フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

ベルドンヌ第3弾

7月中旬に子供たちと1泊で出掛けたベルドンヌ山塊。シリーズ3回目にして初めて2日とも晴れました。
今回行ったのは一番北に位置する部分で、すぐ真向かいにはボージュ山塊が見渡せます。
同じベルドンヌでも南側はポピュラーな山や湖が多く、グルノーブルなどからの登山客が多いのですが、中部から北部にかけては特に手つかずの自然の残るエリアです。


駐車場周辺。
この日も土曜日仕事の後の出発だったので、歩き始めは17時くらいでした。幸い7月は日が長いので午後を有意義に使えます。


パラグライダーを楽しんでいる人たちがいました。


登り始めてまだ30分だというのにもう景色が高い山らしくなってきました。


さすがにまだ7月、お花だらけです。


お兄ちゃんはどんどん進んでしまい取り残された弟…


ヤマツツジが満開です。


野性のルバーブもいっぱいです。


まもなくお目当ての無人山小屋に到着。


山小屋の中にトランプが置いてあったので早速遊ぶ子供たち。


小屋の前の水飲み場。ルバーブだらけ、、


子供たちがトランプに興じている間にわたしは散歩。


夏の間よく見られるjoubarbe。色んな種類のものがあります。


なかなか可愛いです。


21時07分。
夕食の後に少し高いところに登ってみました。ルバーブ畑?に日が沈む…


21時18分。
奥はボージュ山塊。


モンブランも遠くに見えます。


21時53分。
山小屋に下りてきました。
奥はシャルトルーズ山塊。手前右の明るいのは山小屋に泊まっていた若い4人組のキャンプファイヤー。


翌朝5時46分。
夕暮れ時と同じ場所に登ってみました。しかし撮れた写真は夕暮れ時のものとほとんど同じ(汗)時刻が情報として入ってなかったらどちらか全然分かりません。。
左手は今日登る予定のLes Grands Moulins(2495m)。


小屋に下りてきました。子供たち起きてるかな…(答え→爆睡してました)


山小屋に戻り朝ごはんを食べてから出発です。大きな荷物は山小屋に置いていきます。


サクシフラージュ。


山の南側から登る一般的なコースもあるのですが、北東の稜線からアプローチするこちらのコースのほうが登り甲斐があるので下りは一般コースを使い周回することにしました。


めっちゃ直角みたいなところもあります。


頂上(2495m)に到着。


頂上にいた登山客からサヴォアの白ワインとボーフォール(サヴォアのチーズ)などを勧められました。眼下に見えるのはサヴォア県の県庁所在地、シャンベリー。その奥はボージュ山塊。


下りるのは一般コースから。



帰り道。駐車場はもうすぐそこです。

ベルドンヌ第2弾

7月初めの週末、ベルドンヌ中部へ友達と1泊でハイキングに行きました。

土曜日仕事の後出発したので夕方から歩き始めました。
前回のベルドンヌ同様、雨です。


花が咲き乱れています。


初めの目的地の峠に付きましたがめちゃくちゃガスってます。


そして峠の反対側は結構雪が残ってます。


仕方ないので歩き続けますが峠から山小屋まではときどきケルンがあるのみでしかも雪や濃霧のためそれもよく見えず、道をたどるのに苦労します。


泊まるつもりの無人山小屋が少しくぼんだ場所にあったため、ルートを若干ずれて歩いていたわたし達の視界には全く入らず、一度は通り過ぎてしまっていました。磁石と地図をたよりに引き返してきてようやく見つけたのが21時45分。日の暮れるのが一番遅いこの時期でしたがほとんど暗くなりかけでした。


翌朝5時25分。昨日超えてきた峠の辺りが明るくなってきました。


今日向かう予定の湖のある方向の山(Grand Morétan, 2775m)をお日様が照らします。


朝食後、湖に向けて出発です

途中通過したシャレーの水飲み場。


一つ目の湖、Lac Inférieur(1998m)に到着。


ちょっと上から見たところ。


そこから少し上がるとLac Spérieur(2055m)があります。


湖のほんの一部がまだ凍っています。


湖の周辺。


個人的にはヴァノワーズ国立公園を思い浮かべさせられる景色が広がります。


雪解け水で川幅が広くなっていますが、なるべく狭いところを探して渡ります。


靴はもちろん脱いで。。


荷物を置いていたので山小屋に一度戻ります。


中はこんなんです。


毛布はありませんがマットレスはあります。


ドアから見える景色。


いい時間になったのでお昼も山小屋のそばで食べていきます。ワインは友達が持ってきてくれました。


昨日越えてきた峠に向かいます。


峠に到着。昨日はここから何も見えませんでした。

後ろを振り返るとこんな感じです。やっぱりヴァノワーズっぽい・・・

花の絨毯です。

駐車場近くには野イチゴがいっぱいでした。

豊作です。

モリエンヌ高速道路を通って帰ります。とってもいい景色です。

エクラン北部、ローヴィテル湖へ

今日は子供たちにとって夏休み最後の日曜日だったので手軽なハイキング先としてエクラン国立公園でも最も近くてリヨンから2時間弱で行けて標高の低いローヴィテル湖を行先に選びました。駐車場からの高低差が500メートル程度と小さな子供でも歩けるのでファミリーコースとして人気があります。

国立公園のボーダーラインにある看板。禁止事項やそれに対する罰金などが書かれています。

歩き始めたばかりですが既に日差しがきついです

ローヴィテル湖(1505m)に到着

昼食後、ヴァロン峠に向けて出発

ローヴィテル湖がどんどん遠ざかります

迷子の羊…エクランは羊の放牧が盛んです

奥には有名なスキー場、Les Deux Alpesが望めます

マルモット

ヴァロン峠(2540m)に到着。眼下にはミュゼル湖が。ローヴィテル湖から一気に2時間10分で登りました^^;

ミュゼル氷河


帰り道


出発点の村の水くみ場でおいしい水を汲んで帰ります