フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

初雪の避難小屋で迎える朝

山友のDさんと、雪景色の避難小屋に1泊してハイキングしたときのお話です。
ベルドンヌ山塊の標高1700mほどのところにある避難小屋に泊まりました。


7時過ぎに目が覚めて、寝室になっている屋根裏部屋からそーっと下りて外に出ました。
避難小屋では大抵、あまりよく寝られず寝過ごすようなことはないので目覚ましはかけずに寝ましたが、思いのほかよく寝られました。もう少しでマジックアワーを見過ごすとことでした。


Dさんはまだ良く寝ていたので、起こさずにひとりで外に出ました。
宿泊客のひとりの男性が外に出てきたので、しばらくお話しました。


一緒に湖に沿って少し先まで歩いていくと、真正面に位置するシャルトル―ズ山塊が見えてきました。


男性が、水を汲みに行くというので一緒に行くことにしました。
昨夜はDさんが行ってくれたので、どこで汲めるのか分からなかったので助かります。
最悪、雪を融かすという手もありますが、ガスがもったいないです💦


小屋から数分間歩いたところに、水が湧き出る場所がありました。
なんでも、冬でも凍らずに流れているんだそうです。とはいえ、積雪がある場合、ここを掘らないといけないんですけどね(^-^;


小屋に戻りつつ。
ちょっと、夢の国みたいなファンタジーな景色にうっとりでした。


Dさんが起きてくるのを待ちながら、インスタントコーヒーを飲みつつ空の色が変わっていくのをゆっくりと眺めました。


宿泊客の方が一人出てきて、バーナーで飲み物を作り始めました。
この方も外で朝ご飯派だそうです。まだ寝ている人が結構いるので、階下でゴソゴソするのが気が引けるし、外はそんなに寒くありません。確か3℃くらいでした。
薄暗い小屋内よりも、この景色の中食べるほうが、ずっといいです。
間もなく、Dさんもやって来ました。


わたし達も含めて全部で10名の宿泊客のうち、5人で外でご飯を食べました。
壁にもたれている女の子は、昨日の晩ご飯でバーナーのガスを使い切ってしまったらしく、わたしがお湯をお分けてあげたら、喜ばれました。


湖畔の快適な避難小屋ですが、屋外にはテーブルや椅子はないので小屋の周辺にあった板を雪の上に置いてテーブルと椅子にしました。


朝食後、屋根裏に戻ってシュラフを畳み、出発準備を進めます。
これは屋根裏から梯子で下りつつ撮った1階部分。


一晩お世話になったレア避難小屋(と、他の宿泊客たち)にお別れをして出発しました。


今回の避難小屋泊ハイキングはDさんプレゼンツなので、ただただ、ついていきます😅


避難小屋と湖を振り返って。


散策&下山編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。


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