フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

廃虚の要塞で過ごした一夜

先月、大学生の息子たちと3人で南仏の標高2757mの稜線にある19世紀の要塞の廃墟へハイキングに行った時のお話です。


晩ご飯の後、要塞の周りを散策しつつ夕焼けのきれいな空を満喫しました。


要塞のある稜線の先にあるお山が赤く染まるのを3人で見つめていました。
景色は最高だけど、風がすごいので中に戻りました。



今晩はテント泊の代わりにこの廃墟内で一泊します。朽ち果てまくっていて、地べたも砂や石ころだらけです。マットレスを敷くにあたって掃き掃除を始めました(長男が😅)。
でも、箒もない廃墟で何を使って・・・?


先ほど、次男が草をまとめて箒?を手作りしました。
グッジョブ✨


埃が舞い上がって、光が差し込んでいるのがよく見えます✨


部屋の一角に、こんな素敵な!?ベッドにできそうな場所がありました。


マットレスをここに敷けば、快適なベッドになるわ~と箒でお掃除したのですが・・・


よく見ると、板に釘が何箇所か飛び出ていて諦めました(;´・ω・)


寝室(^^♪
この夏ネットで購入したクライミット社のマットレスはわたしが使いました。
二つ持っているサーマレスト社のものより厚めだったので、快適かと思ったらふわふわし過ぎて逆に寝心地があまりよくありませんでした。あまり膨らませ過ぎない方がいいのかもしれません。


夜中に次男が要塞の抜けた天井から自分の一眼レフで撮った星空。
風が一晩中強くて、わたしはシュラフから出る勇気がありませんでした(^-^;


朝の景色😅建物の中とはいえ、天井が抜けている部分があったり隙間風があったりで寒く、そして膨らませ過ぎ?のマットレスが寝心地が悪く、あまり寝られませんでした。
そして、風のゴウゴウという音も怖かったです。外に出たら吹き飛ばされるんじゃないかと思うほどの音でしたが、夜中に星を見に外に出た息子たちは「そこまできつい風ではなかった」と言います、隙間風だと、音が大袈裟に聞こえるのかもしれません。


息子たちが要塞の周りをぐるりと回って、朝ご飯を食べるのに一番風が少ない場所を探してくれました。昨日晩ご飯を食べた場所とは別の場所になりました(^-^;


パン2種類、バター、ジャム、板チョコ、シリアルバー、リンゴジュース、コーヒーとココアです。板チョコは最近朝ご飯の必須アイテムになりました。


最終回に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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