フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

久しぶりの避難小屋の朝

9月に友人Cさんと久しぶりに避難小屋泊ハイキングをした時のお話です。


夜も暗くなってから中年カップルの登山客が避難小屋に到着して、4人で迎える朝でした。
とても狭い避難小屋で、ベッドでは二人しか寝られません。
テーブルは壁にくっ付けて立てて、お二人が地べたに寝るスペースを作りました。
快適な寝る場所は早い者勝ちというのが暗黙の了解で、わたし達も一応お二人に「ベッド使いますか?」と聞きはしましたが、「何をおっしゃる。早くに到着していたあなた達が使ってください」とのお返事でした。でもCさん曰く「例えば、自分が男友達と先に到着していて、後から女の子が来たら、ベッドは使わせてあげるね」とのことでした。ケースバイケースなんでしょうね・・・


おふたりとは年も近く話が弾みました。特に男性(Rさんとします)は周辺の山のことをとてもよくご存じで、Cさんと今年の冬はぜひ一緒に山スキーをしよう、と盛り上がっていました。女性(Lさんとします)はイタリア系の朗らかな方で、ぜひ一度自転車でもしながらうちに遊びに来てください、と言ってくださいました。


RさんとLさん。
今日は谷を下りて駐車場まで帰るだけだそうですが、ハイキング道もない場所を通る予定みたいで、Cさん曰く「結構ハードそうな場所」とのことでした(;^_^A


質素な小屋内。
荷物をまとめ中です。お二人は1泊だけですが、わたしたちはあと1泊するので、シュラフやマットレス、バーナーなどは全て小屋に置いて身軽に1日ハイキングする予定です。


RさんLさん達もだけど・・・わたし達も道なき道を歩きます😂
と言っても、Cさんは一度来ているそうで、地図読みも完璧なので全く心配はありません。


稜線まで登ってきました。
ここまで小屋から1時間くらい歩いたと思います。


稜線を歩いているときに出会ったシャモア。
拡大したので画像が粗いです💦
怖がりなので、あまり近づかせてくれないんですよね・・・


アップダウンが少々あります。


分かりにくいと思いますが、中央やや下に駆け上がっていくシャモア4匹が写っています。


少し歩いた場所で。
この辺りにもいっぱい集っていました。


だいぶ登って来て、よい眺めになってきました。


ここでおやつにしました。
バナナチップスやアーモンドなどのドライフルーツミックスです。


ここから少し急な下りがあり、この日のコースで唯一ちょっと怖い場所でした。
往復なので、帰りにはここを登ることになりました。
峠の部分(写真左下)に二人の人が写っているのがお分かりになるでしょうか。
60歳前後くらいの男性登山客だったのですが、その斜面をクライミングの装備なしで登れるものなのか見極めようとしておられる最中でした。わたし達がゆっくりながらも普通に下りてきたのを見て「ありがとう、どこを通ればよいのか分かったよ」とお礼を言ってくださいました(^▽^;)


歩きやすい稜線の左側を歩きます。


頂上まで秒読みっぽいです。


着いた(^^♪
グラン・シュヴァル・ド・ボワ(2838m)。「大きな木の馬」という不思議な名前のお山です。ちなみにすぐ近くには「小さな木の馬」もあるそうです(;^_^A


頂上ランチ✨
パスタは昨晩、避難小屋で準備しました。
市販のジェノベーゼソースと角切りにしたチーズを混ぜただけです。


それに定番メンバーの
チーズとサラミ、パン。
チーズは地元農協のもの(中央)とピラ山地(ロワール県)のシェーブル。


午後編に続きます。
お読みいただきありがとうございました。

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