randonneuseのブログ

フランス在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

避難小屋から湖を見に行く(5月中旬)

宙ぶらりんになっていた5月半ばの次男との1泊ハイキング記の続きです。
金曜日お昼、学校から帰ってきた次男とベルドンヌ山塊北部に出掛けました。雪の中を休憩込みで5時間近くかけて避難小屋に到着したのは夜の8時半でした。
他に泊り客もおらず(というか誰にも出会ってないしトレースもない)我が物顔で避難小屋で薪ストーブを付けたりご飯を作ったりゆっくりと休みました。
1日目は夕方からお天気が崩れてきて夜には激しい雨となりましたが、翌朝は天気予報通り快晴。ただし、お昼前から雲が広がって来てまた午後には雨になるようです。


ゆったりと小屋の前で朝食をとった後は近くの湖まで散歩に行くことにしました。小屋に大きなザックはデポしていきます。
バックに立派にそびえているのはグラン・モレタン(2775m)。その麓がデコボコしていますが、そこに3つほどの湖が隠れています。ひとつは離れているのでふたつセットと見ると・・・


👇こういう感じになります。

ちなみに湖まではハイキングコースにはなっていないので、雪がなかったとしても特に道とかはないところのようです。
雪がまだだいぶ積もっていてあまり見えていませんが、地図にあるように小屋と湖の間には小川が流れています。しかも1本がふたつに分かれて流れているので2本の小川です。雪のない季節には地図の左上に位置する橋のある所まで歩いて行ってそこで川を渡って湖のある側に行くことになりますが、このくらい積もっていると川面が露出していないところが大半なため川の上を歩いて渡れるので遠回りせずに小屋から直接湖のある方向に向かうことが出来ます。


それでも小屋から一直線に進むとアップダウンの多いところを通ることになってしまうので左側の緩やかな斜面をぐるりとトラバースする形で進むことにしました。


付いてくる次男。昨日スノーシューデビューを果たしたところです(*^^*)


標高を下げたくないばかりに斜面をトラバースしていましたが、いつの間にか急になってきていて次男が「ここ・・ちょっとキツイ」と言いかけたのとわたしがストックの1本を落としてしまって斜面をコロコロと転がっていったのが同時で、ストックを結構下まで拾いに行ったのをきっかけそのまま低い位置を歩くことにしました(^▽^;) その後少し登ることにはなりましたが、急斜面を緊張しながらゆっくり歩くよりは楽かもしれません。


これはまだ湖ではありませんが、水溜りのようになっているところがありました。地図を見てもこういうのがいくつか載っています。


あ~ありました💕一個目(低い方)の湖。1958mにの地点になります。
この冬は雪がとっても多かったので湖がまだ完全に凍ったままではないのかと不安でしたが、無事?融け始めていて綺麗な水色や深い藍色を楽しむことがでます。


融けている最中の湖を見るのが初めての次男。スキー以外でこんなに雪の多いところに来ること自体初めてなのです。うわ~キレイ!と感嘆の声をあげます。


この水色にうっとりです。


風もなくポカポカと暖かかったのでここでしばらく休憩にします。マドレーヌがお供です。


低い方の湖がほんの少し融け始めたばかりということは上の方の湖(2055m)はおそらくこれよりも融けていないと思われるので、写真の右上の辺りに隠れている上の湖へは行かないことにしました。湖を後にします。


水溜り・・というよりかは流れがあるので、川の一部と言った方がいいかもしれないところがありました。


右手のゆったりした斜面を登ってデコボコを越えていきます。
左手側の谷の奥へ下りて行った先には駐車場があり、わたし達が昨日来たのとは反対側になります。わたしたちは雪が多くてちょっと急なメルレ峠(2258m)を越えるのにかなり難儀しましたが、こちらから来ると特にこれといった障害物がなくて楽な代わりに、景色がいまひとつ面白くなさそうっぽいです。


小川。くねくねと蛇行しています。ぼちぼちと融けかけているとはいえ、探せば繋がっているところはいくらでもあります。


うさちゃんカップルの足跡。


雪崩跡の辺りにジュニパーベリー(ネズの実)の木が折れて乾燥したのが何本か落ちていたので避難小屋の薪のストック補充用に拾っていきます。しかし、これって雪崩の勢いで折れてしまったんでしょうか?だとしたら雪崩ってつくづく恐ろしいと身が縮む思いです。


小屋前まで帰ってきました。

あれっ、小屋の左後方の小高くなっていて雪が融けている場所に人がふたり座っているのが見えます。


男性ハイキング客二人組でした。谷の反対側から歩いてきたそうです。湖に行くでも峠に行くでもなく、ここが本日の目的地だそうです。確かにスノーシューなしではこれ以上進めません。今お昼ご飯のサンドイッチを食べ終わって食後酒をチビチビとやってるところだそうです。「ねえ、君もどうだい?」あ、じゃあ遠慮なく(^^ゞ
「シャルトルーズ(薬草酒)ですか?」「そうだよ、でもポピュラーなやつ(緑色)でなくてきつくない黄色のやつだよ」おいしくいただきました。
遅れて次男が到着して、ふたりに挨拶をしましたがお昼ご飯を準備するので間もなく小屋に下りました。


二人組と話をした小高い場所から。奥の山の切れ目が昨日越えてきた、そしてこの後越えなければいけない谷です。遠い・・・(;´Д`)


何はともあれ、とりあえずサラミとポテチです。


帰りは行きよりかは楽に違いないけれど、なにせあの峠がくせ者で全体的に距離も長いのでさっさとご飯を食べて出発したいので早速準備に取り掛かります。


朝ご飯の残りのバターがあったのでこれでズッキーニを炒めます。
思ったよりも早い時間に、しかもすごいスピードで雲が集まり始めています。さっきまで真っ青だったのが信じられません。


メインはこれです。先日ヴェルコール山塊でのハイキングの帰りに寄った農家で手作りしているカイエット・ド・ラ・ドロームと呼ばれる豚肉加工品です。豚肉、ハーブやホウレン草を豚の腹膜でくるんだもの。(ラ・)ドロームは県の名前です。
冷凍しておいたのを凍ったペットボトルと一緒に保冷ポーチに入れて持って来ました。


このままパテみたいに食べることもできるんですが(一度火は入れてあるらしい)せっかくジェットボイルがあるのでフライパンで炙って頂きました。


さて、お腹いっぱいになったしお天気も下り坂だしそろそろ帰る準備をしましょう。小屋に忘れ物はないか確かめて・・・




次に続きます。



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