フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

スペイン人のスノーボーダーさんと再会

5月後半のお話です。
ひとつ前のブログに、自転車をしていた峠道でスノボに出発しつつあったスペイン人のNさんという方と知り合ったことを書きました。
Nさんは地元のスキー場でスノーボードを教える仕事をしています。


わたしが知り合いの酪農の農家に滞在していた時期で、聞けば昨シーズンは農家のすぐ裏あるスキー場で働いていたそうで、農場主のSさんとも知り合いでした。なんたる偶然・・・その峠道と農家は同じ地方とはいえ、50分くらいかかるのですから。


連絡先を交換して後日、同じ場所でスノボ&スキーをすることになりました。
農家から自宅に戻る日だったので、帰りに寄り道(遠回りですが💦)をするという形です。


途中の道路にあった周辺の峠の開通情報の看板。
基本的に通年開通しているヴァルス峠が開いていることは分かっていましたが、2日前には閉まっていたもっと標高の高い峠道が軒並み開通しているではありませんかΣ( ̄□ ̄|||)
イタリア国境のアニエル峠のみ閉まったままですが、おそらく除雪の具合ではなくコロナの影響かと思われます。
わたしが最も好きな峠道のひとつであるボネット峠道も開いています。俄然、そちらに行きたい気持ちが強くなってしまいました。


待ち合わせの数分前に駐車場に着くと、Nさんが既に待っていました。
スペイン人の割に??律義ですね・・・


「ボネット道路、開通してるってさっき見たんだけど知ってた?」と聞いてみます。
「今朝ネットで見たよ。あそこ標高高いから開通したては雪いっぱい残ってるし、今週末にでも行かなきゃ!って思ってて…あれ、もしかして君、今から行きたいと思ってる?」
「当たり(≧∇≦)」


満場一致で決定です♩
この場所からボネット峠道の麓の町までは30分もかかりません。


ヴァルス峠道を下りてしばらく走ると峠道の始まるジョジエという町に到着します。「ヨーロッパで一番高い道路 2802m」とあります。
ボネット峠自体は2715mで国内3番目の標高になりますが、峠から近くの山の中腹まで舗装道路が続いており、それをもって「ヨーロッパで一番」ということになっています。


この町にはお気に入りの肉屋さんと道の駅があるのでもれなく寄り道(^^;)
Nさんに「地元民の僕より店知ってるね!」と驚かれてしまいました。


峠道をしばらく進んだところにある看板「10時から20時のみ開通」。
標高2800mもあると、5月や6月の初めくらいまでは夜間は気温が下がって道路が凍結してしまうこともあるためです。


森を抜けた辺り。
ワクワクするような景色が続きます。


間もなく雪の多く残っている地帯に入ってきました(≧∇≦)


どんどん上がると雪壁が現れ始めました。
峠道開通直後にドライブする醍醐味です。


わ~い(*´▽`*)(*´▽`*)


車窓からの景色を楽しむため峠の反対側も少し走った後、引き返してきて車を停め、平たくなっている場所まで少し登りました。
峠の反対側はニースが県庁所在地のアルプ・マリチーム県。こちら側はだいぶ下りないとピクニックに良さそうな場所に駐車することができないのです。


山スキーを楽しんだ方たちと少しお話しました。60代後半から70歳くらいでしょうか。アクティブでカッコいいですね♩


この気持ちの良い場所でお昼ご飯にしました。
サラミは麓の村のお肉屋さんで買ったもので、黒コショウが効いていてとても美味しいのです。もう買うのが3度目になります(^^;)


Nさんとセルフィー。
ちなみにビールはヴァルス峠の麓で作られている超地元メーカーのものです。


前回に続いてまた栓抜きがなかったのでオピネル開栓~~(^^;)


絶景とビール(≧∇≦)
幸せ✨✨


さて、ご飯を食べた後は・・・


お楽しみタイムですよ~~


ボードが珍しくて記念撮影(;^ω^)


Nさんに続いて道路の下の辺りまで滑り下りて、ヒッチハイクで車まで戻りました。
Nさんいわく、このシステムでスキー場のリフトのごとく、何度も滑ることが出来るそうです(^▽^;) 


戻ってからおやつタイムにしました。
道の駅で買い求めたラズベリージャムのタルトとコーヒーです。Nさんはコーヒーは飲めないらしくて(;^_^Aハーブティーを作ってあげました。
「えらい準備がいいねー」と驚かれてしまいました。いやー、ピクニック命なのでこのくらい当然なんですよ・・・


車に戻った時に通りがかったカッコいいポルシェ。モナコナンバーでした。
わたしがカメラを向けると徐行してくれました。優しい.。o○


うーん、カッコいい(≧◇≦)
60代くらいのご夫婦でした。ボディーの色も華やかだけど、ホイールがオレンジというのがまた個性的で素敵でした。



この後、Nさんとお別れして帰途につきました・・・
なのですが、実は帰りにもうひとつ予定があり1泊で寄り道しました♩
その様子は次回に書きたいと思います。
お読みいただいてありがとうございました。

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