フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

今年初めてのガレット

塩味のクレープのこともガレットと呼びますが、今から書くのはガレット・デ・ロワ、通称王様のガレットのことです。日本でも年々ポピュラーになってきているようですが、東方の3人の賢者(または博士)が生まれたてのキリストに会いにやって来たことに由来したお菓子です。ロワとは一般的には王様の意味ですが、ここでは3人の賢者のことを指します。
ガレットは1月中くらいはずっとお菓子屋さん、パン屋さんで売っているものの、一応正式には1月6日が公現祭(キリストが公に現れたという意味)ということになっています。


時々行くお山地方でよく寄るおいしいパン屋さんのものです。
2年くらい前にここのを買って、とてもおいしかったのでした。


かなり分厚いタルトなので、パイ生地ばっかりボリュームがあるのかと思ってしまうのですが、アーモンドクリームがかなりふんだんに入っています。アーモンドクリームにカスタードクリームを混ぜて軽い仕上がりになったガレットも多いですが、ここのお店のは普通の(かなりモッタリした)アーモンドクリームでした。
さて、ガレットいえば、中にフェーヴが隠されているので、当たった人は「今日は王様」になることが出来ます。元々、フェーブとはソラマメのことで、今ではソラマメくらいの大きさの陶器の飾りが代わりに入っています。


おっ。
次男の分から出てきました。
「なにこれ・・・?」と次男。
ガチのフェーブ(乾燥ソラマメ)が入ってましたΣ(´∀`;)


そういうのが今流行ってるんでしょうか?
世の中の流行りに疎いので、よく分からないんですが、意表を突かれました。
一応食べ物だし、お店にとって安上がりって長所もあると思います。
次男は「陶器よりもだいぶ柔らかいから、間違って噛んでしまっても、歯を折ることはないという利点もある」と。


次の日にまた残りを食べたらふたつ目のフェーブが出てきました。4人分くらいの小さなガレットだと、フェーブはひとつですが、6人分以上くらいのサイズのものだとふたつ入れているお店も結構あるのです。
これまた当てたのは次男でした。この時期になると、幼稚園のおやつでもガレットが出たらしいのですが、当時からよくフェーブが当たっていたそうです(^▽^;)
またソラマメ?とのぞき込むと・・・


近すぎてピンボケしてしまいましたが、こちらはパン屋さんの名前が入ったオリジナルフェーブでした。地元の観光名所(川)の写真を転写した、比較的こだわりのあるものです(可愛くはないけれど)。これ作るのにお金をかけ過ぎて、ふたつ目は乾物で節約したかな?と次男と話しました。


時間的に逆になりますが、同じ日の日中に友人のお宅に寄らせてもらいました。
このブロブに以前、何度か登場しているスキーアルピニズム(競技としての山スキー)の女王、Mさんと彼氏のおうちです。


集落の小さなチャペル。クリスマスは終わってもしばらくは飾り付けがしたままなのがフランス風です(クリスマス~新年はごっちゃまぜな感じ)。


おうちの前を鶏がウロウロ。
「どっか行っちゃわないの?」とMさん達に聞くと「夜までにはいつも帰って来る」と。猫みたいなんですね(・・;)


メッセージや電話では時々やり取りをしているものの、直接会うのは半年ぶりくらいです。
お茶とお菓子を頂きながら、3人でしばらく近況報告をし合いました。
Mさんは昨年度のスキーアルピニズム、女子スプリントの世界チャンピオン。今シーズンも大会がいくつもあるので、毎日鍛えているそうです。


すごいマシーンが導入されていました。
上半身を鍛えるんだそうです。
「あんたもやってみる?」と言われたけれど、遠慮しておきました(;^_^A


お庭のかぼちゃを使ったケーキを作り始めたMさん。
チョコレートやヘーゼルナッツパウダーも入れていました。


お庭の鶏の玉子と、彼氏が趣味で養蜂をやっているので蜂蜜1㎏をお土産にもらってきました✨この玉子、以前にももらったことがあるのですが、史上最高においしいオムレツやカルボナーラを作ることが出来ました💖


お読みいただきありがとうございました。

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