フランスで山歩き

仏リヨン在住、40歳を過ぎて再び山に目覚めた元ワンゲル部員。週末になるといそいそと山に出かけています。

膝に水が溜まる(T_T)

足首を複雑(開放)骨折した方の左足は同時に膝にも怪我をしていました。骨折などにはなっていませんが、7針縫ってあります。


約2週間半の入院中には何ともなかったのが、退院後数日して左膝が腫れてきて曲げにくくなってきました。曲げようとすると突っ張った感じで痛いけど動かさなければ痛みはありません。日本だとささっと近所の外科に行って診てもらうところでしょうが、こちらの開業医は予約制で2、3週間待ち。予約なしで見てもらえるのは大きな病院の救急くらい(緊急でなければ数時間待つことも)。第一、車椅子では簡単に出ていけません。


数日前にどうしても腫れと突っ張る感じが気になり、訪問医を要請しました。救急車を呼ぶほどではない、でも具合が悪くて自分で病院に行けない、というときに電話をすると来てもらえる「SOSメドゥサン(ドクター)」というシステムです。4時間後くらいに来てくれました。


「おそらく膝に水が溜まってるんでしょうね」どうやら日本語で「滑液」「関節液」と呼ばれるもともと存在する関節の滑りをよくする液体が変に大量に溜まってしまっているようです。


今まで幾度となく耳にしたことのある「膝に水が溜まる」が自分に起こってしまったようです(;´・ω・)
退院時にもらった「入院中に受けた治療のまとめ」には、膝の怪我の治療の際、滑液を覆う膜は傷ついていなかったこと、消毒をして縫ったことが記されています。
急を要することではないので左足首複雑骨折の固定器具を外す頃にまだ治っていなければ治療してもらいなさい、ということでした。腫れが酷ければアイシングが良いそうです。


もう・・・骨折だけも面倒なのに「滑液包炎」(おそらく)ですよ_| ̄|○
でも、ここ2日ほど腫れが少し引いたような気がします。このまま勝手に治ったらいいのにな・・・


ところで膝の縫い目ですが、もうしっかりくっついています(^O^)/


「ちゃんとくっついてイイコイイコ♫」ですが、実際にあまりいいものではないので、
閲覧注意ということで。。





左から順に3日目、5日目、9日目、17日目。


現在。皮膚が少し腫れて膨らんでいるため傷も面積が伸びている感じです…


愚痴ついでに…ほとんど病気・怪我自慢みたいになりますけど💧
「パイプ」「キルシュナー」と呼ばれる複雑骨折の固定器具…細いの太いの合わせて8本の金属棒が骨に埋め込んであります😭 「痛くないの?」とよく聞かれるんですが、初めの1週間ほどは痛みがひどく、痛み止めも余計に飲んでいました。痛みは退院前には治まっていたのに、自宅に戻って数日した頃からまた痛くなってきました。太い3本のうち1本が刺さっている部分の皮膚が腫れているんです。


4、5日間ほんとに痛くてどうしようと困っていたんですが、毎日注射と消毒に来る看護師さんが特に念入りに消毒してくれた結果、だいぶましになりました。


なんでここだけ…?と不思議だったんですが。その一本だけなんか歪んで刺さってるんですよね😅
👇

まさか、、そのせいじゃないよね…と信じたい(-_-メ)


全然可愛くないものを連続で失礼しました
<(_ _)>



先日は子供たちとの初ハイキングの様子を今更ながら紹介しました。その半年後の家族ハイキングの様子です。当時は山以外の場所にハイキングに行く柔軟さがありました😅


2016年の春、場所は南仏アルデッシュ川の峡谷です。


駐車場からしばらく森の中を歩いた後、河岸に下りて行きました。


川が中洲のように曲がりくねった地点に廃墟があります。教会?お城?と思うところですが、12世紀に建てられたハンセン病患者を隔離していた病院だったそうです。


かなり大きな建物だったようですが、いくつかの壁と土台部分しか残っていませんでした。中でお昼ご飯にしました。


鬱蒼とした小径を歩いていきます。


アップダウンが多く、時々こんな感じに高いところまで上がります。石灰質の岸壁と青々とした常緑樹の茂った河岸が印象的ですが、たまたまこの翌年に同じエリアでカイヤックをしました(*^^)v

