フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

新雪の中、別荘に泊まる旅

このブログを以前から読んで下さっている方には分かるかもしれませんが、避難小屋のことを勝手に我が家扱いしているわたしです😂別荘のような気がしてくるくらい、居心地が良くて大好きな避難小屋がいくつかあるのですが、そのうちのひとつに先週遊びに行ってきました。同行したのは、わたし以上に避難小屋LOVEな山友のCさんです。


まずは、今日明日食べるチーズを買い求めるために、ハイキング出発地点から遠くないチーズ農協に寄ります。
先週はこの辺りの地方がバカンス期で、店内にはお客さんが行列していたので、外にある自動販売機で買うことに。フランスではスキー場やホテル、道路が込み過ぎないよう、全土を3つにゾーン分けしてバカンスをずらしています(それでも売店は混む💦)。


自動販売機では、店内と違ってあまり大きくないチーズは丸々ひとつ買う必要があります。これは約1200gのもので、さすがに大き過ぎたので、4分の1強を紙(日本の肉屋さんの紙🤣)につつんで、残りは車に置いていくことにしました。


出発地点の集落に到着しました。5月くらいから晩秋にかけて何度もクライムしている峠道の途中になります。この辺りは通年で住んでいる人がいるので、毎日除雪されています。


新雪は滑り止めにこびりついて歩きにくくなるので、ロウソクを擦り付けています。


集落の中心に入り・・・


ほんだら(そうしたら)、レッツゴー。


谷底に下りていきます。登るのは反対側の斜面なのです。
ところで、滑り止めを付けたまま滑るのは苦手(;´Д`)


谷底へ下りたら、橋を渡ります。


積雪から3日くらい経っていたと思いますが、まだわたし達以外にここの地点からハイキングに出発した人はいないようで、どこも動物の足跡しか見られませんでした。


橋その2を渡った後は・・・


カラマツ林の中の単調な山道をひたすら2時間弱登りました。夏山だと、1時間半くらいだったのですがベストな通り道が分からず、ちょっと歩きにくいところを通ってしまったり、急斜面では雪が崩れて登りにくかったりで、思いのほか時間を取られました。


1時間くらい登った地点から見下ろして。


積雪からあまり経っておらず雪崩の危険が高い時期だったので、急斜面をできるだけ避けたコースですが、唯一ちょっと危ないかも、とCさんが懸念していた斜面。
ビーコンやスコップなどのグッズはもちろん携帯していますが、念のため距離を十分にとって歩きます。万が一雪崩に巻き込まれた時に、ふたりとも埋まってしまうのを避けるためです。


ちょっと怖い斜面を渡り終えて到着した地点。夏に羊の放牧をする方が滞在するシャレーがあります。


大体同じ辺りで。


何となく朝日っぽい写真に見えますが、夕方です(;^_^A


途中で一度立ち止まっておやつ休憩しました。
雪山だと、休憩といっても大抵、座れないんですよね・・・


これまた、爽やかな朝日っぽい夕方の一枚です。


徒歩での登山の時は、歩くのに一番効率の良い稜線の低い位置(峠っぽいところ)を目指すんですが、今回はスキーなので、滑る楽しみというのもあるため、稜線の高いところまで登ることにしました。稜線近くはシュカブラ(風紋、雪紋)になっていましたが、よくあるガチガチのシュカブラではなくて、意外にも柔らかいシュカブラでした😻ガチガチのシュカブラ、徒歩やスノーシューだと特に問題ないんですけど、スキー、特に下りではかなり辛いんですよね・・・


この辺から下りていくことにします。


避難小屋到着編に続きます。
お読みいただきありがとうございました。

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