フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

湖畔テント泊・下りるのが結構大変でした

2年ちょっと前に両足首骨折、うち片方は脛骨と腓骨の両方を複雑骨折という大けがをする以前にハイキングで行った場所の中で、お気に入りかつ無理のない場所に少しずつ出かけている今年の夏です。


かつてひとりでテント泊をした湖に次男と一泊しました。
テントを片付けて出発しつつ、最後に振り返って。


足首に負担になり過ぎないように、荷物は次男のザックを重めにしてありますが、日帰りの時に比べるとずっと重たいです。


岩々のエリアがしばらく続きます。先ほどの湖と今向かっている峠とはあまり標高が変わらず、だからといってずっと平たいわけではなくなんとなくアップダウンの連続になっているのです。


すぐ真向いの特徴的なとがった山。ここは冬山で3度登ったことがあります。
最後に登った時の写真を👇

頂上直前の急な稜線。


頂上にて。一緒に登った友人Aちゃん。
さて、夏山に戻ります(^▽^;)


この日は日曜日でしたので、数人のハイキング客とすれ違いました。
間もなく峠に到着しました。昨日はガスっていて視界ゼロだったのですが、今日はモン・ブランが正面にドーンと構えています。真下に見えるのはサン・ゲランという人口湖で水力発電をしています。
ちなみに先ほどの湖に行くには、この谷から登る人の方がずっと多いようです。わたし達は右手にある、写真には写っていない谷から登ってきました。
峠のすぐ左手には、グラン・モン(でっかい山、というやる気のない名前)という山頂があり、前にひとりでテント泊したときは帰りにこちらにも登りました(峠からの高低差600mくらい)、今はちょっと無理です😓


峠まではなんの問題もなかったのですが、このあと駐車場まで下りるのが果てしなく長く感じられました。これは川を越えるところで、さり気に残雪の上を歩くことになります。土が掛かっていて雪には見えないでしょうが・・・フランス語でポン・ド・ネージュ(雪の橋)と呼びます。スノーブリッジと日本でもいうみたいですね。崩れないか、様子をよく確かめてから渡らないと川に足を突っ込んでずぶぬれになる危険もあります(・・;)


半分以上下りた地点にシャレ―の廃墟があるので、ここで少し休憩しました。
この時はかなり足首が痛くなってしまって落ち込みました。前の週に行った湖と比べると、距離も高低差もほんの少し多い程度でした。先週ほぼ痛みがなかったのでもうちょいイケる、とタカをくくっていました。


駐車場まであと20分くらいの地点にも川があります。写真では分かりにくいですが、ちょっと深さがあって石の上を歩かないと靴が完全に浸ってしまいます。そして川面より十分に出っ張った石があまりない💦駐車場から歩いてきたハイキング客たちは靴を脱いで渡っていましたが、わたし達はもう帰るだけなのでちょっとくらい濡れてもいいか、とそのままある程度ジャバジャバと渡りました(^▽^;)


最後は林道歩きになります。


あ~っ、いいもの発見✨


香りが良くて甘ーい野イチゴ(フレーズ・デ・ボワ)です。


駐車場付近の斜面では牛さんたちが草を食んでいました。
ここボーフォータン山塊は酪農、夏は放牧が盛んで、名産チーズにボーフォールがあります。ほとんどは薄茶色のタリーヌ種でしたが・・・


この前の子のように、アボンダンス種も少しだけ混じっていました。どちらもボーフォール作りに欠かせない品種です。


やれやれ、ようやく駐車場にたどり着きました。
決して普通のハイキング客にとっては厳しいコースではないのですが、やはり足首が完全には良くなっていないこと、そしてテント泊だったため荷物が重い目だったことからか、ちょっと辛かったです(;´Д`)


お昼前だったので、駐車場の一角にひとつだけあったテーブルでお昼ご飯をピクニックしていくことにしました。


放牧のタリーヌちゃんが一頭だけ近くに。



お読みいただいてありがとうございました。

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