キツかった今季2度目のマドレーヌ峠
サヴォワ地方の有名な峠道が冬季閉鎖に入る直前に焦って、アタックしまくっていた時のお話です。
駐車場から約14㎞、高低差では1040mほど登って到着したショシー峠。
ツールドフランスが2015年に一度だけ通過していますが、マイナーな峠だと思います。
ここから峠の反対側に下りていきます。
峠から少し下りたところに牛さん達が放牧されていました。
この日の最終目的地、マドレーヌ峠へと登る山道にぶつかるまで下り続けることになります。
おいおい、まだ下りちゃうの??
やれやれ、ようやく峠道への分岐点らしきところまで下りてきました。
前の看板には「サン・フランソワ・ロンシャン(右へ)」と「ラ・シャンブル(左へ)」としか書れていませんが、峠はサン・フランソワ・ロンシャン(スキー場です)の先にあるので、間違いはなさそうです。
ここで右折してしばらく進んだところにあった看板にガックリすることになります。
「マドレーヌ峠まで15㎞」とありました。
この峠道は全部で20㎞ほど。つまりほぼ初めから登ることになります😂
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マドレーヌ峠までの傾斜グラフ。
青の矢印の地点に合流してきたことになります(T_T)
ここから峠までの平均勾配は8,4%。
7月初めに登った時は、麓の町からの往復でした。
峠まで20㎞、高低差1520mを2時間2分で登り、心配していたほど死にそうにはならなかったことを記憶しています。しかし、この日は既に1000m以上登っていたということもあり、同じ坂がキツく感じられます😭
ショシー峠からのダウンヒルの続きで、ずっと着ていた上着をスキー場の手前で一度足つきして自転車に括り付けました。
ずっと森の中でしたが、スキー場を抜けた後は森林限界を越えた見晴らしの良い放牧地的な(牛さん達はもういませんでしたが)のどかな草原を走ることになります。
かなりヘトヘトになりつつ到着したマドレーヌ峠。
石碑には2000mとありますが、実際には1993mしかないようです。
ヒルクライムの専門サイトに「図々しいな。1999mあるサレンヌ峠(アルプ・デュエーズからすぐ近くの峠)さえも2000mとは書いていない」と非難されていました🤣
峠の駐車場。
ハイキング客のものと思われる車が1台停まっていだけです。
夏に来た時はバイクだらけでした。サイクリストさんも、この日は全行程で3人くらいにすれ違っただけでした。
ところで、上の写真の背景に・・・
モン・ブランが✨
峠道を登っている途中は見えないので(多分)、最後まで登り切った人だけのお楽しみだと思います。
奥にある案内看板の方に進んでみます。
野生動物とは違うけど、この辺りに夏の間、放牧されている牛さんの絵もありました。
濃い茶色で顔の白いアボンダンスと・・・
薄い目の茶色のタリーヌと。
雰囲気が出ている、とっても上手なイラストだと思いました。
サイクリング、ツールドフランスについて書かれている部分もありました。
ツールが通過したのは今まで27回。一番最近では2020年に「グルノーブル~
メリベル(ローズ峠)」という行程に組み入れられました。
この日、ほんと誰もいなくて写真をお願いできなかったので、柵の上にカメラを置いてセルフタイマーで撮りました。
夏に来た時、地元サイクリストさんがコーヒーをおごってくれたカフェ。
シーズンオフで閉まっています。
今日もドライフルーツ(;^_^A
デーツ、ヘーゼルナッツ、アーモンド。
それとひとつ前の峠でチャージしたお水・・・
カッコいいお山を目に焼きつけて、峠を後にします。
反対側ではなく、登ってきた方に下ります。
2年前にツールが通った時にデコられたのであろう、峠周辺の道路。
サイクリストさんも車もほとんどゼロです。
サン・フランソワ・ロンシャンのスキー場が見えてきました。
スキー場を通過しつつ。
この辺りも今頃は、そこそこ雪景色なのかもしれません。
あとはひたすら森の中の山道です。
そんな感じしないと思いますが、10%以上できつかった辺りです。
この辺りの名産チーズ、ボーフォールの看板が。
麓の町、ラ・シャンブルがすぐ眼下に見えています。
町を抜け、メインの県道を避けて小さな道路を通って車を停めている村まで戻ります。
ここらは朝、車でも通った記憶があります(^^♪
やった✨
車を停めている村の入り口まで迷わずに戻ってくることが出来ました。
周回の場合、それがまず不安なんですよね、ちゃんと帰ってこられるかが(;^_^A
ただいま、デミたん💖
この日のライド記録・・・
ストラバが途中で止まってしまい、付け直したので2部作になってしまいました。
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トータルで65,7㎞、獲得標高は2320m、タイムは4時間53分。
距離は周回にしては結構普通ですが、高低差や時間的には多い目になりました。
お読みいただいてありがとうございました。