フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

4泊5日テント泊自転車旅・最終日

長々と書き綴ってきた友人Cさんとの9月前半の自転車旅行記もこれが最終回です。
4日目午後にイタリアとフランスとの国境になっているアニエル峠を越えてフランスに戻ってきました。峠近くにあるヒュッテでシャワーをしてサッパリ、さらに下りて林道をしばらく歩いた地点でテント泊をしました。


朝起きると、意外にも風が結構強かったので、木のたくさんある近くまで少し移動してコーヒーを飲みました。いつもながらインスタントですけど、最高においしく感じます(^^♪


テント撤収中のCさん。
湿っていたフライシートは木の枝にかけて乾かし中です。


日が昇ってきて、コーヒーを飲んでた辺りは木が邪魔でなかなか日向になりそうにないので、少し風があるけどお日様で暖かくなったこっち側に朝ご飯再セッティングです(;^_^A


本日の朝ご飯はビスケット、フォッカチャ、マドレーヌ、アプリコットジャム。
前日のお昼に寄った食料品店にはフレッシュなパンが売っていなかったので、こんな感じです(;^_^A このビスケットはザクザクしていて、あまり甘くなく、かなりおいしかったです。フランスでは同じのを見たことがありません。


わたし達の自転車。
家具化して?ごちゃごちゃしており、ロードバイクという感じがしません・・・


荷物をまとめ、林道を自転車を押してしばらく歩きます。


峠道に戻ってきました。


どんどん下りていきます。
2日目の午後から4日目(昨日)の午後にかけては知らないとことばかりを走っていましたが、この辺りは自転車で2度、車で何度も来ているところなので、とても馴染みがあります。何なら、Cさんよりもわたしの方がよく知っているくらいです。


最初の集落でお水をチャージします。


ジャバジャバと流れ続けています。
この峠道に限らず、お山の麓の村ではどこでも必ず水場があるのでとても便利です。


さらに少し下りた別の村でパン屋さんに入りました。
新鮮なパンに飢えていたので、今日のお昼の分を買い求めます。


ついでに菓子パンとコーヒーを頼んで、外の席で頂きました。
朝ご飯を食べてまだ少ししか経っていないんですが、ちょっとショボかったので(^▽^;)


通り掛かった熟年ロードバイク乗りさんが、わたし達の自転車を見て話しかけてきました。
「50代くらいまではあなた達みたいに、荷物を括り付けてテント泊で旅行したんだよ。ノルウェーからフランスまでヨーロッパを横断したこともあった」と楽しそうに思い出話をしてくださいました。


さらにしばらく下りた町の食料品店に果物を買いに入ったら、野菜や果物は置いていないとのこと_| ̄|○
むしろお土産屋さんとして機能しているようでした。見る角度によって写真が変わるプラスチックのカップを見てウケてるCさん。「君にぜひこれをプレゼントしたいんだけど、どう?」「いらんて」
もう少し先のスーパーでバナナと洋梨を買うことができました。


峡谷ロードをしばらく走ります。
この後、少し山道を登り、また下りてきたあと最後の峠道が待っています。
これ👇

今シーズン、反対側は4回くらい登っているヴァルス峠です。
こちら側も初夏に一度登っています。
19㎞ほどで1100mの高低差を登る平均6,5%の山道で、しんどいのは最初の7㎞ほどです。


しんどい部分を登り終えた辺り。
もう少しすると給水ポイントがあります。


常に水がジャバジャバと湧いている水場。
Cさんにはここで待っておいて、と言われています。
10分間ほど待ってCさんが追いつきました。この後しばらく登った峠の少し手前でランチにしましたが、ごちゃーっとして映えていなさ過ぎたので、写真はなしです😂


最後の峠、ヴァルス峠(2109m)✨
5日間で越えた6つ目の峠になります。
この後は平坦中心で30㎞ほどの道のりです。


旅を終えてすぐにしたこと・・・
旅行記中に何度も「わたしの荷物は5㎏」と書いたのですが、これは出発前や旅行中は分からなかったことで、戻った時に量ってみたのでした。
👇

自分の体重も量るのは半年ぶりくらいだったと思います。
47㎏で・・・


自転車に括り付けていた荷物を持って量ると、52㎏でした。
つまり5㎏の荷物だったことになります。水は含まれていません。買い出しをした後はもう少し重たくなることもありました。


5日間にわたったイタリア遠征自転車旅の最終日の記録
👇


5日間全体の行程はこんな感じでした。
👇

Ⓐボネット峠(2715m/2802m)
Ⓑロンバルド峠(2350m)
Ⓒファウニエラ峠(2481m)
Ⓓサンぺーレ峠(2284m)
Ⓔアニエル峠(2744m)
Ⓕヴァルス峠(2109m)
ストラバの合計では11000m弱の獲得標高になりました。


ちなみに、もう少し大きな地図で見ると、こういう辺りになります。
👇

フランス側はメルカントゥール国立公園、ケラ地方自然公園に接した辺りで、イタリア側はピエモンテ地方ということになります。


長ーい自転車旅行記にお付き合いしてくださった方、ありがとうございました。

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