お気に入りの避難小屋に泊まって、雪山ハイキングをした時のお話です。
4時間くらいかけて到着したメルレ避難小屋。
今回で泊まるのは5回目。スキーで来たのは初めてでした。
この辺りは夏には羊の放牧地になるためか、羊のものと思われる骨が窓際においてありました。
マットレスばかりか掛布団まであるのは、避難小屋としては珍しいです。
夏用シュラフで大丈夫なので、荷物が軽くて助かります。
今まで来た時は、誰も宿泊客がいないことが多かったのですが、今回パリから来たという3人組の男の子たちと一緒になりました。
写真は彼らのスキーとザックの一部です。
朝、起きたときは1,2℃だった気温が2,8℃まで上がっていました(^^♪
真ん中の数字は時間ではなくて気圧です。
荷物のパッキングを終えて出発しつつあるパリジャンたち。
お山の話ばかりか、パリの日常生活のお話も聞かせてもらってとても楽しかったです。
みなさん、お気をつけて!!
考えてみると、パリやリヨン(わたしです)といった大都会の人間が、こんな電波も届かない山奥の雪に埋もれた避難小屋で一緒になって、時間を過ごす、というのは面白いことですね。
3人組が出発してしばらくしてから、わたしも散策に出発しました。
まずは川を越える必要があります。昨日、水汲みの最中に雪が崩れて、片足がハマったにっくき川です(;^_^A
右奥を目指して、適当なところを歩いて登っていきます。
あんまりポピュラーな場所ではなく、トレースはほとんどありません。
右手を見ると、何本もの小川が流れているのが分かります。
今の季節、雪で繋がっていて渡れる場所が多いのですが、夏は渡れるだけ幅の狭い部分を見付けるのが大変で、結構遠回りをしないといけなかったりします。
登っていると、暑くなってきてダウンを脱ぎました。
表面が融けつつある川。
氷の色がきれいです・・・とか言って落ちないように気を付けます(^-^;
うわ✨
湖の一部何だか、川なのか、水たまりなのかよく分からないきれいなのがありました。
うっとりしてしまうパステルっぽい水色です。
もう少し進むと、湖がありました。
ほんの少し、融けかけています。いくつかの湖が集まったモレタン湖のひとつ、ラック・アンフェリエ―ル(低い湖、の意味)です。
氷が融けかけの川とか湖って、大好きなもののひとつなので、見られて嬉しいです。
さらにしばらく登って、ラック・シュぺリエール(高い湖、の意味)に到着しました。
ほとんど融けていないけれど、湖の形はよく見えています。
もっと真冬だと、雪の量も分厚くて、湖がどこにあるかも全く分からないものなのです。
ところで、今朝のお散歩の目的地は、右手正面に見えている峠だったんですが、こうして見ると、かなり急斜面です。スキーを脱いだら登れるだろうけど、そこまでして一番上まで行かなくてもいいかな(^▽^;)
あっ、その少し左手に・・・
良さげなでっぱり(中央やや左)があるので、そこを「今朝の頂上」ということにしたいと思います。
My頂上でおやつというか、早い目のランチにします。
ジェットボイルは小屋に置いてきたので、暖かいものはなしです。
午後編に続きます。
お読みいただいてありがとうございました。