フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

テント泊自転車旅、ベストオブ野営地


先月、友人のCさんと出掛けたテント泊自転車旅、4日目朝のお話です。
前日はファウニエラ峠というしんどい峠を越えて麓の町まで下りた後、サンぺーレ峠までの道のりの3分の2ちょっとを登り、一日の獲得標高が2800mを超えました。


舗装路から15分ほど歩いて見つけたスポットにテントを設営しました。
標高は2000m台くらい。
今回の4泊5日テント泊自転車旅行で、おそらく一番いい感じのテント設営地だったと思います。


Cさんは前日の疲れで爆睡・・・
ひとりテントの外に出て、マジックアワーをしっかりと楽しみました。


テント前で朝ご飯です。
いつもの段どりで、Cさんがテント撤収している間にわたしが朝ご飯の準備をしました。


お弁当箱代わりのタッパーの上にバーナーを置いています。草の上はフワフワとしていて安定が悪く、お湯の入った鍋を一度ひっくり返してしまったので、苦肉の策です・・・


この日の野営地は湿気が多く、フライシートが朝露でかなり濡れてしまっていたので、出発ギリギリまで木に括り付けて乾かしました。


後方(道路や峠のある方角)から日が昇ってきました。
一気に暖かくなります。


どちゃーっと倒れてる(倒してある)マイ・バイク(^▽^;)


毎朝、出発前にCさんが行うことのひとつが、スポークの調整です。
1本1本、指で弾いて確かめます。荷物が15㎏以上もあるので、後輪のスポークが緩んでしまいがちなのです。初夏に初めてテント泊自転車旅をした際は、これをしなかったことでスポークの1本が折れてしまったこともあったのでした。


ちなみに、Cさんの自転車は20年くらい前の代物でギアの変換レバーはハンドル部分ではなく、ダウンチューブに付いていますΣ(゚Д゚)
重量も13㎏もあり、荷物が括り付けていない状態でもかなり重たいのですが、普段からハイキングや山スキーの出発地点まで自転車で行って、ハイキング(スキー)中は木の茂みに隠しておく、みたいな使い方をしているので(わたしと一緒の時にはやりませんが)、万が一盗まれても大丈夫なようにと、のポリシーなんだそうです(;^_^A
それに、カーボン製の軽い自転車には荷物をこんなには括り付けられない(わたしにはよく分からないのですが)とも。
何にしても、こんな自転車(泥よけまで付いてる)でカテゴリー超級の峠道をクライムしている人はあまり見かけません😂


荷物をまとめて舗装路まで戻ります。
ここ、わたしは自転車を押して歩きましたが、Cさんは漕いでいました。


舗装路に戻ってしばらく漕いだ地点。


さらに15分くらい漕いだ地点。
昨日のうちに森林限界を出るまで登っておいたので、後は楽勝です♩
300m弱の高低差しか残っていませんでした。


着きました、サンぺーレ峠(2284m)。
前日に登ったフォウニエラ峠のマルコ・パンター二像といい、イタリアの峠って、フランスの峠ではあまり見ないような派手なオブジェがありがちなようです(^-^;


さて、反対側へと下りていきます。


木の間から見えているのは、この地方を代表する有名なお山、モン・ヴィゾ(3841m)。
フランス側、イタリア側の両方からの登山が可能で、フランス側からも結構遠くから見えていることがよくあります。


この後、20分間ほど下りたところで前を走っていたCさんが立ち止まっています。
「みよんの大好きなものがあるよ」と。


おおお、ラズベリーがたわわに実っています💖


豊作です(≧∇≦)
今シーズン、何度もラズベリーには出会ってきましたが、ここまで密に実が生っているのは初めてです。


大・収穫祭のわたし😂
ここで30分くらい(いやまじで)、立ち止まってしまいました。1年間分のラズベリーを食べたかと思います・・・


水場が全然なかったので、小川で水を汲みました。


さらに麓の町へと下りてきます。


この日は日曜日。お店が開いているのか不安だったのですが(フランスでは日曜日は閉まっているお店が多い)、山道から下りてきた町はずれに開いているお店があったので、ここでお買い物していくことにしました。小さなお店なので、もう少し大きいスーパーに比べたら割高なのでしょうが、時間も貴重です。


チーズコーナー。
左奥にある今下りてきた峠の名前が付いているチーズを少し買いました。他にパスタ、アンチョビー、トマトソース、お菓子、ヨーグルトとフルーツも購入(^^♪


4日目午後編に続きます。
お読みいただきありがとうございました。

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