ひなげしパラダイスだった
山スキーから始まって、ロードバイクや普通のハイキング、クライミングと色んなアウトドアを一緒に楽しんでいる山友のCさん。
ロードバイク歴が短くて、ついついアルプスの有名どころの峠道に行きたがるのを「それはおのぼりさん(アルプスを大都会に例えて)のすることだ」、と地元民好みのシブいコースに連れていこうとします。
この日は「有名な」峠や「伝説の」山道をハシゴするコースを考えてくれました。
アイロニーで言ってるようです😅ツールドフランスの実況でガリビエ峠やアルプ・デュエーズといった超有名どころの山道に入る時にお約束のように使われる形容詞「mithiqueミチック(mitheミット=神話、伝説より)」です。
スマホやサイコンではなくて、手書きのGPS( ̄▽ ̄;)
まずは南仏の琵琶湖(勝手に言ってる)セール・ポンソン湖を見渡せる場所まで登ってきました。25㎞、高低差では300mくらいだったと思います。
対岸の右端の斜面に見えているグネグネの道路は、少し前に「南仏の水がめライド」というタイトルで書いたポンティス峠。6㎞弱と短いけれど平均10%のキツい山道でした。
「伝説の」峠その1に向かっているところ。
今まで自転車はもちろん、車でも来たことがないし、これからも来ることがなさそうな何もない(失礼)地域です。
聞いたこともないひとつめの峠を通過。この写真を撮っていなかったら、峠の名前もとっくに忘れていたことでしょう。
間もなくふたつ目の峠へ。
こちらは、時々通る道路に「フィリス峠あちら」という道路標示があるため、名前だけは聞いたことがありました。
この辺りは自然保護地区になっているばかりか、ユネスコのジオパークにも指定されているようです。
暑い日だったので、水場があるたびに意識的にボトルにお水チャージしておきました。
日本のように自販機やコンビニはありません。
そんなにキツい山道はなかったけれど、とにかく登り坂が多いです。
大きな町は元々避けてコースを組んでいるので、通らないのは当たり前ですが、小さな村さえほとんど通りません。あっても、家がほんの少し集まった集落程度。
ちょっと退屈してきたなー・・・と思っていたら・・・
ひなげしがいっぱい咲いているところを通りました。
わー、なんかワクワクしますね💖
さらに30分後くらいに、もっとたくさん生えているところを通過しました。
ちなみに、麦畑に勝手に生えてるみたいです。
ぐるりと周辺を撮った映像をご覧ください。
3つ目の峠に到着。
ここは来る途中、岩々の面白い景色でした。
さて、残るは峠その4ですが・・・
少しづつ空の色が変わってきました。
まだ残り40㎞以上あるというのに😓
これわたしどっかに写ってんの?と思ってたら、画像真ん中やや左の木の辺りにカモフラされて写ってました😅
この辺りを越えて間もなく雨が降り始めました。
お昼から崩れる、という予報だったのです。なのにロングライドに出掛けちゃうわたし達(;´Д`)
1時間くらい雨の中を漕ぎ漕ぎして着いた4つ目の峠。
辛過ぎてその1時間は無言でした・・・
ちなみにCさんの手書きGPSは雨に濡れて使い物にならなくなってしまいました💦
雨脚が弱まり、青空も少し覗いています💖
ひなげし・伝説の峠道・雨降りライドの記録。
ところで、青い矢印の辺でスマホのバッテリーがなくなってストラバも途中で切れてしまいました。Cさんが出発前にサイクリング用のサイトで計算したところ、約40㎞、高低差では650mほどが加わるようです。
「今日はよく走った」という日にストラバが途中で止まってたり、最初から作動していなかったりすると、愕然としますよね・・・
お読みいただきありがとうございました。