フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

野営地を探しつつ湖巡り

キャンプ・アウトドアに興味のない方のために付け加えると、今晩泊まるホテルを探しつつ町を観光してるのと大体同じことだと思っていただけると結構です😅
大学生の息子ふたりと今年最後であろうテント泊ハイキングに出かけた時のお話です。


10月の中旬のハイキングでしたが、寒い週末でお天気はまあまあだったにも関わらず、テント泊をしそうな荷物を持った人はもちろん、普通のハイキング客さえほとんど見かけませんでした。


サヴォワ県のセルス山塊。オート・ザルプ県との県境に近い辺りで湖が4つほど集まっています。
一つ目の湖を通り過ぎつつ、長男と。湖畔は広々としているものの、石ころだらけで草のところがほとんどなく、テントは張りにくそうなので素通りします。


草紅葉の進んだ秋色の草原を歩き二つ目の湖を目指します。


あ、見えてきた。


こちらは湖畔が草原になっており、テントを張るのには適しています。夏に2度通りががったことがあり、その時はいずれもテントを2,3張り見かけました。
そんなわけで、ここは候補地ではありますが、実はこの次の湖こそがわたしのお気に入りなので、とりあえずはそちらへと向かいたいと思います。


間もなく次の湖が見えてくるはずです。
ドキドキ・・・


おーっ、あった!


きれい✨
先ほどの二つの湖は夏に2度、冬にも2度通りがかっているのですが(冬は雪の下で湖の形は全く見えないけれど)、この湖は5年前の夏に1度通りがかったのみです。雨が降ってきて、急いで山小屋に向かってる途中だったことを覚えています。夏の前半だったので、まだ草は青々として景色全体の雰囲気は違うけれど、こじんまりとした可愛い湖だったという印象は同じです。個人的な趣味で、小さい湖が好みなんですよね(^-^;


しかし、問題が。
この高いお山のおかげで、まだ夕方にもなっていないというのに既に日陰になりつつあります。真夏でも、高いお山では日陰になると肌寒いものなのですが、秋も深まった時期だとお日様の光がないと底冷えする寒さなのです。。


おまけに、テントを二張りできるだけの平たくて傾斜がなくて取り除けない石が飛び出たりしていない場所が見つかりません。
念のため、息子ふたりがあちこちチェックしてくれましたが、やはり難しいみたいです。


でもせっかくここまで来たので、湖畔でおやつタイムにしました。
アジア食材店で買える韓国製のかっぱえびせんもどき、それとハーブティーです。


ブルーベリーが少しだけ残っていました。
紅葉した葉はほとんど落葉してしまっています。
さて、さっきの良さそうな湖まで戻るとするか・・・


行きには目に入らなかった高い場所に秘密基地みたいなのがあるのを見つけて子供たちが見に行きました。ひとつ前のブログにも書きましたが、この辺りには軍の施設があるし、イタリア国境ともそう遠くないため、昔の要塞跡などが見られることもあります。


秘密基地みたいなやつの麓の辺りに唐突に鉄の棒が地面に刺さっているのを見て遊んでる息子たち。小学生と変わらないノリです(;^_^A


この寒々しいところを乗り越えると・・・


先ほどの平和な感じの!?湖に戻ってきました。


遠くから見ると湖畔全体が草原でどこにでもテント張れるように見えてたけど、すぐ近くを歩くと湿原っぽくなっていて足がちょっと沈むようなところも多いのです。


湖畔からすぐのところはジュクジュクしているので、少し離れたこの辺りにテントを張ることにしました。大きめの岩がいくつかあり、テーブルにできそうです。


テント設営&キャンプの夜編に続きます。
お読みいただいてありがとうございましした。

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