フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

前回(6月)のボージュ

昨日はボージュ山塊で隣り合わせのふたつの山に登ったのですが、その高いほうには6月半ばにも一度登りました。昨日以上に天気が悪くて峠までは雨、頂上からもほぼ何も見えずというイケてないぶりでしたが、一応その時の様子も投稿してみたいと思います。

なんでまたこんな天気の悪い日に来るかな…結構降ってます

昨日と同じパーキング。林道の最終駐車場です。

あまりに止まないので廃墟になっているシャレーの屋根の下で雨宿り

Trolles(キンポウゲ科)が満開でした

放牧地帯に到着。まだ雨は降っているものの少しずつ明るくなってきました

ガン見してきています

若いタリーヌ種の牛

初夏の花のひとつ、globulaire(オオバコ科)

峠のほうは晴れてきました

ボージュ最高峰アルカロ(2217m)に向けて出発です。
1750メートルほどの地点ですが日のあまり当たらない部分にはまだ少し雪が残ってました

この水たまりは昨日見た時には完全に干からびてました


下は天気良くなってきても、頂上のほうはやはり濃霧につつまれています

峠の少し手前で会ったハイキング客(こんな天気悪いしかも平日に来る人が他にもいたのです…この兄さん以外には誰にも会わなかったですけど)と一緒にアルカロに登ることにしました。既に2回登ったことがあるという彼に先を行ってもらいます

bois joli

oreilles d'ours
てか足元が危ないのに写真撮ってる場合じゃないです

兄さん、どんどん登っていきます


頂上に着きました

ほとんど何も見えません

で、下りて来たらなんとなく上のほうも晴れてきています。
・・・見なかったことにしましょう

また放牧地帯を通過してパーキングまで戻ります。

駐車場に着く少し前からまた雨が降り始めました

いつも寄るチーズ農家その1

農家その2

ボージュでの山歩きの後…

ボージュ山塊は牛の放牧が盛んで、トム・デ・ボージュなどのチーズが名産品のひとつです。
こっち方面で山歩きした後は馴染みのチーズ農家や農協に寄るのが習慣になってます。

めちゃくちゃ美味しいグリュイエール・ダルパージュ(放牧牛のグリュイエール)。
しかも安い(1キロ9ユーロ。今日現在1ユーロは115円)!

本日のお買い物。あ~幸せ。。

ボージュ山塊へ

最近ワイルドなエクランの大自然に圧倒されっぱなしだったので8月最終日の今日は個人的に癒し系だと思っているサヴォアのボージュ山塊へ行ってきました。


午後から雲が多くなるとの予報だったので早朝から歩き始めました。


森の中の駐車場。標高996メートル。


昨年11月に登ったPecloz(右)とArmenaz(その隣)。


両側を2200メートルほどの山に囲まれた緩やかな谷は牛の放牧地帯となっています。
茶色いのがタリーヌ、顔が白いのがアボンダンス。どちらもサヴォアの伝統的な牛の品種で搾乳量は少なめなものの味わい深いミルクを出すことで知られています。


シャレーと水場。


花食べまくりです。そのミルクはおいしいチーズになることでしょう。


そのまま進むとまもなく峠に到着。


ボージュ山塊の最高峰、アルカロ(Arcalod,2217m)
6月にも登りましたがガスってて何も見えなかったので再度挑戦。


峠を挟んだ向かいにはショリオンド(2173m)、その奥にはSambuy(2198m)が。
今日はアルカロのあとショリオンドにも登ろうと思います。


峠からアルカロに続く道。


もう9月になるというのに花が咲き誇っています。


シャモア…かと思ったんですが、どうやら若いムフロンの群れでした。


アステール。薄紫色で上品です。


途中からめっちゃ急傾斜になります。


絶壁のようです。


でも案外登れます。まもなく頂上です。


エーデルワイス…元気が出ます!


到着(変な角度…)。


ショリオンドとサンビュイ。


北側に伸びる尾根。どうやら上を歩いて行けるらしいのですがちょっと怖いのでやめておきます…


一度峠まで下りて、次はショリオンドに向けて歩き始めます。こちらはよじ登る必要はありません。


エーデルワイスはありませんでしたがラズベリーとブルベリーがたくさんあったのでまあ良しとします。


少しずつ登っていきます。アルカロがエキサイティングだったのに対しこちらはちょっと退屈な登りです。


頂上に到着。北側にはアヌシー湖が望めます。モンブランとかは雲のせいで全く見えませんでした…

山小屋でカフェオレを飲んでから帰りました。