名残惜しく下山編
2泊した大好きな避難小屋を出て、峠へと向かう斜面で山岳救助隊員に(勝手に💦)探しに来られたところまで書きました。
最後はスキーを脱いで到着した2286mのメルレ峠。
これから下りていく斜面です。
ワクワクします(^^♪
下り始め、峠を振り返って。
最初の部分だけ若干急になっていますが、あとはとてもなだらかです。
柔らかい雪が気持ち良い10秒間の動画です👇
Col Merlet Maurienne
永遠に続けばいいのに・・・と思うような、景色も滑り心地もよい谷です。
だいぶ下りてくると、雪が融けて地面が露出しているところが目立つようになっています。
ここら辺でランチをしていきたいと思います。
大きな平たい岩を見付けました、
インスタントのパスタ入りスープ、チーズにサラミです。
大量に持ってきていたネギを使い切っていなかったので、スープに全てぶち込みたいと思います。
うわ💦辛っ💦💦
ほぼネギの味しかせん・・・
3日目ともなると、パンも硬くなってきていたので、いっそのことこれもスープの具!?にしときました。
ピクニックのあとは、再び下り続けます。
放牧地帯を通り過ぎて林道部分に入った辺りです。
雪崩跡になった広い斜面に到着しました。
行きでは斜面の上の方の林道が通っている場所をトラバースしつつ歩いたのですが、急で、トレースもほとんどなく通りにくかったため、帰りはどうしようかな・・・とずっと気になっていたのでした。
底の部分を通って下りることにしました。
下り始めると、おそらく今朝のものと思われる、誰かがスキーで下りた跡も見られました。
みんな考えることはおんなじなんですね・・・
硬くてガタガタだし、急斜面だしてでちょっと苦労しましたが、雪崩跡を脱出✨平和な世界(=普通の林道😅)に戻ってきました。
このすぐ下で、初老のご夫婦のスキーヤーさんが休憩していました。峠まで往復してきたところなんだそうです。先ほどのは、この人達の下りた跡だったのでしょう。
おふたりはわたしと同じ駐車場に車を停めたそうで、「あの車、あなたの?今朝着いた時に村長さんが『もう3日前から停まってる』って心配してたわよ」と言われたので、先ほど救助隊の方と会った話をしました😓
おふたりのいた場所からすぐのところが、駐車場への最短ルートへの分岐地点だったんですが、立ち止まっておしゃべりしたことで注意散漫になり、見落としてしまって遠回りの林道から戻ることになってしまいました_| ̄|○
こわっ💦
雪解けの季節は、落石も多いので注意が必要です。
あまりにも林道が長いので、時々森の中をショートカットします。
しかし方向音痴のため、ショートカット中に迷う可能性もあるので、あまり大胆なショートカットは避けるようにしています。
フキノトウが。
クロッカスも。
少し上の方はまだ雪がたっぷりだったけど、下界は春ですね・・・
ようやく車を停めている村まで下りてきましたε-(´∀`*)ホッ
駐車場は村から1㎞ほど離れた地点だったので、さらに少し歩く必要があります。
分岐を見落としてさえいなければ、とっくに車に戻れていたのに(;´Д`)
嬉しい・・・
デミたんがぽつんと停まっているのが見えています。
ちなみに、先ほど出会ったおふたりの車は既にありませんでした(;^_^A
スキーをしてきたとはとても思えない夏山っぽい駐車場にようやく到着しました。
運転席のドアに、憲兵隊(山岳救助隊が属する)からのメッセージが挟まっていました😓
どうやら、わたしを捜索しにくる前に挟んでいったようです。
電話してみると「そうでしたか、通報者の勘違いで良かったです」と言われました。
次回からは2泊以上するときは、帰る予定の日と電話番号を書いたメモを分かり易い場所に置いていこうと思います。
帰りにボーフォール(チーズ)の農協に寄って帰ります。
メイン商品はもちろんボーフォールなのですが、今シーズンはボーフォータン(も、ボーフォール作りが盛ん)山塊に行きまくっていて、そのたびに買って帰るため、ストックがだぶついています。今回はパスして・・・
サラミなどと・・・
安くておいしいバターも買わなきゃ・・・
ここのに限りませんが、常に冷凍庫に農協バターはストックしてあります✨
とっても控えめな本日のお買い物。
オート・モリエンヌ地方のブルーチーズ、ブルー・ド・ボヌヴァルも買いました。
ちなみに、今回の2泊3日のハイキングで、余って持って帰ってきた食品。
山に入る人は大抵予備の食料を持っていると思いますが、わたしも日帰り・泊りに関わらず常にシリアルバーは2、3本ザックに入っています。
全部で7食もあったので、どれくらい食料を持って行くか、結構悩みました。
ギリギリ過ぎるのも嫌だし、多過ぎるのも無駄に重くなって嫌だし・・・
でも、ああでもないこうでもないと考えるのも楽しいです。
長ーい2泊3日スキーハイキング記はこれでおしまいです。
お読みいただいてありがとうございました。