フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

山の中の放牧の農家で目を覚ます

山友のCさんが企画してくれた先々週末の2泊3日ハイキング記、3日目の朝のお話です。


前日は雪のない斜面を2時間近くかけてスキーを背負ってここまで下りてきたので、疲れていたのと、快適なマットレス(汚いですけど)があったおかげで、しっかりと寝られました。窓のない建物だとCさんから聞いていたけど、こんな高いところにひとつだけ窓があって、朝日が入ってきました🤩
前夜は泊る予定をしていた避難小屋が閉まっていて、人生初の雪山野宿(テントなし)だったので、建物の中で寝られるというだけでとんでもなく有り難いことのように思われます😂


お宿の外見。昨日は真っ暗な中到着したので、どんな感じのところなのか全然分かっていませんでした。想像していたよりもずっと、しっかりとした建物です。
夏には牛の放牧をする方が寝泊まりするそうで、Cさんは夏に泊った時、その方と一緒にご飯を食べたとも言っていました。普通はとても小さい小屋のことが多く、羊飼い(牛追い、かな)の方が滞在する夏は使えないものなのですが、ここはとても広いので本人がいる時でも使わせてもらえるんだそうです。犬小屋のようなものがあるので、多分ワンちゃんも滞在するんだと思います。


これを書いていて思い出しました(泊った時には思い出さなかった)、わたしも同じパターンの避難小屋に泊まったことがあったのでした。
こんなとこ👇

朝の写真。
鶏3羽と小さな菜園で、夏の滞在時はほぼ自給自足で暮らすと羊飼いさんはおっしゃっていました。ワンちゃんはこの子と、もう1匹いたように記憶しています。
実はこのブログの第一話(2016年8月)の「エクラン南部へ」というタイトルに書いています。


さて、2週間弱前のお話に戻ります。
小屋の中は結構寒かったので、外に出て日向で朝ご飯を食べることにしました。
ただ、山や建物の位置関係からテーブルのある場所はしばらく日陰のままみたいだったので…


少し登った場所が既に日向になっていたので、適当な岩に座って朝ご飯を頂くのが良さそうです。


まだ2月だというのに、クロッカスがあちこちに出てきていました。
3月、4月の雪融け時に見ることが多く、2月に見たのはもしかして初めてかもしれません。


小屋を見下ろして。
ところで、正面が小さなスキー場になっています。
ただし雪が全然ない💦2月なのに…メインのゲレンデだけ人工雪を撒いたみたいですが、リフトは動いていませんでした。さすがに1コースしかなかったら、ほとんど誰も来ないのかもしれませんね。


丁度いい平たくて大きな岩をテーブル代わりに。
パンとビスケット、シャム、オレンジ、写っていないけれどチョコレートもありました。
ポカポカと暖かい朝の日差しを浴びて、最高に気持ちの良い朝ご飯になりました。


小屋へと下りてきます。


わたし達のスキー板も夏山のような景色の中、場違い感がすごいです😂


今日も、しばらく雪のあるところまで歩かないといけないので、板をザックに引っ掛けます。


スキーを背負ったわたしの影と、クロッカスたち。


こちらのちょっとタンポポっぽい(全然違うか・・・)のも、冬の終わりから春にかけてよく見られるものです。葉っぱがなくて、アスパラっぽい茎がにょきにょき伸びてきます。


歩き出して15分ほどで雪がまばらにあるところに到着しました。
避難小屋が標高1700mくらいなので、1800mくらいの地点かと思います。
初日は、駐車場の標高が1200mほどで、スキーを履いて登れる地点まで2時間半近くもスキーを担いで登ったのでした。


2泊3日スキー旅、最終回に続きます。
お読みいただきありがとうございました。

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