フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

山友Cさんとテント泊の朝

先月半ばに山友Cさんと一泊ハイキングに出掛けた時のお話、2日目です。


爽やかな朝✨
4時間近くかけて登ってきた標高2200mくらいの地点にテントを設営しました。
8月でも高いお山は朝夕冷えることが多いですが、夜は少し寒く感じたものの、朝は全然寒くありませんでした。


平たい岩の上で朝ご飯にしよう(^^♪


そこら中にブルーベリーがなっているので・・・


持参したラズベリージャムに混ぜてみました。
ブルーベリージャムだったら完璧だったんだけど😅


少し下が湿原になっているせいか、フライシートがべちょべちょに濡れていたので、大きな岩に貼り付けて乾かします。


7月中にはこれでもかというほどたくさん咲いていたなでしこも、ほとんど見られなくなってきました。


朝食の片づけをした後は、テントを置いたまま(乾かしたいので)周辺の散策に出発しました。適当にそこら辺の稜線まで登ることにしました。


からっからに乾いたような岩場ですが、隙間には時々お花が咲いています。
アデノスチル(左)とアルニカです。どちらも初夏よりかは夏の後半によく見られます。


「黄色いジェネピ」または「偽ジェネピ」と呼ばれるお花。
ジェネピは同じ品種でもっと小さな白い花が咲く、アルコールの香りづけなどに使われる植物です。


久々に岩々のお山に登れて、とっても幸せ(*´▽`*)


元々はこういう岩場が大好きなのですが、両足首骨折、うち片方は脛骨と腓骨の複雑骨折という絶望的な大けがをした後、なかなか来られないでいました。
足首のハンディキャップがほぼ影響しない自転車や、帰りは滑って下りられるため、足首への衝撃が少なくてすむ山スキーが中心になっていますが、自分の原点は山歩きだったのでした。


今でも、方足首は通常の半分くらいしか曲がらないし、人工関節(プロテーゼ)が入っているので浮腫むし、傷跡が痛んだりもしますが、こういう場所に復帰することが出来るようになっただけでも、ありがたいと思っています。


遠くの稜線を眺めつつ、Cさん「山スキーにも良さそうな斜面がいっぱい」
おお、それは楽しみです🎵


一番近い稜線までもうひと息です。


稜線の反対側の歩きやすそうなところから下りていきます。
ピンク色のとんでもなく大きな岩の上を通りました。


登った場所もですが、こちら側も全然ハイキングコースにはなっていない場所なので、アドリブで適当に(;^_^A


やれやれ、湿原まで下りてきました。テントや荷物を置いているのは向かいの高くなっている場所です。真ん中を突っ切れば近いのですが、なにせジュクジュクしているので、遠回りになるけれど、右側の乾いた辺りをぐるっと回って戻りました。


もうお昼だったので、軽くランチをしてから下りることに。
サラミとチーズとパン、ピーナッツ、あとお菓子類も少し残っていました。


帰りは、昨日登ってきたのとは違う道から下りていきました。


途中、朽ち果てた小屋に唐突に新しいドアが付いているのに興味を持ち、中を見に行きました。こんな外見だけれど、もしかしたら中は綺麗に改装された避難小屋なのかもしれない・・・と。


ドアを開けて、ガッカリ_| ̄|○
単に物置き小屋のようで、ストーブも家具も何もありませんでした。


帰りにはラスベリーがたくさんなっているところを通りました。
小さいけれど、とても甘くてついつい立ち止まってラズベリー狩りに。


昨日は、未熟なものしかなかったレッドカラントも、赤く熟しているのを見付けました。


熟していても、かなり酸っぱいんですけどね(^-^;
酸っぱいもの大好きなので、問題なしです。


夕方5時過ぎに、行きにも通った修道院跡まで下りてきました。
ここまで来たら、駐車場まではもうすぐです。
岩々のお山に登れて嬉しい~と書きましたが、実際問題として、そこだけ楽しむわけにはいかず、駐車場まで下りてこないといけないのが、足首には辛いのですが、仕方ありません…
完治することはないけれど、慣れて少しずつでもましに為れば良いな、と思っています。


お読みいただきありがとうございました。

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