フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

テント泊自転車旅3日目・またアクシデント

友人Cさんと3泊4日テント泊の自転車旅行をした時のお話です。


3日目にして初めて食料品調達をしました。
お店のあった村を出たのち、また山道を登ってきました。毎日3つほど峠を越えています。


峠の1~2㎞手前に池がありました。
テーブルもあるので休憩&水浴び(≒体洗う😅)していくことにしました。


テーブルのあるところは暑すぎたので、木陰に座ってお昼ご飯にします。
昨日、夜ご飯作るときに余計に茹でてミックススパイスで味付けしておいたパスタに、さっき買った粉チーズをかけて食べます。パンとかお菓子だけでなく、パスタやお米などを食べないと長時間の運動は厳しい、というCさんの持論がわたしも分かるような気がしてきました。


さっき買ったばかりのパンと山羊チーズ。
パン屋さんも村にはあったんですが、定休日だったので仕方なく袋入りの工場生産のものになりました。


水浴びしてサッパリ、お腹もいっぱいになって出発です。幸い峠まではほんの少しでした。


峠から下りて、次の峠へと向かっていると自転車通行止めの看板が。
仕方なく、遠回りの道へと進みます。


数キロ先に通った村。
これは食料品店兼カフェなんですが、お休みでした_| ̄|○
手前でお店の看板を見てここで冷たい飲み物を注文しよ~って楽しみにしてたのに、残念です・・・


可愛い村だったので、メインストリートを自転車を押して歩きました。


村の外れにあった可愛い教会。


さらに10㎞くらい進んだところに、結構大きな町(いや、極小ですが今回の旅行で通った中では😅)があり、中心の広場のカフェで一服することが出来ました。


近くのパン屋さんでおやつを購入。


Cさんはビール、わたしはレモンシロップ水です。


さらに進んでいきます。


辺り一面、果樹園という場所をしばらく通りました。


県ごとに違うサイクリング用看板が、見覚えのあるものになっています。午前中はドローム県にいましたが、いつの間にかオート・ザルプ県に戻ってきていたことに気付きました。
この後数キロ先で、Cさんの自転車に新たにアクシデントが・・・(1日目にタイヤがすり減り過ぎていてパンク2回)。


部品の名前が分からないんですけど、車輪の真ん中のネジが外れてしまっていました。
あまりにも重たい荷物がぶつかるためでしょう。ぶつかりにくくするための部品も手作りして付けているのですが、限界があるようです。


ちょうど、お庭のサクランボを収穫中のおばさま達がいたので、ネジはおうちにないかと聞いてみました。


ネジはないけど、と代わりにワイヤーを少しいただきました。ネジほどはしっかりと固定できないものの、とりあえずの応急処置としてはいける感じでしたので、お礼を言いました。


おばさま達、わたし達の行程を聞いて「うわー、大変ね。ぜひサクランボでも食べていきなさい」と言ってくださったので・・・


遠慮なくいっぱい食べていきました\(^_^)/
パスタや甘いものは原動力として必要ですが、暑い時にフレッシュなものはやはり嬉しいものです。


おばさま達のおうちから10㎞ちょっとくらい進んだ村にて、ふたりの村人とお話しました。
村の水場の水が出ていないので、他に水を汲めるところはあるかと聞くと、帽子をかぶっている方の男性が「ボトル全部よこしなよ。おれんちすぐそこだから、汲んできてやる」と。
そして、自転車の車輪の応急処置のことを話すと「そんなネジくらい、おれんちのガレージにいくつでも転がってるわ。ついて来いよ」と。


ぴったりのネジをはめて完璧に修理された自転車に乗るCさん。
これは明るいけれどもう8時を過ぎていました。ふたりによると、ここからほんの2㎞ほどのところに湖があって、テント泊に最適だということです。
おふたりにお礼を言って、湖へと向かいました。


南仏の大きな河川であるデュランス河を広げて作った湖のようです。
全然知らないところで、湖への小径も消えかかった木の板に書いてあったくらいだったので、教えてもらわなければ絶対に来ていなかったと思います。

テント設営によさそうなところをまず目星を付けてから…


その少し手前にあるテーブルまで戻って晩ご飯にしました。


一部、タッパーに入れて明日のお昼ごはん用にとっておきます。


こんな感じの今晩のお宿です。
カエルが大合唱で、寝られないかと思うくらいの(疲れていたのであっという間に寝ましたけど😅)音量でした。


3日目の記録。
最終日編に続きます。
お読みいただきありがとうございました。

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