フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ガチで上手い初心者に打ちのめされた

今月上旬に山友Cさんとそのお姉さんMDさん、スプリットボードが得意なDさんと一緒にハイキングをした時のお話です。
MDさんは山スキーはあまりしたことがないそうですが、ゲレンデスキー歴は30年以上の強者。毎シーズン、旦那さんや子供さん達と一緒にガンガン滑っています。


出発地点はツールドフランスがしょっちゅう通るガリビエ峠道の冬季閉鎖地点。
アルペン猟兵(フランス陸軍の山岳専門の部隊)の方々が訓練に出掛けるのと鉢合わせました。


以前はハイキング中やハイキング前後に軍隊の訓練に出くわすことが多く、「なんの偶然?ミリタリー好きで追っかけしてると思われたらイヤだな・・・」などと心配!?していたものですが、お目にかかるのは随分と久しぶりでした。


幸運にも兵士さん達とは行き先が違って、途中で別れることができました。
最初は皆ダウンなどの上着を着ていましたが、しばらく日向を歩いていて暑くなってきたので、服装調整しているところです。


Cさん、わたし、MDさん、Dさんの順に登っています。
MDさんはキックターン(急な斜面をジグザグに登る時に向きを変えること)も最初はままならなかったのに、ひと斜面登る間にほぼ完全にマスターしてしまいました。わたしは上手くできるようになるのにだいぶ時間がかかったのですが(・・;)


キックターンのコツを説明するためにお姉さんと近いところを歩くCさん。
しばらくわたしが先頭を歩かせてもらいました。


MDさんがキックターンを大体マスターできたので、Cさんがスピードを上げてきました。
それに続いてわたし、MDさん、Dさんという順で登っていきました。
途中、Cさんが不自然に急なところから登りだしたので、「??」と思いながらついていったんですけど(必死で)、前を行くグループを別斜面から抜かすためでした😂😂
急過ぎて、日向で雪もダレてきていてズルズルと滑るし、大変だったです・・・なんで男の人って前を歩く人を抜かさずにはいられないんでしょうかね・・・


キリのいい平たいところまで登ってきたので、ランチにすることにしました。
ボーフォール入りパン、普通のパン(茶色いやつ)、ブルー・ド・ケラとボーフォール。


こちらはデザートのパン菓子たち。
クロワッサン、クロワ・ド・サヴォワ(カスタード入りブリオッシュ)、それにビューニュという2月によく食べられる揚げ菓子です。


カスタードクリーム大好きなので、お気に入りの菓子パンです。
サヴォワ地方のパン屋さんやお菓子屋さんでよく売られています。


Dさんがローズヒップ風味のオー・ド・ヴィを持ってきていて、味見させてくれました。


ランチのあとはさらに登っていきます。
真ん中の尖がったお山が、途中で抜かしたグループの方たちの目的地で、最後は雪が足りないのでスキーを脱いで登っておられました。


なんかガンガン飛ばしてるわたし😂
歩くのが遅いDさん(スプリットボードはスキーよりも重たいので、遅めになる傾向がある)に付き合ってゆっくりと歩いていたCさんが加速しつつあるのが分かります。
MDさんはロードバイクでのヒルクライムではわたしよりも少し速かったけれど、山スキーはわたしの方が断然よく登っているので、だいぶスピードが違いました。


頂上に行くには雪庇みたいになった怖いところを通らればならず、それにMDさんがお子さんのお迎えがあるということもあって、稜線のキリのよいとことでやめておくことにしました。


カッコいいMDさんと。
身長も175センチくらいあってオトコマエなんです✨


下りる準備をします。
MDさんのスキーの裏、カラフルで素敵ですね~


スプリットボードを組み立て中のDさん。


下りていきます(^^♪


唯一のスノボ勢(^▽^;)Dさん。


わ~い(≧∇≦)


半分ほど下りたところ。


振り返って。
日向で柔らかくなった典型的な「春の雪」でとっても滑りやすかったです。


登るのはわたしの方がだいぶ速かったけれど、滑りではMDさんに全然敵いませんでした😓
Cさんは「今日は滑りやすい雪で広々とした斜面だったけれど、森の中や岩だらけのややこしい場所や、ガチガチに凍った斜面だったら多分みよんの方が上手いと思う」と慰めてくれましたが、滑る姿勢ひとつとっても、雲泥の差でちょっと落ち込んでしまいました😢
それでも、目の覚めるような青い空の下、4人で楽しく雪山散策をすることができて素晴らしい1日になりました。


お読みいただきありがとうございました。

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