フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

今季初のボネット峠(2715m)クライム

これを書いている6月半ば現在、フランスで3番目の標高を誇るボネット峠(2715m)には3度登ったのですが、5月上旬に初めて登った日のお話です。


峠道の近くのメイン道路に立っている峠道の開閉を伝える看板。
少し前に記事に書いたラ・カイヨール峠やアロス峠はオープンしていましたが、ボネット峠はまだ閉鎖されているようです。とはいえ、お天気も悪くなかったので行けるところまで行ってみよう、と友人Cさんと出発しました。この冬春は雪が少なかったので、結構上の方まで除雪が進んでるんではないか、というのがCさんの意見でした。


ヒルクライム専門サイト「クライムファインダー」より。
麓の町・ジョジエから登った場合、23㎞で1590mを登ることになり、平均勾配は6,8%になっているようです。


ジョジエの少し手前の町からスタートしました。
これはスタートから15㎞くらいの地点だったと思います。
山スキー友で自転車友でもあるCさんが撮りまくってくれました(^▽^;)
昨シーズンには初夏と秋と2度登っていますが、森林限界を越えていかにも高い山っぽくなってきてからよりも、村や森の中の地味な道の方がきついように感じます。


約23㎞ある峠道のちょうど真ん中らへんになる標高約2000mの地点にシャレー風カフェがあるのですが、まだ峠道はオープンしていないので当然のごとく閉まっていました。
これはシャレーからほんの100mほど(距離で)先です。座れるような石垣?があったので休憩しました。ここが唯一足つきした場所でした。


後半は水を汲める場所が結構ありました。
この時期、雪融け水が勢いよく流れていますが、真夏や秋には枯れている小川もあるかもしれません。


少しずつ残雪が目立つようになってきました。


標高2300mくらいにある湖。
ちょうど融けかけた頃でした。


さらに進んでいくと、いかにも除雪ここでおしまい、みたいな地点に到着したんですが…


写真の上の方をご覧ください。この雪の壁の先はちゃんと除雪されているんです。


なので、自転車を雪の上を押して道路の脇を抜け、きれいに除雪された続きの道路を登り続けました。


最後らへん、傾斜が緩くなって2㎞くらい楽ちんなのです✨


景色はいいし、「これはご褒美かな」と思ってしまいます。


なんとっ。
閉鎖、とされていたボネット峠まで普通に行けてしまいました。


この先2802mまで道路が続いていて、その地点はヨーロッパで最も標高が高い道路ということになっているんですが、どこかに行くための道路ではなくて、単に峠からループ状に出ている観光客寄せ的な意味で作られた道路なので、除雪はされていませんでした。


峠は風があって寒かったので、上着やレギンスを履いて下りていきます。


GoPro持ってきたらよかったな~っていう美しい景色の中のダウンヒルでした。
夏にはバイクやキャンピングカーなどがいっぱい走っているんですが、まだ閉鎖されているということで貸し切りでした。雪の壁が作られているところまでの部分ではほんの2台ほど車を見かけました。


湖まで下りてきて・・・


この辺まで下りてくると、風はだいぶ弱くなっていました。
湖の前に陣取ります。


じゃじゃ~ん✨
このブログにもしかして初登場かもしれない(少なくとも記憶にはない)おにぎりの登場です。


おにぎり初体験のCさん「うーん、とってもおいしいけど中にチーズでも入ってたらもっとおいしいんじゃない?」という日本人からするとちょっと許せない!?感想が出ました。


山羊チーズと田舎風パン。


ランチをゆったりととった後は、さらに下りていきます。
途中派手に落石している地点がありました💦


グネグネの山道を下りていきます。
先ほど「前半の方がキツく感じられる」と書いたのが、あながちオーバーではないことが分かる辺りです(^^;)


下界まで下りてくると、暖かいどころか暑くて上着を脱いでから最後は平坦な部分を走りました。


この日の峠道往復ライド記録。


お読みいただいてありがとうございました。

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