フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

休憩も楽しいイタリア自転車旅

9月に友人Cさんと4泊5日で出掛けたテント泊自転車旅、3日目午後のお話です。
伝説のサイクリスであるマルコ・パンター二の石像のあるファウニエラ峠から麓の町へと下りていきます。


峠から麓の町までは約1500m以上の高低差がある上、舗装状態がとても悪いためかなり時間がかかります。途中、標高2060mの地点にチーズ農家がありました。


こちらは道路を挟んだ正面に建っている新しい建物。
ズラーっと並んだカウベルが美しいです。「チーズ販売」とあったので、どっちの建物かな?とウロウロ。こちらには誰もいない様子だったので、向かいの古い建物まで歩いていきました。


チーズ作りに使うのであろう器具が洗って乾かしてあります。
奥の小屋が質素な売店になっていました。


愛想のよい朗らかな兄さんが、チーズを何種類も味見させてくれました。
わたしがこの写真を撮ると「えっ!チーズと一緒に俺の出っ張ったお腹もイタリアの思い出として残るのか~」と笑っておられました(実際には兄さんのお腹は全然出っ張っていませんでした😁)。
自転車旅なので、たくさんは買えないけれど、一番味わい深かったものを少し購入しました。


作り立てヨーグルトをテイクインできるということで、注文しました。
ここピエモンテ地方は栗の産地。近くの農家で作っているという栗の花の蜂蜜をトッピングしてもらいました。


外のテラス席で頂きました。
蜂蜜は底に沈んでしまっているので、混ぜ混ぜしていただきました。
おいしくてさっぱりしていて、暑くて疲れていたのが元気になりました。


さらに1100mほどの高低差を下りることになります。


道路がめちゃくちゃなところも多いので要注意です😓


少しずつ木が多くなってきました。
谷底の900m台の町が目的地です。今日は既に高低差1600m以上登っているのですが、その町から始まる次の峠道の一部を夕暮れまでに登ってしまおう、とCさんに言われています。


峠道の麓にあったカフェ兼食料品店に入りました。
懐かし~い雰囲気のカウンターです。


ヨーグルトとかチーズとかの入った冷蔵ケース。


うわ~、お菓子ケースもなんだかレトロ・・・


先ほどのヨーグルトくらいではお腹が膨らまなかったので😅追加のおやつを食べていくことにしました。


カスタードクリームとホイップクリームが混ざった詰め物がしている菓子パンとエスプレッソ。Cさんはビールと同じお菓子を頼んでいました。
イタリアとフランスは食文化は似ているようで、結構違うことも多いので、休憩の時に入るお店ではウキウキした気分になりました(^^♪
ここの食料品コーナーでバナナ、パン、パスタ、瓶入りトマトソースなどを購入して店を出ます。


地元のお菓子らしいビスケットは壊れやすそうだったので、わたしの荷物の上に括り付けました。


この日ふたつ目の峠であるサンぺーレ峠へと続く山道、登り出して10分ほどの地点。
荷物が重たくてスピードがなかなか出ないCさんを待ちます。ベースとなる荷物は15㎏ほど(わたしは5㎏)ですが、買い物直後はもっと重くなります。


3日目夕方~夜編に続きます。
お読みいただきありがとうございました。

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