まだ5月でしたが、初夏の陽気の連休でした。


それではまた、春先のハイキングに戻ります。

4月で水仙が所々に咲いていました。


洞窟があちこちにあります。
駐車場まで戻った後、まだ時間が早かったのですぐ近くにあるエゲーズという村を散策しました。


中世の街並みがそのまま残っており、「フランスで最も美しい村」のひとつにも選ばれています。


教会前の広場には南仏らしくオリーブの木が。


元々の地形に一体化したように城壁や民家が張り付いています。


きらびやかさは皆無の質実剛健な中世のお城です。


城壁沿いの階段を上ってみました。


先ほどまで河岸を散策していたアルデーシュ川がよく見えます。


遠くには城壁のような岩壁が見えました。スマホ撮影ではズームに限界・・(-_-;)



南仏の自然や村も風光明媚で好きなのですがお山にハマり始めてからというもの、お山以外の場所にお出かけする機会が随分と減ってしまいました。 
ハイキングはまだ無理だけど運転はできる、くらいまで回復した際にはお山以外の場所にもお出かけしてみようと思います。



今日もお付き合いくださってありがとうございました。

車椅子で公園デビュー(//∇//)

ほんの数日前までは用事もないのに車椅子で外になんて出掛けたくないと思っていました。わたしの場合、車椅子であるだけでなく右足にギブス、左足には開放(複雑)骨折のサポートのための器具がついているので目立つんじゃないか、恥ずかしい、という気持ちがありました。
しかし今週半ばに次男の付き添いで近所のかかりつけ医に行くために初めて外に出て自信がつきました。


今朝訪問看護師さんが「お天気いいのに。外へ出てたら気持ちいいよ!」と言ってくれたのがきっかけになりました。
子供たちが小さかった頃よく連れてきていた近所の公園に来ました。


来ました…っていうか、連れてきてもらいました、次男に(^^;; 長男は彼女と昨日から2泊でイタリア旅行に出発しました。いいな〜(´ー`)


前回同様、足のごちゃごちゃした物💦を隠すために膝掛けをしてうちをでましたが、わ、すごく暖かい✨カルシウムの吸収に必要なビタミンDはお日様からも享受することができます🌞膝掛けばかりか、上着も脱ぎました😅


お山のお花の写真の代わりにアパートの入り口の植木の写真を撮っときましたT^T
 来年は…待っておれよ。。



先日、今の時期、冬眠から目覚めて山を走り回っているであろうマーモットの写真をいくらか載せました。
フランスで山歩きをしていて出会える動物にシャモアがあります。ニホンカモシカにちょっと似てるんですが、シカではなくてヤギの仲間だそうです。


(エクラン国立公園、2017年12月)
高いところが好きなようで、よく稜線部に佇んでいるのを見かけます。冬眠はせずに冬になると雪の少ない標高の低い辺りに下りてきます。


(ジュラ山塊、2018年4月)
ソロ行動をしていることもありますが、数匹から多い時だと10匹くらいのグループでも見かけます。レマン湖に近いこの山で今までで最も多くのシャモアを見かけました。


(シャルトルーズ山塊、2018年8月)
シャモアはとても臆病なので、こちらの姿を見つけると一目散に逃げてしまいます。この日は運良く近くで撮影することができましたが、4年山を歩いてもあまりきれいに撮れた写真がありません_| ̄|○



今日もお付き合いいだきありがとうございます😊

我が家の奴隷王子たち✨

両足首骨折のため余儀なくされている車椅子生活を全面的に支えてくれている大学1年と高校生2年の息子たち。
普段から優しくて素直な母親思いの彼らはあまりに健気過ぎて、暴君っぽいわたしに仕える奴隷のようです(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
昔からわが家ではわたしの言うことに対して「いや」とか「でも」は禁句という教育をしてきていますが、それって普通のことだと思っていたけど違うんですか?(≧∀≦)


最近、ちょっと高貴な「奴隷王子」という呼び名をムラゴンの親しいブログ仲間のMAちゃんから頂きました✨


信頼が厚い奴隷1号。退院以来10日間、主にわたしの世話を見てくれてました。今週は大学の試験が5教科もあり、週末は彼女とイタリア旅行ととても忙しいので・・・


今週から学校が2週間のイースター休暇の奴隷2号にバトンタッチです。
2号はほのぼの愛されキャラなんですが、かなり鈍臭い・・・
今朝、洗濯物を干すのを頼みました。あ、洗濯物の中に自分がポケットから出し忘れたイヤホンを発見したみたい💦あーあ。。


