フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

3度目の「大きな風車」と下山編

「大きな風車(Les Grands Moulins)」とは先月、友人Bさんと一緒に登った山の名前です。
なぜそんな名前になったのか分からないのですが、サヴォワ県ベルドンヌ山塊にある2400m台の風光明媚なお山で、過去に2度登ったことがあります。


峠からしばらく、木がまばらに生えた急斜面を登った後は、このような岩々で石ゴロゴロの斜面になります。個人的に大好きなタイプの景色です。
これは頂上まであと20分くらいの地点だったと思います。


着きました♪
「大きな風車Les Grands Moulins」(しかもなぜか複数)の頂上、2495m。


頂上はちょっと広くて、少し離れた地点に何か立っているものがあります。


なんとミニチュアのピッケルを持った小人像でした。
こんなものは以前に来た時にはなくて、代わりに折れてしまった十字架の根元の部分と思われる傷んだ棒が立っていただけでした。


お天気が良いし、風もないので山頂ピクニックが出来る✨
稜線や山頂って風があることが多いので、景色のいいところで食べるのを諦めて風の来ない場所(=見晴らしが悪い)ところまで下りないといけないこともよくあります。
インスタントスープにチーズ、サラミ、パン、ポテチ、それにゆで卵でした。


下りは行きとは違うルートを通ります。地図に載っている登山道なのでほとんどの人はこちらから登ってくるため、何人ものハイキング客とすれ違いました。
わたし達が登ってきた斜面はかなり急なので、特別危険というわけではないけれど、アドベンチャーっぽい場所が好きな人向けで、看板とかも全くないので通る人は少ないみたいです。


大体同じ地点での過去の写真を
👇

5年前の7月に子供たちと来た時。


4年前の5月にひとりで来た時。
山って、同じ場所でも残雪や草の色、雲の具合で全く別の印象になるのが面白いと思います。


振り返って。登っている人が2,3人見えています。
反対側に比べると簡単なコースではあるけれど、最後はこのように急になっています。


だいぶ下りてきた地点。
避難小屋や駐車場に戻るにはこの後はあまり標高を下げずにぐるりと右側に回り込む形になります。


これは10月下旬のお話なんですが、日当たりの良い南斜面を下りつつ汗だくに(;^_^A
朝着ていたダウンジャケット、フリース、ヒートテックを次から次へと脱ぐ羽目に。
登ってくる人もみな半袖やタンクトップ、半ズボンの人もいました。


置いてあった寝袋などを取りに避難小屋に寄ったついでに、小屋前のテーブルでおやつにしました。サブレとリンゴ、コーヒーです。
昨晩、今朝は他の泊り客がいたので遠慮して撮らなかった小屋内の写真👇

とっても快適な小屋でした😊
以前に2度「大きな風車」に登った時もこの小屋に泊りました。


薪ストーブと屋根裏(寝室)に登る階段。


薪ストーブに入れる木を切るためのノコギリなども複数ありました。


駐車場まで下りる前にBさんに一枚撮ってもらいました。


山友Bさんとの避難小屋泊ハイキング記はこれでおしまいです。
お読みいただいてありがとうございました。

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