フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

遠回りの頂上

登り返しが大好きな山友Dさんと出掛けたスキーハイキング。
今回の散策でのハイライト的な「雪の硬い急斜面でスキー板を履く」という場面をなんとかクリアしたところまで書きました。


件の急斜面を下りていっているところです。
急斜面が怖いのではなく(うまくターンできる自信のないところは横滑りとキックターンを組み合わせて下りていくことができます)、不安定なところで板を嵌め損なったら谷底まで板が滑っていってしまうことが心配でした。幸い、Dさんが自分の板で下をガードしていてくれたので、上手く嵌めることが出来ました。


高低差で300〜400mくらい下りたところで、別の斜面の麓に着きました(というか、そこを狙って到着したのですが)。ここからまた登り返しになるので、滑り止めを再び出してきました。この位置はまだ雪が柔らかいけれど、少し上は多分カチカチの雪で、しかもかなりの急斜面なので、クトー(スキー板にはめるアイゼン)をここからもう付けていき、とDさんに言われました。確かに、雪の硬い急斜面に到着してからクトーを嵌めようとすると、先ほどのスキー板云々と同じで、作業しにくいんですよね。


クトーを付けたスキー板。
ビンディングに引っ掛けるだけなので、簡単に着脱できます。


動物の足跡が長ーく続いて言いました。
シャモアかアイベックスだと思います。歩幅からして、小柄な感じなのでおそらく子供かな、と。


まだ雪が柔らかかった辺り。
それにしても、週末だというのに最初の峠以外では全く人とすれ違わないばかりか、スキーのトレースもほぼ皆無。ほぼ貸し切りでここまでお散歩することが出来ています✨


キックターン中。
そういえば、思い出しました。この斜面は、ガチガチで怖かったのはほんの一部で、むしろザラメのような、粗塩のようなザラザラと崩れる雪に手こずったのでした。


ふぅぅ~💦
登り返し王子がようやく立ち止まりましたε-(´∀`*)ホッ


峠に到着した後は、スキーを脱いで頂上へと向かいます。


振り返って。


着きました、ロック・ルージュ(2375m)。
直接駐車場から来たら750mの高低差でしかないのですが、関係ない峠をふたつ経由してきたため、その倍近くの高低差になりました(^-^;


この日がデビューとなったMilletのスキーパンツ。
履き心地はなかなかですが、写真に映えない色なのが残念です。実は黒やオレンジもあったのですが「黒は地味過ぎやろ~」「オレンジは派手過ぎやろ~」とこの色になりました。
オレンジにしておけばよかったなーといまさらながら思います。


手作り胡桃入りチョコレートケーキがおやつに登場しました。


正面に見える山の説明をしてくれるDさん。
色んな山に行っているので遠くに見える山もばっちり良く知っています😻


下りていきつつ。


下りていく最中。さっきまでいた頂上を眺めて。


この辺まで下りていくと。スキーの跡がたくさんありました。


いきなり雪が全くない地点も通り抜けなければならぬ。。。
ジュニパーベリーとブルーベリーだらけの斜面です。


最後は雪がなくて、スキーを外して下りていきました。


この日のハイキング記録。
距離10,8㎞、高低差1449m、タイムは7時間弱(休憩込み)でした。


帰りにはチーズ農協を2軒ハシゴしました。


一軒目は、ラ・シャンブルの町の農協。


スッキリとした明るい感じの店内。


こちらは2軒目、サン・ジャン・ド・モリエンヌの農協。
町の規模としては、先ほどのラ・シャンブルよりも何倍も大きいのですが、ショップはかなり小さいです。


おおっ、幻のチーズとも言われている「ブルー・ド・テルミニョン」が堂々と。
生産農家が数軒のみで、6月~9月の放牧期間にしか作られていないのです。


もちろん、ボーフォールを切ってもらいました。
他に、ブルー・ド・テルミニョンやバターなども買って帰りました。


お読みいただいてありがとうございました。

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