1年ぶりのイズラン峠
ロードバイクに乗り始めた2年前の秋に一度、昨年は初夏と秋の2度登っているイズラン峠に先月登ってきました。
イズラン峠はサヴォワ県のオート・モリエンヌの谷とオート・タランテーズの谷とを結ぶ2770mでヨーロッパで最も標高の高い峠です。
何度かこのブログに書いているボネット道路は2802mで、さらに高いのですが、峠ではないため(2715mのボネット峠から出ている道路です)、峠道としてはイズラン峠に軍配が上がります。
ちなみに、こんな感じの峠道になっています👇
わたしが車を停めたランスルブールという町からの勾配のグラフです。
33㎞で1461mを登ることになります。
今まで登った時は、毎回最低でも1度は足つきしていたのですが、今回初めて・・・
一度も足つきすることなく登ることができました😭
ランスルブールから2時間18分でした。
今まで来た時は、もっと長い印象だったのですが、今シーズンはボネット峠道など実質的な登り部分がここよりもずっと長い峠道を何度もクライムしているせいか、本格的な登りに入るボヌヴァル村からは、本当にあっという間に着いた感じでした。
観光的もサイクリング的にもオフシーズンに入っており、お天気がいまいちなこともあってか、自転車も車もほとんどいませんでした。風がかなり寒いです・・・
最近調子がいいので、峠の反対側に下りて登り返そうかとも思っていたのですが、寒さで心折れました_| ̄|○
それでも、お腹はちょっと空いているので・・・
ヨーロッパで最高標高の峠にふさわしく、トップ・オブなおやつです。
虎屋のようかん💖
粒入りなんですよ~(≧∇≦)
本当は、麓の町のパン屋さんで売っている地元名産品の菓子パンを買うのを楽しみにしていたのに、閉まっていたのです・・・なので、この高貴なお方に登場願いました。
ドライブしに来ていたアルザスのご夫婦と少しお話しました。
この日、サイクリストさんは全然見かけなかったので「すごいですね」としきりに感心されました(^▽^;)
いや~、夏に来たら、ロードバイクで登る人いっぱいなんですよ・・・
それでは下りていきたいと思います。
前回にツールが来てから4年が経っていますが、その時に描かれたのであろうグラフィティがまだ残っています。
これは峠から700~800mくらい(距離で)下りた地点だったと思います。
そして、長ーい真っすぐの道。
そんな風には見えないと思いますが、この峠道で一番キツイ部分のひとつになります。
さらに下りた地点。
アボンダンス種の牛さん達が草を食んでいました。
傾斜が緩やかな辺り。
ここの峠道は、死ぬほどキツい傾斜もないし、時々このように楽な部分もあります。
2770mという標高のせいで厳しい峠道のようにも思われがちですが、相対的に見てそんなにしんどい道路ではないような気がします。
麓の村、ボヌヴァルが近づいてきました。
可愛い村なんですけど、面倒くさいので寄り道しませんでした。
この後は19㎞ほど、平坦に近いやや下りをひたすら漕いで帰ります。
出発地点まであと数㎞というところでちょっとしたアップダウンが待っています。
一応峠になっているのです。
同じサヴォワ県にある有名な峠道と同名のマドレーヌ峠といいます。
もうお昼時で、お腹が空いていたのでパン屋さんで途中下車。
可愛い看板が。
え、ちょっとショーウインドウが・・・
怖いんですけど😱
サンドイッチやピザ系がなくて、妥協策で購入したチーズとベーコン、シード入りのバゲット。お店の前のベンチでおいしく頂きました。
車を停めたランスルブールという町は、モン・スニ峠道という別の峠道の出発地点でもあります。まだ元気があるので、そっちにも登っていこうかとも思ったのですが、町に戻ると峠方面のお山は雲の中・・・さっさと諦めて、ライド終了となりました。
ってことで、イズラン峠までの往復だけという最低限のライドとなり、少し不完全燃焼気味でした😥
ランスルブールにはチーズ農協があるので、お買い物していきたいと思います。
メイン商品はボーフォールです。
冬ミルクの方が熟成期間が長かったので、こちらを多めに、夏ミルクのものも一応少しだけ切ってもらいました。
トム・ド・サヴォワなどもこの地方の名産チーズです。
ブルー・ド・ボヌヴァルというイズラン峠の麓の村の名前が付いたチーズがおいしくて気に入っているので、この日も少し購入。
農協で作っているわけではありませんが、地元のサラミも高品質なものを売っているので、いつも買い求めます。
どっさり✨
農協でのお買い物の後、お天気悪そうで諦めたモン・スニ峠道に車で上がってみました。
雨が次第にきつくなってきて、行かなくて正解だったとε-(´∀`*)ホッ
おうちに連れて帰ってきた子たち。
前述のもの以外に、胡桃ジャムやバターも買いました。
お読みいただきありがとうございました。