フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ロードバイク超初心者がグランドン峠に挑戦

先日書き終えた山友Bさんとの避難小屋泊ハイキングの続きのお話です。
避難小屋から帰った夜はBさんちに一泊させてもらいました。
翌日は午後に理学療法士さんの予約がありますが、お昼まで時間に余裕があるので、どこかで自転車をしてから帰ることにしました。
Bさんちはサヴォワ地方なので、そちら方面の峠道を考えてみます。まず頭に浮かんだのはガリビエ峠でした。


ガリビエ峠👆はその少し前に峠道の片方、オート・ザルプ県側を往復していましたが、反対側のサヴォワ県側には行っていません。


(ガリビエ峠道のサヴォワ県側👆今年の8月撮影。もちろん車で来ています)
オート・ザルプ県側の方が少し傾斜がありワイルドな景色、サヴォワ県側はちょっとなだらかで牧歌的な景色になっています(個人的な感想)。
これやこれや♩・・・とグーグルマップで見てみると、同じサヴォワ県でもBさんちからだとうちに帰るのと逆方向になるので、理学療法士さんの予約に間に合わなくなる可能性があります_| ̄|○
じゃあここら辺に何がある??今まで封印していた考えをそっと出してきました。
グランドン峠・・・


(グランドン峠道、2018年9月撮影)
グランドン峠はツールドフランスが度々通る有名な峠道で、車で何度も通ってる感じではガリビエ峠よりも厳しい(個人的な感想)っぽいし、実際サイクリストさんの間でも「キツい峠道」という評判のようなので、ロードバイクを始めたばかりで体力にも自信のないわたしにはレベル違いな場所に違いありません。


(グランドン峠道、2018年9月撮影)
しかし、これらの峠道は間もなく冬季閉鎖期間に入ってしまうし(これを書いている今ではとっくに閉鎖されました)、今の時期、車もサイクリストさんも少ないだろうから、超初心者のおばちゃんがゼーゼーいいながらノロノロ登っていても恥ずかしくなかろう・・・


同じくグランドン峠道とパラグライダー。今年の7月に次男とテント泊ハイキングの帰りに登山道から撮ったものです。車は峠の駐車場に停めてありました。


Bさんちを朝出発、実質的に峠道が始まるサン・テチエンヌ・ド・キュイヌに車を停めました。標高484m。グランドン峠は標高1922m、その先にあるもう一つの峠ラ・クロワ・ド・フェール峠は2067mあるので単純計算でも1600mくらい登ることになります。


この秋にロードバイクに頻繁に乗るようになってからよくチェックしている峠道などのヒルクライムできる道路がリストアップされたサイクリングのサイトで見て見ると・・・・
👇

矢印が車を停めた村です。
この地点からだと約20㎞、平均勾配は7,2%になるようです。
20㎞も続く坂道を今まで登ったことはないし、特に最後の2㎞ちょっとが平均11%というのが怖すぎます(◎_◎;)


出発したのは朝で、まだまだ日陰でかなり寒かったです。薄手のダウンジャケットを着ました。
今回、気合い入れまくりだったので自転車に乗っている最中の写真は1枚もありません(^-^;


日向になってしばらく走っているとさすがに暑くなってきて、ダウンを脱ぐために一度自転車を降りました。後でこの写真の位置情報で確かめると、スタートから約14㎞、高低差で900mほど登った地点でした。
服を脱ぐため、と言うのが表向きの言い訳ですが、実際しんどくて死にそうになってたというのも事実です( ̄▽ ̄;) 


停車した地点で、振り返って。
先ほどの傾斜のグラフで見てみると、8~9パーセントの傾斜が続いていた辺りでした。峠直前の激坂以外では一番キツい場所だったようです。 
水を飲んでナッツ入りシリアルバーでエネルギー補給。3~4分休憩しちゃいました。
残り6㎞、600mの高低差です(この時はよく分かっていませんでしたが)。


最後1㎞ちょいを残した地点で、たまらなくなってもう一度降りちゃいました。
峠直前に連続するヘアピンカーブの真ん中らへんです。
もうちょっとなのに悔しいけど、まあ想定内でした。


2回降りたけど、無事到着しました。休憩込みで約2時間50分でした。
シーズンオフということで通行車両もサイクリストさんもほぼ皆無。登ってる最中に出会ったサイクリストさんは一人だけでした。
あ、ところで写真はないけど、途中で通過した農家から道路に出てきた牧羊犬3匹にめちゃくちゃ吠えられて怖い思いをしました(;´・ω・)


せっかくなので、この先にあるラ・クロワ・ド・フェール峠まで足を延ばしたいと思います(^^♪
後編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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