フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

好き過ぎる峠ナンバーワンに到着

友人Cさんと、その親友のDさんと一緒に大好きな峠道をクライムした時のお話です。


ツールドフランスがアルプスで一番よく通るガリビエ峠。これは先月上旬のお話で、この数日前に冬季閉鎖が終わり再開通したと聞いて、気が気じゃありませんでした😅


ただ、峠へアクセスする最後の部分の道路はまだ除雪が終わっておらず、閉鎖されたままでした。その代わりに・・・


トンネルを抜けて反対側に行くことができます。
世界的に有名な峠ですが、そもそも建築されたのは、峠よりもこのトンネルの方が先だったんだそうです。


峠への道路とトンネルへの道路とが分岐している地点にて、Cさんのお友達のDさんと。
Dさんは峠道の下の方に住んでいて、この日は電動アシストマウンテンバイクで飛び入り参加してくれたのでした。


トンネルを抜けると、サヴォワ県からオート・ザルプ県へと入ります。
オート・ザルプ側は南斜面ということで、雪は少なめでトンネルと峠の間の道路も雪が残っていなかったので、峠まで登っておきました。


着いた💖
好き過ぎる峠(道)・ナンバーワンのガリビエ峠。
2人組のサイクリストさんがいたので3人揃った写真を撮ってもらうことができました。
正式にはトンネルしか開通していなかったため、シーズン中にはグループのバイク、国内外からの観光客の車、キャンピングカーなんかで混雑する峠ですが、自転車しかいなかったことはとてもラッキーでした。


ちなみにフランスの峠道では、7、8月中に道路を午前中だけ閉鎖して、サイクリングデーにする日があります。このガリビエ峠道も計3日(7月に2回、8月に1回)自転車天国になるんです。昨年は、そういう日にイタリアとの国境になっているアニエル峠(2744m )にクライムしましたが、イタリアからとフランスからのサイクリストさんが入り混じって素晴らし雰囲気でした。


峠から見たサヴォワ県側の道路。こちらは除雪が終わっていません。
地べたには「ヴァロワール」「ガリビエ」と書かれています。ヴァロワールは今朝出発した麓の町の名前で、スキー場が有名です。


特に素晴らしいのがこちらオート・ザルプ県側。エクラン国立公園のイケメン達がどどーんと並ぶこの眺望・・・今日はちょっと雲に隠れていますが、頑張って登ってきたご褒美に最高峰のバール・デ・ゼクラン(4102m)や、一番美しい(と思う)メイジュ(3983m)など堂々たる面々が迎えてくれます。


この後、まだまだ長いので腹ごしらえをしていきます。
チーズはボーフォールとトム・ド・サヴォワ。パンと・・・


何の脈絡もなくパスタが出てきました💦
これは「自転車や山スキーにはパスタ!」と信じているCさんが昨夜自分の実家のキッチンで準備したものです(;^_^A


そして・・・信じられないでしょうが、Cさんの自転車の荷台に括り付けてあるスーパーの袋には、1㎏入りの蜂蜜が。ヒルクライムするのに・・・まぁせっかく持って来たのなら、いただきますけどね(^▽^;)
前日の午後に訪れたCさんのお友達で養蜂家の方が作ったもので、濃厚で複雑な味のする絶品でした。


これから下りていくオート・ザルプ県側の道路。
右に写っている建物の前で峠への道路とトンネルへの道路とが分岐しています。


峠にはほとんど誰もいなかったのですが、わたし達が下り始めるころに、何人ものサイクリストさんが到着しました。そのほとんどがオランダやイギリスからの方でした。


下りる直前の一枚。奥さんと娘さんたち(天使のごとく可愛い)の待つ麓の村の自宅に帰るDさんとはここでお別れになりました。
久しぶりのガリビエ峠にテンション上がりまくって、たくさん写真を撮って&撮らせてしまいました。
ロングライドの後半に続きます。あと110㎞くらい残っていますよー(^▽^;)


お読みいただきありがとうございました。

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