フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

久しぶりに息子二人と一泊ハイキング

年始から短期留学していた大学生の長男が2週間前に帰って来ました。
長男を空港まで次男と夜に迎えに行った翌日の朝5時半に、何かのトレーニングであるかのように早速3人でお山に出発しました。


次男と駐車場で。
元々、テント泊ハイキングをするつもりでいたのですが、5月の半ばというとそこそこ高いお山にはそれなりに雪が残っています。前夜、ぎりぎりまで迷った結果、むしろ雪の残っているところにスノーハイキングをしにいくことにしました。
宿泊先には山小屋(ヒュッテ)を考えています。


息子たちはふたりとも、スキーはそこそこできるのですが、スキーを持っておらず、シーズンオフでレンタルできる場所を探すのも面倒です。今回は雪も少なそうだし、スノーシューを持ってきました。


ここは林道の途中の地点で、標高約1800m。道路は標高約2000mまで続いています。
デミたんのトランクにはテント泊用に前日準備したザックが入っていたので(詰めなおしてると寝るのがさらに遅くなるので、そのまま出発した)、要らないものを出してパッキングしなおすのに、少し時間がかかりました(^-^;


「この先通行禁止」の看板があったので、ここに停めましたが、土曜日だというのに一台も停まっていないのは妙だな・・・と思いつつ歩き始めました。


20分か25分くらい歩いた地点。このすぐ先、木で隠れている辺りが最終駐車場なのですが、車が3台ほど停まっていました(ノД`)・゜・。
以前に大きな地滑りがあったため、通行止めにしていたみたいですが、現在はもう普通に走れるようになっていて、みんな最終駐車場まで来てるよ、と後に宿泊客の方から聞きました。悔しい😓
長く歩くと足首が痛くなるので、無駄な林道歩きなどは極力避けたいのに_| ̄|○


林道歩きを終え、川沿いの大きな岩がゴロゴロしたところを登っていきます。


雪が遠い・・・
この週末は、初夏のような暑さでした。


少し残雪が出てきました。
それにしても、思ったほど雪は残っていません。


まだ断続的には雪がないので、スキーもスノーシューも履かないで歩いています。
雪の上を歩いた跡もあるけれど、春の雪は柔らかくてズボっとハマることが多いので、できるだけ避けて岩の上を歩くようにしました。


雪解けから間もなく出てくるイワカガミダマシ(ソルダネル・デ・ザルプ)があちこちに咲いていました。


標高2100mほどでようやくまとまった雪が残っている斜面に到着しました。


スキーで登るには、ちょっと無理があるように見えるかもしれませんが、目で雪で繋がっている場所を確認、通る場所をシミュレーションしてみます。なんとか山小屋のあるところまで雪が続いていそうだったので、スキーを履きました。


ようやく、雪✨嬉し~✨
スキーの新しいトレースがあるので、ついていきます。
この日の2週間前にスノーボーダー達と山スキーしたのが今シーズン最後だったかな?と思っていたので、冬春は車に積みっぱなしのスキーも、一度うちまで持って上がっていたのでした。


宿泊予定の山小屋に到着しました。
管理人さんと前夜電話で話したのですが、もう雪も少なくなって山スキーしに来る人も減ったので。もう山を下りてきたんだそうです。鍵は開いているので自由に使うことが出来て、使用料分の小切手か現金を、小屋内の箱に入れるシステムです。


フランス山岳協会(クラブ・アルパン・フランセ)に加盟しているアンバン山小屋。
定員は30人というこじんまりとした小屋です。
右下は、かつてこの近くのお山でなくなった方の記念プレートでした。


息子たちがまだ到着しないので、ひとりで山小屋の中に入ってみました。
雪がいっぱい積もっても中に入れるように、ドアが上半分だけでも開けられるようになっています。


この山小屋と周辺のお山とが描かれた、ヴィンテージっぽいポスターが貼ってあります。


二部屋あるうちの片方の寝室。
こちらはえらい狭くて、薄暗いです(・・;)


日当たりが良くて、比較的広いもうひとつの寝室を使うことにしました。
持ち物をまとめる箱の中に既に荷物が。誰かほかに泊り客があるみたいです。


明るい食堂&台所。


窓からの景色✨


午後編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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