ピレネーの麓のお洒落なおうちで目覚める朝
EさんとYさんというふたりの友人と2泊3日のスキーハイキングをしたスペイン側のピレネーのお山から下りてきた日は、スペインとの国境から遠くないところに住むEさんの親戚のおうちに泊めてもらいました。
広いおうちで、フランス語でchambre d'amis(シャンブル・ダミ)と呼ばれるお客さん用の寝室がふたつありました。
その前日は電気も水道もない、暖炉を点けても0度までしか上がらない山奥の避難小屋で目が覚めたというのに、えらい違いです😅
おうちの方も、YさんもEさんもまだ寝ているようなので少し外に出てみることにしました。昨晩は暗くなってから到着したので、おうちの外観や村の様子がほとんど分からなかったのです。
よく手入れされた庭木。
真冬なのにバラが少し咲いていました。
長ーい外壁。
ドアにはリース的なものがかかっています。
ノックするやつはなんと熊の顔です。ピレネーはフランスでは唯一、熊の生息する山地なのです。絶滅寸前で観察対象になっており、ほんの数えるほどしかいないようです。
ピレネー山脈が近い小さな村です。
ルーションという、ピレネーでは比較的有名なスキー場が近いようでしたが、なにせうちから遠くて全然接点のない地方。地名もなんとなく聞いたことあるな・・・くらいにしか分かりません💦
おうちに戻ると、Eさんと叔母さまが起きておられました。
これは台所。
色んな形の籠がオブジェ的に飾り付けられてあります。
この1枚は前夜に撮ったもので、パリからバカンスで1週間遊びに来ているEさんの姪っ子ちゃんが写っていますが、叔父さん叔母さんが所有する別の建物で寝泊まりしているということで、この朝は会わずじまいでした。
台所の出窓。鶏のグッズがコレクションされていました。
他のこのおうちには熊グッズ、そして皆さん乗馬をたしなまれるということで、馬さんグッズも色々ありました。
どうやらYさんも起きてきたようなので、みんなで朝ご飯にすることに。
ダイニングテーブルに集合です。
いただきます(*´▽`*)
蜂蜜はわたしたちがハイキングしたお山・アラン渓谷のすぐ麓で作られたものでした。
朝ご飯のあとは荷物をまとめて、車に積み込みます。
Eさんと叔父さま、叔母さまもお庭に見送りに出てきてくれました。
可愛いおうちをバックに、叔母さま。
Eさんがお庭から見えるピレネーのお山の名前を次々に教えてくれましたが、残念ながらひとつも頭に残りませんでした(;^_^A
わたしとYさんは帰途に着きますが、Eさんは今日一日ここから近いお山に日帰りスキーハイキングをしに行くんだそうです。元気だ・・・(;'∀')
3人にお礼を言ってお別れしました。
ここからうちまでは6時間ちょいです。Yさんをプロヴァンス地方のおうちで降ろすついでにお昼ご飯をご馳走になりました。
アンディーブと胡桃のサラダ。
メインにはブーダン(豚の血のソーセージ)とお野菜でした。
ランチ休憩させてもらったおかげで、疲れることなく自宅まで運転することが出来ました。
今回のピレネーへの旅ではYさん、Eさん、Eさんの親戚と色んな方のお世話になりました。Yさんは3年前の雪山で知り合い、昨シーズン偶然再会して仲良くなったわけですが、そこから広がる人との繋がりに感謝です。
長ーいピレネー遠征記はこれでおしまいです。
最後までお付き合いくださった方、ありがとうございました。