アルプスの雪のお宿での夜
同僚S君とその彼女Cちゃん、S君の女友達ふたりにわたしの計5人でアルプス、サヴォワ地方の山小屋に泊まりに行った時のお話です。
標高2260mの地点にあるエギーユ・ダルヴ山小屋です。フレンチアルプス北部では有名な山のひとつであるエギーユ・ダルヴの麓にあり、登頂を目指すアルピニストさんが前泊することも多いようです。
わたしにとってはスター級のお山なんですが、日本におられる方や、フランス在住の方でもアルプスに馴染みのない方には「??」だと思うので、写真を載せます。👇
3つのとんがりが特徴で、一番高いのは3514mあります。この山小屋に行くルートからだと、一番低い通称「ネコの頭」と呼ばれるとんがりは手前の山(その中腹に山小屋がある)が邪魔で見えません💦
ちなみに左上の写真に写ってるのはS君です(*^^*)
ここの山小屋は通常は夏の3ヶ月間ほどと、1月から3月くらいにかけても山スキーをする人のために営業しているのですが、現在コロナ影響で営業しておらず、しかし鍵は開いているので使うことは出来るとのことです。
このドアと、食堂のドアとふたつが開いていました。
中に入るとすぐに下駄箱があります。
おお、既に先客のスキーヤーさんがたくさんおられるみたいです。
フランスの営業山小屋には上履き代わりにクロックス風スリッパが置いてあるものなのですが、コロナ影響なのか見当たりません。靴下でウロウロするの寒くて嫌だなーと思いつつ、すぐ後から入ってきた若い3人組スキーヤーさんを見てると、スキー靴の外側(プラスチックの部分)からインナーブーツを抜いて上履き代わりにしているではありませんか✨
なるほど❗️適度に厚みもあるし、フィット感もあってなかなか快適です。上履き問題が解決して嬉しい♩
小屋に入ってすぐの正面。右奥にふたつ寝室が、左奥には食堂があります。
中二階にマットレスがあるけど、満員の時に使う予備の場所なんだと思います。
結構混んでる様子なのでまずはベッドを確保しに行きました。
ピンぼけ失礼(⌒-⌒; )
3つ空いています。一番ドアに近い下の段のベッドを取りました。
食堂にみんなで集まりました。結構混んでいます。
ここで悲報。。
薪が…薪のストックが切れていてストーブ使えないらしいです。゚(゚´ω`゚)゚。
建て付けはしっかりとした小屋だけど、夕方で既に寒いので夜や朝はもっと寒いんだろうな🥶
窓からの景色💖
寒いのでお茶かコーヒーが飲みたい…
管理人さんのいない時の山小屋は水道は止めてあることが大半です。この小屋はすぐ近くを川が流れてなかった気がするし、あったにしても雪の下です。各自1,5リットルほど飲料水は持って来ていますが、ギリギリなので小屋の外から雪を持って来ました。
お茶・コーヒータイムです。S君とわたしのとジェットボイル2台でお湯を沸かします。
お茶タイムからお酒タイムになだれ込みました😅
ビールはS君から。おつまみは持ち寄りです。
重たいのにいっぱい持って来てくれたS君、ありがとう😊だけど、冷え性なわたしはこの寒さでコップ半分も中々飲み終えることが出来ませんでした💦
山小屋ではやっぱりトランプでしょう(*^▽^*)
山小屋のお鍋をお借りして晩ご飯を作りました。パスタに瓶詰めのスパイス入り野菜の煮込みを混ぜたものです。
シンプルだけれど、みんなで山小屋で食べると美味しい♫
晩ご飯の後は隣りのテーブルの若いカップル2組のグループや、若い男の子のグループともおしゃべりしました。山小屋は翌朝早い人達もいるので消灯時間も早い目です。寒いかと思ったけれど、案外よく寝られました。
後半に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。