フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

3つの峠・リベンジ

先日、山友Cさんとそのお父様Rさんと一緒に3つの峠を周る約125㎞、高低差約3400mというコースをロードバイクで走ったことをブログに書きました。
その1週間後に、もう一度ひとりで同じコースにチャレンジしてきました。
3人で行った時も、ちゃんと周回して戻ってきたんですけど、一部ストラバ(スポーツのアプリ)が切れていて、全部の行程が記録されなかったことに対するリベンジということです(;^_^A
ちなみに、3つの峠はこんな感じです👇

左のカイヨール峠、真ん中のレ・シャン峠、右のアロス峠という順に登ります。


前回はCさんがパスタとかパン、チーズ、バナナといった重たくて栄養になるっぽい食料を運んでくれてたのですが、今回は自分一人です。手ぶらでもしんどいのに重たいパスタとか積んでヒルクライムする自信はありません。途中、どこかでランチするとして(7月にひとりで反対周りで走った時は、途中のカフェでキッシュを食べました)、とりあえず行動食を多い目に持って行くことにします。上の写真はジャージの背中のポッケに入れたもので、加えて、サドルの下のツールボックスにも少しお菓子を入れています。


10月の前半の話で(タイムラグがひどくてすみません)まだ木々は色づいていませんでした。そして、まだ寒い時期ではなかったので朝早く(といっても9時くらいです)に出発することも苦痛ではなかったです。


カイヨール峠への山道は30㎞近くも続きますが、その大半は勾配が5%以内のなだらかな渓谷ロードになっています。雨が降っていなくても道路が濡れていることが多く、日陰の時間帯が長いため、寒くなってくると朝のうちは地面が凍結しやすいので注意が必要です。
上の写真の地点からしばらく進むと、登山客っぽい恰好をした人が向かいから歩いてきて、何か手で合図をしてきます。何?と思ったら、カランコロンという賑やかな音が聞こえてきました。あっ、これはあれです、そういうシーズンになってきていたのでした・・・


あれって、羊ですよ💦
夏の間、高いお山で過ごした羊たちが秋には山から下りてくるのです。下りる日は大抵週末で、この日も日曜日でした。
数百頭の羊たちが通るのをしばらく待ち、再出発しました。


ちょい汚い写真出てきます。
苦手な方はお気を付けください。





羊さん達が通った道路はあちこちに糞が落ちているので、避けようにもすべて避けられず、タイヤがこんなことに・・・
まぁ草食なので、そんなには臭くはありません。というか、慣れの問題かもしれません。ハイキング中などにも放牧地を通るのでこの臭いにはそんなに反応しなくなりました(^-^;


川沿いをずっと走っているわけですが、何度も橋を渡ります。
これは確か、日向になってきて、嬉し~と思って撮った一枚でした。秋は朝のうち、日陰はかなり寒いので(場所にもよりますが、山道を登ることが多いので)日向になると幸せ~な気分になります。夏は逆に「ゲッ、もう日向かよ💦まだいっぱい登らんといかんのに」とゲンナリします。


台湾製の小さな餅菓子でカロリー補給します。
小さ過ぎるのが残念(倍くらいの大きさがちょうどいいのに)だけれど、まあまあ普通においしくてリピートしている商品です。


峠の少し手前にあるヒュッテを振り返って。
初夏から9月末くらいまではオープンしていましたが、この時はもう閉まっていました。
標高2200m台で森林限界も超えた草原にあるのですが、道路際にあるため車でも来られるのです。


ひとつめの峠、カイヨール峠(2326m)に到着しました。
ここまで1250mほど登ったことになります。峠だけだと1200mくらいですが、途中で峠道からちょっと外れた小さな村にも登ったため少し加算されました。
なんでそんなところにも登ったのかというと、1週間前に来た時に、遅れているメンバー(Rさんと、ひとつ目の峠だけ参加した友人S君)を待つ間、時間つぶしにそこに登ったので、この日も同じようにしてみたのでした😅
この写真は、マルセイユから来たというバイカーさんカップルが撮ってくださいました。
何とわたしが走るのと同じコースでツーリングするということでした。それについて女性の方が「えっ、信じられない」と3回くらい繰り返すので😂いや~、結構ポピュラーなコースなんですよ、わたしの知り合いの77歳の人も去年完走しました、というと「えっ、信じられない」とまた同じことを言われていました😂😂
確かに、今シーズンの最初にはわたしも途中で1泊して2日で回るコースでしょ?と思ってたのですが、少しずつ走れるようになってきて今では2週末連続で来るような普通のコース!?になってしまいました・・・慣れって怖いですね💦


峠の反対側に下りていきます。


この峠、こちら側の方が傾斜がきついのです。
7月に初めて挑戦したときは反対周りで走ったため、この峠が最後になりここの斜面のきつさに瀕死状態になったのでした。


こちら側の山道も30㎞以上続きます。
途中でちょいと止まって・・・


餅をもうひとつ。
でもほんっとうに小さくて、これくらいではカロリー全然足りていないです💦
途中でどこかに寄らないと、持ってるお菓子だけではとても完走できそうにありません。
日本はコンビニなどのお店、自販機もあちこちにあるのでとても便利だと思うのですが、フランスの峠道サイクリング、夏だと先ほどのヒュッテが開いていたりと、何らかの場所で飲食できるんですけどシーズンオフは本当に厳しいです。余計な建物が建っていない景観という意味では素晴らしいんですけどね(^-^;


しばらく下りていくと・・・
え~っ、またぁ??


今度はわたしも下りている最中のため、山から下りていく羊たちと同じ方向になってしまい、後ろをゆっくりと進まないといけません。先ほどは通過するのを待つだけだったので、5分もかからないくらいだったんですけど、これは結構時間食いました_| ̄|○
そして、さらに10分間くらいダウンヒルしたあとに・・・


また別の群れが下りていくのに出くわし、また後ろをトボトボと歩かされました😖
3つの峠周回コースも3回目なので、今日はよいタイムで走ってやろう、と意気込んでいたのですが、とても無理そうです😂


2つ目の峠編に続きます。
お読みいただきありがとうございました。

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