フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

超地元人・Bさんと山歩き

9月のお話です。1週間前にハイキング中に知り合ったBさんという方と次男と3人で避難小屋泊ハイキングをしました。


Bさんも次男もまだ寝ているので、そーっと小屋を抜け出してマジックアワーを楽しみました。向かいに見えるのはシャルトル―ズ山塊を代表する山のひとつ、グラニエ。
山肌が白っぽく見えるのは、雪ではありません。山が主に石灰岩でできているためです。


Bさんは、このすぐ麓の町にお住まいなので、地元過ぎてこの避難小屋に泊まるのは初めてだということでした。
珍しく、コーヒーではなくスパイス系ハーブティーを準備中です。


山小屋(避難小屋・営業山小屋)泊でもテント泊でも、朝一番の空の色、空気を楽しむため大抵、人より早く起き出しています。


ちょっと小屋の周辺を歩こうかと思ったら、足元がこれでした( ̄▽ ̄;)
とても軽いので飛行機のアメニティに入っていたスリッパを小屋内の上履きとして持って来ています。


昨晩、暖炉をつけたのでチーズやサラミ、バターは外に出しておきました。地べただと野生動物に食べられてしまうかもしれないので、洗濯紐に括り付けておきました。以前、小屋の前に袋に入れて置いていたチーズを夜の間に何者かに(多分、キツネか山小屋の犬か…)食べられた経験があるので注意しています。


次男とBさんが起きて話している声が小屋から聞こえたので、小屋に戻って朝ご飯にしました。


真夏と違って、朝ご飯用にバターを持って来られるのが嬉しいです。


朝食後、荷物をまとめました。
小屋内に箒がないので、木の枝でざっと掃き掃除する次男。ほんとに箒の代わりになっているのかどうかはよく分かりませんが(^▽^;)


快適な滞在をありがとう、プラチエール避難小屋。


少し高いところから見た避難小屋。


小屋からすぐの斜面を歩き始めたBさんと次男。
放牧の牛さん用の電気柵が見えています。



この日の行き先は少し迷いました。真向いに見えているグラン・ムーランも候補地のひとつでしたが、わたしは2度、次男も1度登ったことがあるので、その左手にあるお山、ロニエにしました。


2016年夏、子供たちとグラン・ムーランに登ったとき👇


長男が撮ってくれた次男とわたし。次男、ちっちゃかった〜😆


ロニエに登るためには、一度峠まで下りないといけません。


峠周辺は緩やかな斜面でした。


気温が高い目で遠くの山がかすんでいるのは残念…それでも峠からはモン・ブランがうっすらと見えました。


今から登っていくお山、ロニエのコースをザッと説明するBさん。わたしは前回、反対側から登ってこちらから下りてきました。


峠以降、岩岩したところが増えてきます。


ブルーベリーがまだたくさんあります。でもBさんを待たせるのが気になって、ほとんど食べられませんでした。


石がザラザラで登りにくいです。


一番厄介だったのがこのサラサラの土の斜面です。石ころ以上によく滑ります。



だいぶ登ってきました。
この山はわたしは以前に一度登っていますが次男は初めて。ちょっとアドベンチャー感がある山なので楽しんでいるようです。


2日目午後編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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