フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

登り返し王子と峠ランチ

登り返しが好き過ぎて、タイトルのようなあだ名を付けさせてもらっている山友のDさんと先月、泊りがけスキーハイキングに行った時のお話です。


標高1000m台の駐車場からスキーを担ぐこと約1時間。スキーを履いて歩きだして40分くらいの地点です。標高1800m台だったと思います。この大きな岩の上に座って少し休憩しました。


再び歩き始めます。
宿泊を予定している避難小屋に行くには、正面の稜線上にある峠を越えることになります。


しかし、駐車場から距離10㎞、高低差1200mというのが物足りない様子のDさん、峠の手前の右手にある別の峠にまずは登るのはどうだろう?と提案してきました。
その峠は、先ほど出会った女子二人組のスキーヤーさんたちが今日の目的地だと言っていたところです。


提案してきた、と書きましたが、ほぼ決定している感じです。
よっぽどの理由でもないと、反対できそうにもありません(;^_^A
諦めて!?別の峠に寄り道していくことにしました。少し先に、女子二人組が写っています。わたし達がおやつ休憩している間に少し距離を離されてしまいました。


わたしを放ったらかして、女子を抜かしにかかったDさん🤣


意外にも、いきなり立ち止まって(後ろに誰かいることを思い出したようです)、登ってくるわたしを撮ってくれました。
ところで、後ろに写っている谷を見てDさん「いい感じの谷だねぇ。帰る日(明後日)に寄り道していこうよ」と。確かに、なだらか過ぎず、急過ぎず、良い傾斜具合だし、狭すぎず広すぎず、良い幅です。もちろん、それなりの傾斜ではあるので(一般的に30度以上の斜面で雪崩は起こりやすい)、雪崩の可能性がゼロというわけではないので、2日後の雪の状態を見てからになります。


どうやら、着いたようです。


ラヴォワール峠(2382m)。前述のオトコマエ女子たち。
峠よりも少し高い位置の岩の上でランチにすることにしました。


岩には何とか座ることが出来ましたが、あいにく全然平たくも地面に平行でもないため、ザックの上にメンバーを集めて写真撮影。


これは最近よく行く中近東の食材店で買ったシリア製だったかのお菓子。
右のはピスタチオでおいしそうと思ったのですが、ゼリー的なものがヌチャヌチャしていて、しかもバラ風味が強すぎて、わたしにはいまひとつでした。手前のは多分胡桃味で、まあまあ普通に食べることが出来ました。同じエキゾチック系としては、たまに行く東欧食材店のお菓子の方がフランスに住んでいるわたしにとっては、まだ馴染みやすい気がします。


登ってきたところから下りるつもりだった女子たちに「峠の反対側からでも駐車場に帰れる」と説明してあげているDさん。ほんとなんだろうな…!?😂


「往復よりも周回の方がいいわ~」って素直に反対側に下りていく女子たち。
なんとアドリブの効く・・・やっぱりオトコマエだ😂👏


わたし達は、登ってきたと方向に下ります。
反対側に下りると、避難小屋に行くにはちょっと難関な斜面を登らなければならない&反対側がどうなっているのか、ちゃんと下りられる斜面なのかどうかも分からないため、確実なルートで向かうことにします。


しばらく下りたところでDさんが立ち止まっています。
メインの峠は稜線上の少しくぼんだ所(中央やや左)です。どうやらこの位置から登り返そうということみたいです。


下りてきたわたしをDさんが撮ってくれていました。
中々よい雪でした✨


スキー板に滑り止めを貼りました。


はや・・・元気・・・(;´Д`)


着きました、メルレ峠(2286m)。
先ほどの登り返し地点からだと150mほどだったと思います。


避難小屋に到着編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。

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