フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

達人Dさんとキノコ狩り

2週連続で山友Dさんとお山遊びした週末のお話です。
この週末も、実家のお山地方に帰っていたDさんちに集合でした。
何時に行けばいい?と聞くと、何時でもいいよ、というので「じゃあ8時くらい?」と言うと「いや・・・もうちょっと早く来れん?」と😂
それで7時半の集合になりました(早っ)。


高台にある静かな住宅地にあるDさんのご実家。
前の週にも少しお邪魔したところでした。
お母さまともすっかり打ち解けてしまいました(;^_^A
この日も、軽く2度目の朝ご飯をご馳走になり(うちを出る前にも食べているので)、Dさんの車にて出発しました。
どこにって・・・タイトル通り、キノコ狩りにです(^^♪
「早くに来て」と言ったのは、やはり早い者勝ち的なところがあるからみたいでした。


Dさんのキノコ狩り用のナイフ。
オピネルのものです。
お山好きなわたしですが、キノコ狩りはほとんどしたことがありません。
Dさんはキノコ狩りが大好きで、シーズンにはしょっちゅう出かけているみたいです。ハイキングやマウンテンバイクをするには、あまりお天気の良くない日などのアクティビティに最適なんだとか。


標高1000mくらいの林道に車を停めて歩き始めました。
Dさんなりのスポットもいくつもあるのですが、どこもそこそこ人が来るので、この日はひとつ前のブログに出てきたDさんのお友達のGさんが教えてくれた、あまり知られていない場所に来ました。Dさんも初めてで、Gさんが携帯に送ってきた説明通りに歩いていきます。


お目当てはこれじゃないけれど・・・ブラックベリーがあちこちになっているので、ついついつまみ食いしてしまい、Dさんに置いていかれがちに(;^_^A
Dさんもブラックベリー好きなはずなんですが、この日はほとんど目もくれず、キノコが生えてそうな場所を探すのに余念がありませんでした。


メインの林道沿いは日当たりが良過ぎて、狙っているキノコは生えていなさそうです。
湿った感じの森の中へと入っていきます。


ほぼジャングル・・・
上の写真の場所はそこまででもないんですが、結構な急斜面もいっぱい歩きました。
歩きにくい場所ほど、人が来ないので競争率が低いんだとか(;^_^A
でも、日本でも三面記事なんかでよく見かけますよね。「山菜取り(キノコ狩り)の男性が滑落」というような記事を💦まぁ滑落するような場所ではないけれど、転ばないように気を付けて歩かなきゃ・・・


あった、狙ってるキノコ「セップ」または「ボレ」とフランス語で呼ばれるもの。
日本ではイタリア語のポルチーニという言い方が一般的かと思います。
ただし、これは古くなり過ぎて傷んでいるから拾わないとのことでした。


こちらも、バカでかいセップ。
同じく傷み過ぎています。
そっか、大きけりゃいいってわけじゃないんですね。
ここまで大きくなる前の、身が締まった状態のものがおいしいんだそうです。


なかなかいい状態のが生えていない・・・
あちこちに生えてるのは派手なこのお方です
👇

絵本に出てくるような毒キノコちゃんだらけです。
「こればっかりで、いい状態のセップはなかなか生えてないね」とわたしが言うと、
「いやいや、このキノコとセップは同じ土壌を好むんだよ。これがいっぱい生えてるってことは、いい兆候なんだって」とDさんが答えた矢先に・・・


やらせか?と言いたくなるような姿で毒キノコちゃんと、愛しのセップが隣同士に生えていました( ̄▽ ̄;)


それを機会に、この後はいくつも連続で見つけることが出来ました。
ただし、見つけるのは毎回Dさんで、わたしはひとつも見つけられません。
Dさんがアドバイスをしてくれました。斜面で、少し下から見上げて探すんだそうです。
キノコの傘の上は茶色で、土や木と同じ色をしていて分かりにくいけれど、足の部分は真っ白なので、目立つんだとか。なるほど・・・


この後、少しDさんと離れて別行動をしたときに見つけた子たち。
なかなか立派でしょう?


ちょ・・・すごくないですか!?


ピンボケしてしまったけれど、これはシャントレルというポピュラーなキノコです。
ジュクジュクとした苔の上などに生えます。


この日の収穫。
大漁でした(*´▽`*)


Dさんちで広げてみました。
Dさん曰く、毎回こんなに採れるとは限らないそうです。
秘密のスポットを教えてくれたお友達Gさんに感謝です💖


午後編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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