいける??」とバックしてみましたが(ここに停めたほうが近い)ジムニーだとOKだけどデミオには無理かもしれないので(^▽^;)大人しく以前にも停めた冬用の駐車場へ。


ここだここだ、左んとこです。


誰も停まってません。一番乗りだ\(^_^)/
道路を見ていると軍隊トラックが一台通り過ぎていきました。道路の除雪はこの少し先までしかされていませんが、近くの山の中に軍事施設があるため訓練の兵士たちとすれ違ったりすることが多いエリアです。今日は誰もいなくて(´▽`) ホッ(いや、なにが…)


しかし、軍の車両だと思われるチェーン付きでっかいタイヤの跡がΣ(゚Д゚)


駐車場は1670mの地点です。冬にこの標高まで普通に来られるのはありがたいです。


道路を横切り、まずは少し下ることになります。あれ、1台の車が隣に停まりました。平日だけどそこそこ人気ゾーンなので不思議はありません。山スキーヤーさんかな、どうせすぐに抜かされるんだろうなぁ(-_-;)


1656mの地点にある橋。
橋の手すりを見るとつい最近に雪が積もったことが分かります。天気予報では日曜と月曜の午前中も雪だった様子です。前日ってわけじゃないけど、2~3日前だとまだ十分にズボズボなはず(トレースなかったら特に)・・・今日はそれを覚悟して来ています💧年始に行ったところはほとんどズボズボな目には遭わず楽勝過ぎたので、それもまたいいだろう…修行だと思って臨みたいと思います。


川の周辺の岩々が雪を被ってこんもりしていて可愛い・・雪見大福(懐かしい)っぽいです😻このきれいな景色のところで空ピンクも見られてラッキー。


前回の降雪から2、3日なのにもうスキーヤーさん達のトレースがあり森の部分は歩きやすかったです。


少しずつ急になってきます。


おおっ、スノーシュー足跡が。帰りの足跡です。✨スキーの跡しかないときが多いので仲間がいて嬉しい♬


ボンニュイ村が谷の向かいに。少し下って登ってきていることが分かります。


めちゃくちゃ急になってきました(;´Д`) ヒーヒー言って登ります。そうだった・・・ここはまず最初にコース最大の傾斜があるんでした💦



上になんか見えてきました。左の端っこには屋根らしきものも。


右手の景色。あっという間に森林限界越えられるのもこの場所の嬉しいところです。


レ・ゼギーユ集落(1845m)の隣を通過。シャレーが3軒ほどだけのプチ集落です。もしかしたら昔はもう少しあったのかもしれません。急な斜面だったけど、あれで短時間で200m近くも標高を稼げたんだからありがたく思わなきゃ(;'∀') 今日の全行程の高低差は1200mちょいなので、もう6分の1は登ったことになりますよ✨


正面の景色。ここを登りきるといいものが見えてくることが分かっています♬


あ、見えてきた😻3つセットの尖がり山、エギーユ・ダルヴの高いやつふたつです。それと同時にさっきの車のスキーヤーさん(多分)に抜かされました(^-^;
中央にポツンと写っているのはシャレーなんですが、1年前に来たときは駐車場でこのシャレーの持ち主の方と会ってシャレーまで一緒に登ってきました。


夏のコース看板。この先真っすぐ行くとエギーユ・ダルヴ山小屋、そしてアルピニストさん向けのエギーユ・ダルヴ(3514m)、そうでない人でも登れる(コース外ですが)エギーユ・ド・レペスール(3230m)方面です。夏は斜面の登山道を歩き、冬はもっと低い谷底らへんを歩くことになります。
簡単な後者でも駐車場からの高低差は1600m以上になります。まだ雪の少ない初冬に1度、雪はたっぷりでも全体的に硬くて歩きやすかった昨年4月にスノーシューで登っていますが、新雪ズボズボで日もまだ短い今の時期はわたしには厳しそうなので、そのすぐ近くに位置する2865mのポワント・デ・ラティ̪シエールでお茶を濁すことにします(^^;)


同じ辺りの景色、雪がないとこんな感じです。初めて来たとき、確か11月末とかだったかと思いますが、2400mとかくらいまで行かないと雪はなかったので普通の登山靴+アイゼンで大丈夫でした。


谷底になるので小川が流れています。これが下っていって(ほかの小川も合流するのかもしれませんが)、先ほど橋を越えた川になるんですね。


日陰で分かりにくいですが、山スキーヤーさんのトレースがあります。右手に写っているのはシャレーの廃墟。これも地図には載っており、山スキーコースとしてはこの廃墟周辺を通過してぐるっと左に旋回するのが一番なだらかに簡単に登れるようで地図にもそんなラインが引っ張ってあります。前回はその辺から下りてきました。


しかし。廃墟シャレー(右端にちょこっと写ってる)そしてスキーヤーのトレースから遠ざかっていくわたし✨
今日も帰りはそっちでいいと思っています。ただ・・往復で同じところを歩きたくないのです。全体になだらかな山なのでいくつでも可能性があるのです。前回はその中でもちょっと急で岩も出てる多分一番イヤな斜面から最後頂上に向かってしまったので、そこは避けつつ、でも一番ポピュラーなところとも違うへんから登りたいと思います。


覚悟はしていたものの、やはりズボズボです・・・


ズボズボなばかりか、たまに岩々も雪の下に隠れていてそういうとこだとズボーっと膝くらいまでハマり、スノーシューが岩に引っかかってなかなか抜け出せないことも💦これも苦労して足を引っこ抜いた穴。


ズボズボで体力めっちゃ消耗するとはいえ、やはりトレースゼロの斜面を歩くのは最高に気持ちいいです(≧∇≦)



次回に続きます。

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