いや、いけるかもしれん、ってスマホで確かめてみたら・・OK✨洗浄と脱水に耐えてくれたようです( ゚д゚)「イヤホン綺麗になった😊」


冷蔵庫に入ってるはずのものを探させてもなかなか見つけない´д` ;
1号があまりにいい仕事をするので、同じことを頼んでもなかな理解できない、上手くできない2号についイライラ。何度か苛立ってあまり優しくない言い方をしてしまい、自己嫌悪(ーー;)ゴメンね、こんなに頑張ってくれてんのに😰


お母さんも出来ることはするね!
とサラダにするためにキャベツとフェンネルを薄切りにしました。不自然な姿勢でたくさん切ったため、指、手首、背中と痛くなりました(>_<)


ベーコンを炒めてサラダに入れよう♪
ゆで卵と胡桃も入れてとてもおいしいサラダが出来ました。学校から帰ってきた1号も一緒にお昼ご飯に食べました(^O^)
いつも一生懸命にわたしの役に立とうと頑張ってくれているふたり。本当にありがとう💕



そんな彼らと初めて出かけたハイキングの話は、昔の話過ぎると思って今までブログにアップしていませんでした。4年前のことになりますが、お話したいと思います。


初めての家族ハイキングの割に一泊で計画しました。行き先は比較的近場のボージュ山塊です。今でも時々行きますが、今となっては近すぎて一泊で行こうとはまず考えない地方です(^▽^;)


4年前というとうちの子たちもこんなに幼かったんですねー。
行きに通りがかったエクス・レ・バンの町の観光なんかしちゃうとか、今と全く違う自分に驚きです(;^_^A 今なら一目散に出発地点の駐車場ですから・・夜明け前に出発して💦

森と草原を散策し、夕方には近くの修道院までドライブ。


1泊した民宿にて。うわー、贅沢😅
民宿ってのもまぁ今でもないことはないけど、冬とか夜到着とかで山の中での寝泊まりがキビシイ時のみです。


民宿のご主人が夕食前に近くの村のチーズ農家に連れて行ってくれました。ここで買ったチーズで作ったチーズスフレが夕食に出てきました。
実はこの農家はこの後もこっち方面に来ると必ず寄るお気に入りになっています。


翌朝。朝食前に前日とは別の農家に連れて行ってもらいました。朝食用に搾りたての牛乳を買いに来たのです。親父さんがわたしのためにコップに一杯絞ってくれました(*‘∀‘)


民宿のご主人と農家の息子さん。ここはトム・デ・ボージュというこの地方名産のチーズを作っています。ここの農家にも以降ハイキングがてら時々買いに来ています。


ハイキング前に村のパン屋さんに寄って昼食用とうちに持って帰る用のパンを買いました。


ハイキングは村からさらにもう少し上がったところにある標高978mの集落から歩き始めました。10月下旬でしたが、暖かい日だったのを覚えています。


ちょっときついところもありましたが、危ないようなところは全くないファミリーコースでした。一応ハイキング地図も事前に購入していました。今でもその地図はボロボロになってセロテープで繋ぎながらも現役として活躍しています。


1時間半くらいかけて目的地のシャレル峠(1475m)に着きました。雲海が見えて、うわーきれいなところ!とびっくりしました。


きれいな景色に子供たちも大はしゃぎでした。


その日に買って帰ったもの( ̄▽ ̄;)
村で買ったパンもめちゃくちゃおいしかったです。
とっても楽しい1泊旅行&ハイキングでしたが、もう10月も下旬だったこともありこの年はこのあと山に出かけることはありませんでした。スノーシューなんかで冬にも山に行き始めたのはもっと後になります。


こうやって振り返るとたった4年前なのにやたら初々しいです。まさか4年後には民宿の代わりにこういったところに3人で泊まるようになるとは。。☟

2018年。時期的に全く同じ10月下旬です。標高約2900mの地点…寒いっちゅーねん💦


4年後には家族ハイキングでこんなところを歩くようになると誰が想像したでしょうか。。☟

今年の2月、頑張って登ってくる子供たち。2泊なので食料とかで重たかったのに1000m近い高低差をスノーシューで頑張って登ってくれました。


唯一変わってないのは、ハイキング帰りのお買い物です(^^♪ ☟

これは・・確か今年2月。買いたいものがある場合、それを基準にハイキング先を考えてしまうこともあるくらい食いしん坊です(^^;)


わたしがこんな怪我をしてしまって当分の間ハイキングはお預けですが、彼らと出かける山へのお出かけはどれもかけがえのない宝石のような思い出になっています。早く治してまた一家できれいな景色を見たいです(*´ω`*)



今日もお付き合いいただいてありがとうございました。