フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

良くない雪でもないよりかはマシ

11月半ばにドサッと積もってた雪が少しずつ劣化してきた月末に友人Cさんとスキーハイキングをしに行った時のお話です。


通年で除雪されている峠道から出発します。前回来た時は40センチくらい積もっていたのに・・・何だか春の終わりの残雪期みたいな景色になっています(^-^;
雪が十分にあるところまでスキーを担いで歩きました。


40分くらい登ってきた地点。
雪がしっかりとあるところもあれば、後方左半分のように岩・石が露出しまくりのところもあります。


ひとつ前の写真からさらに少し進んだ辺り。
川を渡れそうな場所を探しています。というのも、一番ポピュラーな通り道である左奥に見えている窪みでなく、右側の写真には写っていない斜面からCさんが登りたがったからです。
そしたら、Cさん希望の斜面は風に晒されて表面がガチガチ💦とっくに日向なのに。クトー(スキー板用のアイゼン)は持っているけれど、つけるの面倒くさいので既に今朝何人もの人が通った跡がある(おそらくアイゼンなしで)左側から登りたいとわたしが主張。頑固なCさんは「俺は右から登りたい」と、一時別行動になるハプニング(またの名をプチ喧嘩)も(;^_^A


わたしが登っていった左側の斜面。
ツルッツルなのは前日表面が融けた雪が夜の間に凍って膜のようになったものです。
そして、無数の斜めの線が見えますが、これは雨の跡。この辺り、標高2600m台くらいだと思うんですが、なんと雪ではなくて雨だったようです・・・
こういう雪って、日向になっても柔らかくならずに、かと言って全体的に凍っているわけでもないからバサっと沈むのでとっても滑りにくいんですよね。登りではまぁ大丈夫なんですけど。


再びCさんと合流。ちなみにわたしの方が先に着きました、Cさんの方が歩く速度は速いのに・・・わたしのチョイス、悪くなかったってことじゃないでしょうか😂
仲直り?して、最後の100mほどの高低差を登っていきます。


えっらい急で雪が薄くてガチガチのところに来てしまいました。
何度も来たことのある頂上だけど、なんか・・・いつもこんなところからは登らないんだよな(;´Д`)


必死の思いで稜線に到達しました。
日向になっているところは雪が融けてきていますね。


ガチガチ過ぎてスキー板を履いては登れないので、板をザックにかけて登ります。
確か前回もCさんと別の山に登った時はそんな感じだったな(◎_◎;)


緊張感強いられる最後の斜面でしたが、2919mの頂上に何とか到着しました。


登ってきた斜面を見下ろして。
北壁のこの谷は雪がそこそこ残っていますが、正面の南壁のお山は日当たりが良過ぎて完全に雪がなくなっているのが分かります。
いつもなら、この斜面を道路まで下りていくのですが(約900mの高低差)、Cさんが「反対側にちょっと下りてみるのはどう?」と提案してきました。


こちらが反対側。
一度も下りたことがなくて、わたしも気になっていたのですが、よく分からないので今まで躊躇していました。スキーが上手な人となら安心です(^^♪


後半に続きます。
お読みいただきありがとうございました。

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